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Fonfun

日本の東京都渋谷区に本社を置く企業 From Wikipedia, the free encyclopedia

株式会社fonfun(フォンファン、英: fonfun corporation)は、東京都渋谷区に本社を置く企業(旧社名:ネットビレッジ)。

市場情報
東証スタンダード 2323
2002年9月19日上場
[1]
本社所在地 日本の旗 日本
〒151-0073
東京都渋谷区笹塚2-1-6
JMFビル笹塚01 6階
設立 1997年3月3日[1]
概要 種類, 市場情報 ...
株式会社fonfun
fonfun corporation
種類 株式会社
市場情報
東証スタンダード 2323
2002年9月19日上場
[1]
本社所在地 日本の旗 日本
〒151-0073
東京都渋谷区笹塚2-1-6
JMFビル笹塚01 6階
設立 1997年3月3日[1]
業種 情報・通信業
法人番号 6011301016389 ウィキデータを編集
事業内容 ソフトウェア開発事業のDXソリューション事業、SaaSや自社プロダクト運営のクラウドソリューション事業を展開
代表者 代表取締役社長 水口翼
資本金 1,000万円(2026年3月末現在)
発行済株式総数 21,294,120株(2026年3月末現在)
売上高 連結21億1,120万円(2026年3月期)[2]
営業利益 連結2億4,232万円(2026年3月期)
経常利益 連結2億7,149万円(2026年3月期)
純利益 連結4億2,480万円(2026年3月期、親会社株主に帰属する当期純利益。繰延税金資産の計上に伴う法人税等調整額△1億4,259万円を含む)[2][3]
純資産 連結14億1,372万円(2026年3月期)
総資産 連結32億8,585万円(2026年3月期)
従業員数 連結280名 単独123人(2026年3月末現在)
決算期 3月31日
会計監査人 監査法人アヴァンティア
主要株主 サイブリッジ合同会社 47.29%
サイブリッジグループ株式会社 14.03%
クリアデラ株式会社 4.73%
(2026年3月31日時点、発行済株式総数に対する比率)[4]
関係する人物 水口翼
外部リンク 株式会社fonfun
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かつてはケータイでPC向けメールを閲覧できるリモートメールほか、主に携帯電話向けモバイルコンテンツを提供する会社であったが、その後ショートメッセージ配信事業に注力。2023年のサイブリッジ合同会社によるTOB(株式公開買付)により経営体制を刷新。水口翼が代表取締役社長に就任した。

概要

iモード(NTTドコモ)の登場から程なくして、他社に先駆けてiモード端末から自宅などのPC向けメールを閲覧できる公式サービスリモートメールを提供し、業績が拡大。2002年9月に大阪証券取引所ナスダック・ジャパン(後のジャスダック)に株式上場を果たす。

その後M&Aなどの手法を用いて拡大路線を目指すが、先行投資を伴う事業拡大が失敗し業績は低迷。2008年から2010年にかけて当時の役員による不正な資金流出があり、2011年に経営陣が刷新された[5](沿革を参照)。

2023年の公開買付け後は、中期経営計画「プロジェクトフェニックス」のもとで企業買収や事業譲受を重ねている(詳細は2023年以降の経営を参照)。

主なサービス

  • リモートメール - ケータイでPCメールが閲覧できるサービス[6]
  • バンソウSMS - SMS一斉送信・API連携サービス
  • コールコネクト(CallConnect) - クラウド電話システム
  • らく診 - 法人向けオンライン診療プラットフォーム

沿革

詳細は公式サイトの沿革[7]を参照。

  • 1997年3月3日 - ゲーム会社のイマジニアの関連会社[8]として、同社から独立した飯田祥一によって、ネットビレッジ株式会社設立[1]
  • 1997年6月 - 日本高速通信株式会社(テレウェイ、現:KDDI)と業務提携を締結
  • 1997年9月 - コナミと業務提携を締結[9]
  • 2002年9月19日 - 大阪証券取引所ナスダック・ジャパン(後のジャスダック)に株式上場[1]
  • 2006年10月 - 株式会社fonfunに社名変更[1]
  • 2009年12月 - 香水生活事業の譲渡[要出典]
  • 2011年3月1日 - 第三者調査委員会の調査結果を公表。2008年から2010年にかけて当時の役員3名が会社資金約6億3,000万円を不正に流出させていたことが判明し、過年度の決算を訂正。大阪証券取引所により監理銘柄(審査中)に指定される[5][10]
  • 2011年6月28日 - 定時株主総会で経営陣を刷新。執行役員の林和之が代表取締役社長に就任[11][12]
  • 2011年10月19日 - 監理銘柄の指定が解除され、特設注意市場銘柄に指定(2013年1月31日に解除)。同年9月には金融庁から課徴金1,963万円の納付を命じられた[10][13][14]
  • 2013年7月16日 - 東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ市場に移行
  • 2014年5月12日 - 旧経営陣3名に対する損害賠償請求訴訟で、東京地方裁判所が同社の請求を全部認める判決[15]
  • 2022年 - 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東証スタンダード市場に移行
  • 2023年5月16日 - サイブリッジ合同会社がTOBを開始(買付価格1株455円)[16]
  • 2023年6月10日 - 代表取締役社長・林和之が逝去。同日付で代表取締役を退任[12]
  • 2023年6月13日 - 取締役会において八田修三(取締役経営管理部部長)を代表取締役社長に選定[17]
  • 2023年6月27日 - サイブリッジ合同会社によるTOB期間終了。応募株式1,678,501株の全部を買い付けて成立[18]
  • 2023年6月28日 - 取締役会において水口翼を代表取締役社長に選定[19]
  • 2023年9月25日 - 中期経営計画「プロジェクトフェニックス」を公表[20][21]
  • 2023年12月 - 株式会社クロノスからSMS送信事業を譲受[22]
  • 2024年3月 - 株式会社ゼロワンからノーコード業務アプリ開発SaaS事業を譲受[23]
  • 2024年 - 合同会社selfree(CallConnect運営)・グルーコードコミュニケーションズ株式会社・株式会社イー・クラウドサービスを完全子会社化(3社とも2024年9月30日付で本体へ吸収合併)[24][25][26][27]
  • 2025年2月1日 - 1株を2株とする株式分割[28]
  • 2025年3月 - 2025年3月期に上場以来初となる配当(記念配当1株3円)を実施[29]。3月26日付で資本金を1,000万円に減資[30]
  • 2025年 - インバウンドテクノロジー株式会社からSES事業を譲受[31]。株式会社M&A DXの株式を取得し持分法適用会社化[32]。法人向けオンライン診療事業「らく診」を買収[33][34]。株式会社マイクロウェーブデジタルの株式20%を取得し、同年12月1日に完全子会社化(2026年3月31日付で吸収合併)[35][2]
  • 2026年1月30日 - 1株を3株とする株式分割[36]
  • 2026年3月2日 - 株式会社YNPを完全子会社化[37][2]
  • 2026年5月25日 - 第二次中期経営計画「プロジェクトフェニックスⅡ」を公表[38]

2023年以降の経営

サイブリッジ合同会社による公開買付け

2023年5月15日、サイブリッジ合同会社はfonfun株式に対する公開買付けを発表した。買付価格は1株455円、買付予定数は下限1,318,000株・上限1,700,200株の部分買付けで、fonfun株式の上場廃止を企図せず、成立後も東京証券取引所スタンダード市場での上場を維持する方針とされた[16][39]。fonfunは公開買付けに賛同する意見を表明し、応募するか否かは株主の判断に委ねるとした[16]。公開買付者は筆頭株主の株式会社武蔵野と、その所有株式の全部を応募する旨の契約を結んでいた[39]。

公開買付期間は延長を経て2023年6月27日に終了し、応募株式1,678,501株の全部が買い付けられた。武蔵野は契約に従い所有株式の全部を応募し、特別関係者の保有分と合わせたサイブリッジ合同会社側の所有割合は65.47%となった[18][40]。同年6月28日、サイブリッジ合同会社の職務執行者で、fonfunの社外取締役であった水口翼が代表取締役社長に就任した[19]。

プロジェクトフェニックス

2023年9月25日、fonfunは2023年10月から2026年3月までを対象とする中期経営計画「プロジェクトフェニックス」を公表し、2026年3月期に売上高20億円、EBITDA4億円を数値目標に掲げた[20]。計画名は、社名「フォンファン」が「鳳凰」の中国語読みに由来することにちなむとしている[38]。

同社は2026年5月20日、同計画で掲げた「連結売上高20億円」「EBITDA4億円」「エンジニア100名」「時価総額100億円」の各目標をすべて達成したと発表した[41]。2026年3月期の連結業績は売上高21億1,100万円、EBITDA4億5,300万円、営業利益2億4,200万円であった。営業利益と経常利益は2025年12月に公表した会社予想をそれぞれ約9%下回った一方、親会社株主に帰属する当期純利益は繰延税金資産の計上により予想を上回る4億2,400万円となった[2][3]。

2026年5月25日には第二次中期経営計画「プロジェクトフェニックスⅡ」を公表し、2029年3月期の目標として時価総額300億円、連結売上高100億円、EBITDA20億円を掲げた[38]。

企業買収・事業譲受

TOB後、fonfunは事業譲受や企業買収を相次いで行っている。2023年12月に株式会社クロノスからSMS送信事業を[22]、2024年3月に株式会社ゼロワンからノーコード業務アプリ開発SaaS事業を譲り受けた[23]。2024年には、クラウド電話システム「CallConnect」を運営する合同会社selfree[24]、グルーコードコミュニケーションズ株式会社[25]、株式会社イー・クラウドサービスを完全子会社化し、3社とも同年9月30日付で吸収合併した[27]。

2025年には、インバウンドテクノロジー株式会社からSES事業を譲り受け[31]、同年8月には株式会社porteraから法人向けオンライン診療サービス「らく診」の事業を譲り受けた[34]。同年9月に株式会社マイクロウェーブデジタルの株式20%を取得して持分法適用会社とし[35]、同年12月1日に完全子会社化、2026年3月31日付で吸収合併した[2]。2026年3月2日には株式会社YNPを完全子会社化した[37]。同年5月1日には株式会社ディグロスから顧客企業の営業進捗を可視化するSaaS「SalesPerformer」の事業を3億4,000万円で譲り受けた[2]。

2025年7月8日には、M&A仲介会社の株式会社M&A DXの株式20%を取得し、持分法適用会社とした。同社は2025年1月24日付で中小企業庁の「M&A支援機関」登録を取り消されており、fonfunは同社からの支援要請を受けて出資し、役員派遣を通じて同社の経営再建を担うと説明している[32]。

資本政策・株主還元

2025年2月1日に1株を2株とする株式分割を行い[28]、2026年1月30日には1株を3株とする株式分割を行った[36]。2025年3月期には、2002年の上場以来初めてとなる配当(記念配当1株3円)を実施した[29]。また2025年3月26日付で、資本金を1,000万円に減少させた[30]。

歴代代表取締役

  • 初代:飯田祥一(1997年3月3日 - 2004年10月頃[要出典])
    イマジニア関連会社として独立し、ネットビレッジ株式会社を創業[42][1]。2002年大証ナスダック・ジャパン上場時も社長
  • 2代:三浦浩之(2004年10月頃[要出典] - 2011年6月28日。辞任届受理は同年4月7日)
    不正な資金流出への関与が認定され辞任[5][43]
  • 3代:林和之(2011年6月28日 - 2023年6月10日(逝去))
    執行役員から就任[11]。2023年6月10日に逝去し同日付で退任[12]
  • 4代:八田修三(2023年6月13日 - 2023年6月28日)
    林和之の逝去に伴い、取締役経営管理部部長から代表取締役社長に選定[17]。水口翼の就任に伴い代表取締役を退き、取締役経営管理部部長となる[19]
  • 5代(現職):水口翼(2023年6月28日 - 在任中)
    1982年生、青山学院大学在学中に起業。2004年シンクマーク(現サイブリッジグループ)代表。2015年6月から2019年6月まで、および2020年6月からfonfun社外取締役。TOBを経て就任[44][19]

エピソード

コナミとの提携

1997年9月コナミと業務提携を締結[9]。コナミエンターテイメントファンクラブが展開する会員冊子「コナミマガジン」のCD-ROM版「カタROM コネクション」の事業を展開。CD-ROMには、仮想空間「あちゃらビレッジ」開設記念としてインターネット接続キットが収録された。「あちゃらビレッジ」とは、リクルートが発行していたインターネット情報誌『あちゃら』のウェブサイト版で音楽・スポーツ・ファッション情報のリンク集などが集約された仮想空間。

新社名

2006年、新会社名を「登竜門 (コンペポータルサイト)」にて公募した[45]。

脚注

外部リンク

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