コフィン石
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| コフィン石 (コフィナイト) | |
|---|---|
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ピッチブレンドとコフィン石の標本(チェコ産) | |
| 分類 | ネソケイ酸塩鉱物 |
| シュツルンツ分類 | 09.AD.30 |
| 化学式 | U(SiO4)1-x(OH)4x |
| 結晶系 | 正方晶 |
| 対称 | Tetragonal 4/m 2/m 2/m ditetragonal dipyramidal |
| 単位格子 | a = 6.97 Å, c = 6.25 Å; Z = 3 |
| 晶癖 | 結晶の産出は希。多くはブドウの房状の塊や繊維状、粉末状で産する。 |
| 断口 | 不規則、貝殻状 |
| 粘靱性 | 脆く砕けやすい |
| モース硬度 | 5-6 |
| 光沢 | 鈍いダイヤモンド様光沢 |
| 色 |
黒 (内包した有機物による) 薄片では淡褐色から濃褐色 |
| 条痕 | 灰色がかった黒 |
| 透明度 | 不透明、薄片の端部は透明 |
| 比重 | 5.1 |
| 光学性 | Uniaxial (+/-) |
| 屈折率 | nα = 1.730 - 1.750 nβ = 1.730 - 1.750 |
| 複屈折 | δ = 1.730 |
| 多色性 | Moderate; pale yellow-brown parallel to and medium brown perpendicular to long axis |
| 変質 | メタミクト |
| その他の特性 | 放射性 |
| 文献 | [1][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12] |
| プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 | |
コフィン石 または コフィナイト (Coffinite) は、ウランのケイ酸塩鉱物で、組成式は U(SiO4)1-x(OH)4x で表される。
多くは黒い鉱染状で、薄片は薄褐色 - 濃褐色。条痕は灰色がかった黒。結晶は脆く、貝殻状に割れる。硬度は5から6の間である。
1954年、アメリカ合衆国コロラド州のメサ郡ビーバーメサにあるラ・サル第2鉱山で発見され[3]、アメリカの地質学者ルーベン・クレア・コフィン(1886–1972)の名をとって命名された[1]。バナジウムを伴うコロラド高原型ウラン鉱床は世界各地に広く分布がみられる。砂岩や熱水鉱床中の有機物を置き換えて生成していることもある[1]。閃ウラン鉱やトール石、黄鉄鉱、白鉄鉱や粘土鉱物などが随伴する[1]。
コフィン石の組成式は U(SiO4)1-x(OH)4x である[4]。 1955年、コフィン石試料粉末のX線回折パターンから、新鉱物であることが判明した[4]。これはジルコン (ZrSiO4) やトール石 (ThSiO4) のX線回折パターンとの比較から明らかにされた[5]。初期の化学分析からケイ酸ウラナスの一部がヒドロキシル基で置換されたものであることが分かった[5]。シャーウッドによる化学分析は異なる3つの産地からのサンプルを用いて行われた。ヒドロキシル基およびケイ素-酸素結合の存在は赤外線吸光分析の結果からも明らかとなり[6]、ヒドロキシル基は (SiO4)2− を (OH)44− の形で置換していることが分かった[6]。後に、ヒドロキシル基の存在はコフィン石を安定して生成させるためには必ずしも必須でないことが示された[7]。近年の電子線マイクロアナライザによる微細結晶の分析により、カルシウムやイットリウム、リンが多く含まれることや、さまざまな希土類元素がわずかながら含まれることが明らかになっている[7]。