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イングランドでは、1930年代から3-2-2-3のWMフォーメーションが一般的になる。それにともない、HBから5番のセンターハーフがFBの真ん中に下がる。そしてFWから8番と10番が下がってHBに加わった。このフォーメーションと背番号がヨーロッパ全体に広まった。
1960年代には、6番がディフェンスラインに下がって4バックを形成する4-3-3へと変化する。
その後、ヨーロッパの中ではいち早く4-4-2システムに移行。現在のイングランドで4-4-2と言えば、GKは1番、DFは左から3番 6番 5番 2番、MFは左ハーフ11番、中央に4番と8番、右ハーフ7番が並ぶ。そして、FWは9番と10番がコンビを組むこととなる。

南米では、フォーメーションはヨーロッパとは異なる進化を遂げる。前述の2バックのVフォーメーションから、WMフォーメーションの3バックを経ずにいきなり4-2-4という4バックのフォーメーションを採用。選手のポジション変更にともない、背番号の配置も変わっていった。
ブラジルでは、HBの両サイド、4番と6番がFBの2人を挟むように下がり、FWラインから8番がHBに加わった。その後、4番が内側の2番と入れ替わり、現在の4バックの布陣となった。左から並べると、6番 3番 4番 2番となる(さらに3番と4番が入れ替わり、6番 4番 3番 2番となることもある)。
一方、アルゼンチンではHBの4番 6番は、FBの間に入るように後ろに下がった。左から並べると3番 6番 4番 2番となる。

ブラジルはこの4-2-4のフォーメーションで1958 FIFAワールドカップを制覇。この時、ペレが10番をつけていたことから、10番=エースナンバーというイメージが世界中に広がった。その後、ブラジルは4-3-3を採用して1962 FIFAワールドカップも制し、世界中の国がそれを採用することになった。
現在のブラジルでは、4-4-2の場合、以下のようになることが多い。GKは1番、DFは左から 6番 3番 4番 2番、ボランチは5番 8番、攻撃的MFは7番 10番、FW 9番 11番。もともと左右のウイングだった7番と11番は、FWとMFの位置を入れ替わることもある。

現在、国内トップリーグであるセリエAでは、88番を除く1番から99番まで自由に背番号を決めて良いという規定があり、選手は99番などの大きな数字を背中に付けたり、自分の生年の下2桁を背番号にしたりすることもある[4]。ただし、88番は2023-24シーズンよりナチス・ドイツを想起させるとして使用が禁止されている。
オランダの場合、6番はボランチ、8番はサイドアタッカー、10番はトップ下に与えられる傾向がある[5]。
伝統的なアヤックス風の3-4-3フォーメーションでは、GKは1番、DFは左から5番 3番 2番、MFはダイヤモンド型の下の頂点が4番、左が8番、右が6番、上の頂点が10番、FWは左から11番 9番 7番となる。

国内プロリーグでは、ファン獲得のために1970年に固定背番号制を採用したが、これは当時のヨーロッパでは画期的なことだった[6]。
スペインの場合、一般的には4-2-3-1だが、オランダ人のヨハン・クライフが監督を務めたFCバルセロナがオランダ風の背番号のつけ方をしていた。
リーガ・エスパニョーラは、国内のコンペティション(リーグ戦、国王杯)で1番から25番までと規定されており、1番・13番・25番(例外あり)はGKが使用する。リザーブチームの選手が出場する際には26番以降が使用される。

リーグ・アンは、国内のコンペティション(リーグ戦)で1番から30番までと規定されており、うち1番・16番・30番は原則としてGKが使用する[7]。Bチームからトップチームに昇格した選手は例外として31番以降が使用され、そのうち40番はGKに割り当てられる。クープ・ドゥ・フランスに関しては、固定背番号制ではなく、試合ごとに1番から順に先発メンバーに割り当てられる。控え選手が12番から18番が使用され、そのうち16番はGKに割り当てられる[8]。
2021-22シーズンにパリ・サンジェルマンFCへ加入したリオネル・メッシ[9]、ジャンルイジ・ドンナルンマは特例によりそれぞれ30番、50番を着用することになった。
2022-23シーズンから規定が一部変更され、柔軟な対応が行えるようになった。一例として、ドンナルンマは前シーズンの50番から99番に変更され、オリンピック・マルセイユに加入したアレクシス・サンチェスは70番、オリンピック・リヨンに加入したコランタン・トリッソ、アレクサンドル・ラカゼットはそれぞれ88番、91番を着用している。

ブンデスリーガは、2005-06シーズンにビセンテ・リザラズがFCバイエルン・ミュンヘンへ復帰した際に69番を使用するケースもあったが、2011年から40番以降の番号は原則禁止となり、例外はその時点で40番以上をつけていた選手かクラブの選手登録数が40を超えていた場合のみとなった。ただし、ケヴィン・カンプルが2017年にRBライプツィヒへ移籍した際、登録数は40人以下だったが、カンプルの44番歴が長かったために例外的に認められたケースもある[10]。

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一般的には、
- 1番:ゴールキーパー
- 2番:右サイドバック
- 3番:左サイドバック、センターバック、右サイドバック
- 4番:センターバック、右サイドバック
- 5番:センターバック、守備的ミッドフィルダー
- 6番:守備的ミッドフィルダー、左サイドバック
- 7番:右サイドハーフ、右ウイング、攻撃的ミッドフィルダー
- 8番:攻撃的ミッドフィルダー、守備的ミッドフィルダー
- 9番:センターフォワード
- 10番:攻撃的ミッドフィルダー、センターフォワード
- 11番:フォワード、左ウイング、左サイドハーフ
とされることが多い。
1965年に初めての全国リーグである日本サッカーリーグが誕生した際には、「ファンに選手を覚えてもらおう」ということで、選手ごとに番号がつけられる固定背番号制が採用された[6]。しかし、これには登録が随時のためにレギュラーであるはずの外国籍選手の番号が20番や30番といった大きな番号になってしまうという問題があった[11]。
1993年に開幕した国内初のサッカーのプロリーグであるJリーグでは、初年度の1993年から1996年まではポジションごとの役割が理解しやすいようにと、試合ごとに先発選手がポジションに応じて1番から11番を、そして控え選手が12番から16番をつける変動背番号制が採用され、1997シーズンからは、選手の認知度を高めることを目的に、再び固定背番号制が採用された[6][11][注釈 2]。一方、天皇杯全日本サッカー選手権大会では引き続き固定背番号制だったため、大会限定で背番号を登録していた[注釈 3]。
また、2004年には欠番の解禁など規約が一部改定されたことで特定の番号(12番が多い)をクラブ公式にサポーターズナンバーとし欠番とするクラブが出てきた。
2018年5月30日、アンドレス・イニエスタの加入がきっかけとなり、Jリーグの理事会が開催され、シーズン途中の背番号変更が可能となり、同日から適用となった[12]。初適用者は当時神戸の三田啓貴で、8番から7番へ変更となった。
2024年シーズン時点の主な規約内容は以下の通り。
- 背番号0は不可。
- 背番号1はゴールキーパー、背番号2から11まではフィールドプレーヤーが付けなければならない。
- 背番号12以降は、99までをポジションに関係なく自由に着用できる。欠番可(Jリーグに関しては、2022年までは12-50番まではポジションに関わらず自由着用で欠番可。51番以後については連番とし欠番不可としていた[13]。WEリーグに関しては、2023-24シーズンまでは12-50番まではポジションに関わらず自由着用で欠番可。51番以後については連番とし欠番不可としていた[14])。
なお、変動背番号制であった1996年にはガンバ大阪の今藤幸治がGKの番号である1番以外の2番から11番までの背番号を付けた事がある。