さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

小坂康之と林公代によるノンフィクション書籍 From Wikipedia, the free encyclopedia

さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち』(さばのかんづめ うちゅうへいく さばかいどうをうちゅうへつなげたこうこうせいたち)は、小坂康之と林公代によるノンフィクション書籍。

著者 小坂康之
林公代
発行日 2022年1月17日
概要 さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち, 著者 ...
さばの缶づめ、宇宙へいく
鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち
著者 小坂康之
林公代
発行日 2022年1月17日
発行元 イースト・プレス
ジャンル ノンフィクション
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判ソフトカバー
ページ数 208(単行本)
公式サイト www.eastpress.co.jp
コード ISBN 978-4-7816-2042-8
ウィキポータル 文学
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12年間にわたる「宇宙食サバ缶」開発プロジェクトの集大成として、中心人物である小坂康之の視点からライターの林公代が取材・構成し、2022年1月17日にイースト・プレスより書き下ろしで刊行された。

2026年4月から6月までフジテレビ系列にて『サバ缶、宇宙へ行く』のタイトルでテレビドラマが放送された[1]

概要

福井県立若狭高等学校(旧・小浜水産高等学校)の生徒たちが、地元の名産品である「サバの缶詰」をJAXA(宇宙航空研究開発機構)の「宇宙日本食」として認証させるまでを描いた12年間の記録である。

物語は2006年、同校の「課題研究」の授業において、一人の生徒が発した「自分たちが作ったサバ缶を宇宙へ飛ばせるか」という疑問から始まる。当時、高校生が宇宙食を開発した前例はなく、プロジェクトは手探りの状態でスタートした。

宇宙食として認証されるためには、JAXAが定める極めて厳格な基準をクリアする必要があった。無重力空間で汁が飛び散らないための「粘り気(とろみ)」の調整、宇宙特有の味覚の変化に対応した「濃い味付け」、そしてHACCP(ハサップ)に基づく高度な衛生管理体制の構築など、数々の技術的・制度的障壁が立ちはだかる。

プロジェクトの途上では、小浜水産高校から若狭高校への学校統廃合という大きな変化に直面するが、研究データと情熱は歴代の生徒たち(延べ300人以上)によって「バトン」として継承されていく。地元の伝統である「鯖街道」を宇宙へと繋げようとする彼らの挑戦は、12年後の2018年11月、ついに実を結ぶこととなる。

あらすじ

登場人物

小坂泰之(こさか やすゆき)
福井県立若狭高等学校(旧・小浜水産高等学校)の教諭。プロジェクトの指導教官であり、本書の語り手。2023年にはこれらの教育活動が評価され「中日教育賞」を受賞している。
若狭高校・小浜水産高校の生徒たち
2006年のプロジェクト始動から2018年の認証取得まで、12年間にわたって研究を引き継いできた歴代の生徒たち(延べ300人以上)。
野口聡一(のぐち そういち)
JAXA宇宙飛行士。2020年に国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した際、実際にこの「宇宙サバ缶」を実食し、その様子を世界に発信した。

書籍情報

  • 小坂康之、林公代『さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生』
    • 単行本:イースト・プレス、2022年1月17日、ISBN 978-4-7816-2042-8

テレビドラマ

概要 サバ缶、宇宙へ行く CANNED MACKEREL HEADS TO SPACE, ジャンル ...
サバ缶、宇宙へ行く
CANNED MACKEREL HEADS TO SPACE
ジャンル 連続ドラマ
原案 小坂康之
林公代
脚本 徳永友一
北浦勝大
演出 鈴木雅之
西岡和宏
髙橋洋人(オフィスクレッシェンド
監修 小坂康之(教育)
原大輔(宇宙)
出演者 北村匠海
出口夏希
黒崎煌代
八嶋智人
三宅弘城
村川絵梨
ソニン
迫田孝也
鈴木浩介
荒川良々
神木隆之介
ナレーター 井上芳雄
音楽 眞鍋昭大
エンディング Vaundy
「イデアが溢れて眠れない」
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
製作
プロデューサー 石井浩二
野田悠介
中沢晋(オフィスクレッシェンド)
制作プロデューサー 鈴木佳那子
制作 オフィスクレッシェンド(協力)
製作 フジテレビ
放送
放送チャンネルフジテレビ系列
映像形式文字多重放送
音声形式ステレオ放送
解説放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2026年4月13日 - 6月22日
放送時間月曜 21:00 - 21:54
放送枠月9
放送分54分
回数11
公式サイト
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サバ缶、宇宙へ行く』(サバかん、うちゅうへいく、英題 : CANNED MACKEREL HEADS TO SPACE)のタイトルで、2026年4月13日から6月22日までフジテレビ系月9」枠にて放送された[1]。主演は北村匠海[1]

教師と高校生が世代を超えて、「宇宙食開発」という大きな夢に挑戦した奇跡のような実話をもとに描くオリジナルストーリー。

キャスト

主要人物

朝野峻一(あさの しゅんいち)〈24〉
演 - 北村匠海[1]
若狭水産高校へ赴任してくる新人教諭。
菅原奈未(すがわら なみ)〈17〉
演 - 出口夏希[2]
若狭水産高校生徒。テキパキしていて、創亮の父親たちから「すぐにでも働ける」と評価されるが、本人は違う夢を持っている。東京の大学に進学し、卒業後は教師として若水に戻る。
寺尾創亮(てらお そうすけ)
演 - 黒崎煌代[3]
若狭水産高校生徒。漁師である父の跡を継ぐことを決めている。教室では、登校直後から寝てばかりだが、実は芯がある。

福井県立若狭水産高校 → 若狭小浜高校 海洋科学科

生徒
第1期
木村琉空(きむら りく)
演 - 山下永玖[4]
菊池遥香(きくち はるか)
演 - 西本まりん[4]
東京からの編入生。自宅はクリーニング店を営んでいる。優しい雰囲気のクラスに今ひとつ溶け込めずにいたが、水産加工品への包丁の刃などの異物混入を目視で確認する方法を考案し、ようやく若狭水産高校の一員になれた感覚が持てるようになった。
福原凪沙(ふくはら なぎさ)
演 - 夏目透羽[4]
佐々木柚希(ささき ゆずき)
演 - ゆめぽて(川端結愛)[4]
卒業後は田所が営むタピオカ屋の店員となる。
第2期
宮井恵(みやい めぐみ)
演 - 早瀬憩[5](第3話 - )
成績優秀。受験で挫折を経験し、目標を見つけられずにいたが、先輩たちの「黒ノート」を読み、「サバ缶」を宇宙へ飛ばすことを研究課題とする。
早川樹生(はやかわ いつき)
演 - 中川翼[5](第3話 - )
恵に恋する高校生。中学生のときに同級生の恵に一目ぼれする。
桑田実桜(くわた みお)
演 - 足川結珠[5](第3話 - )
流行に敏感で様々なことに興味を持つ。世話焼きな姉御肌。
第3期
井畑雄介(いばた ゆうすけ)
演 - 荒木飛羽[6](少年時代:田辺りく[7])(第6話 - )
佐伯健人(さえき けんと)
演 - 市原匠悟[6](少年時代:立花利仁[7])(第6話 - )
第4期
寺尾瑠夏(てらお るか)
演 - 伊東蒼[8](第6話 - 、少女期:吉本実由[9]
創亮の妹。車椅子生活をしている。海岸で天の川を見ていたところ、ダイビングから陸へ上がってきた峻一と出会い、貝殻に紐を通したものをあげる。
小松崎菜那歌(こまつざき ななか)
演 - 平澤宏々路[8](第7話 - )
竹田奏仁(たけだ かなと)
演 - 木村舷碁[8](第7話 - )
川上寿々(かわかみ すず)
演 - 石田莉子[8](第7話 - )
第5期
藤倉彩花(ふじくら あやか)
演 - 池端杏慈[10](第9話 - )
水谷結(みずたに ゆい)
演 - 南琴奈[10](第9話 - )
吉瀬乃愛(きちせ のあ)
演 - 蒼戸虹子[10](第9話 - )
桜庭美咲(さくらば みさき)
演 - 横田真子[10](第9話 - )
若狭小浜高校 普通科
竹田大檎(たけだ だいご)
演 - 安藤冶真[8](第7話 - )
奏仁の兄で成績優秀、堅実な性格。
三好勝哉(みよし かつや)
演 - 染谷隼生[8](第7話 - )
大檎の同級生で、宇宙食サバ缶プロジェクトを冷笑し、挑発する。
教師
黒瀬正樹(くろせ まさき)
演 - 荒川良々[9]
食品を扱う学校の教師として、生徒に舐められないように、笑顔を見せず厳しめな態度で接している。若狭水産高校が廃校になるという噂を耳にしていて、なんとかしたいという気持ちはある。

小浜市の人々

漁業と水産加工業が主な産業である港町。日暮れ以降晴れていれば天の川がよく見える。

田所明正(たどころ あきまさ)
演 - 八嶋智人[9]
たこ焼き屋「たどころ」を営んでいる。まったく流行っていなかったが、タピオカ屋に転身してテレビでも紹介される。その後コロナ禍でタピオカ屋も畳み、パンケーキ屋に転身。
浜中道夫(はまなか みちお)
演 - 三宅弘城[9]
「浜中食堂」を営んでいる。
浜中和子(はまなか かずこ)
演 - 村川絵梨[9]
道夫の妻。道夫とともに「浜中食堂」を切り盛りしている。歯に衣着せぬ物言いが特徴。
百瀬弦(ももせ げん)、園田、須崎純一
演 - 佐戸井けん太[9]住田隆[11]永野宗典[12]
漁師。
檜山香織(ひやま かおり)
演 - 熊切あさ美[9]
ダイビングショップのオーナー。

寺尾家

寺尾茂信(てらお しげのぶ)
演 - 迫田孝也[9]
創亮、瑠夏の父。漁師。若狭水産高校の卒業生で、浜中道夫の後輩である。

JAXA

皆川有紀(みながわ ゆき)
演 - ソニン[9]
若狭水産高校の「宇宙食開発」を目指す生徒たちに協力する。
東口亮治(ひがしぐち りょうじ)
演 - 鈴木浩介[9]
主任。木島の新しい上司となる。
木島真(きじま まこと)
演 - 神木隆之介[13]
宇宙食開発担当に抜擢される。
「宇宙飛行士になりたい」という夢をもっている。
奥山亨(おくやま とおる)
演 - 萩原利久[14](第2話 - )

ゲスト

第1話
菅原美雪
演 - 森脇英理子[15](第3話・第5話・第11話)
奈未の母親。
日下部
演 - 井上肇[16](第3話・第5話)
若狭水産高校の教師。
上司
演 - ふるごおり雅浩[17]
JAXA主任。木島のかつての上司。
石田新一
演 - 米玉利佑樹[18]
JAXA職員。
豊田涼太
演 - 足立道磨[19][注 1]
小浜水産高校・生徒。
第2話
高瀬直哉
演 - 有川マコト[20]
HACCP支援団体 一般社団法人 食品衛生サポートの会。
菊池雅美
演 - 林希[21]
遥香の母親。
担当者
演 - 管勇毅[22]
朝野および木島たちが工場を視察した食品会社「ニチマル」の担当者。
アナウンサー
声 - 梅津弥英子(フジテレビアナウンサー)[23]
奥山亨宇宙飛行士ISSから帰還へ、のニュースを伝える。
第3話
木村恒彦
演 - 石田佳央[24]
琉空の父親。若狭塗箸工房の職人。
担当者
演 - こくぼつよし[25]
木島たちに宇宙日本食候補品の新案をプレゼンする食品メーカーの担当者。
第4話
キャスター
演 - 兼安愛海[26]
国際宇宙ステーションISS滞在の宇宙飛行士たちが交流、宇宙で「寿司パーティ」のニュースを伝える。
リポーター
演 - 兵藤遥陽[注 2](福井テレビアナウンサー)[27]
小浜市民が殺到するタピオカ店を取材に訪れた地元放送局のリポーター。
第5話
大堀圭一
演 - 板垣雄亮[28](第6話)
福井県教育委員会から若狭水産高校に再編計画について説明に来た。
受付
演 - 林千津子[29]
JAXAの受付職員。
第6話
店長
演 - 辻本耕志[30]
井畑が不良たちに唆されて万引きをした森田商店の店長。
不良
演 - 堀野内智[31]平松來馬[32]
井畑がつるむ地元の不良。
演 - 高橋里英[33]
井畑雄介の母。東日本大震災で被災した雄介の祖父の世話で岩手に居住。
生徒
演 - 佐々木逢介[34]、辻陸[35]
佐伯がサバ缶の災害食を研究していることの噂話をしている。
生徒
演 - 松本華歩[36][注 3]
第7話
坂田
演 - 津村知与支[37](第8話)
若狭小浜高校 普通科教頭。
槙原
演 - 越村公一[38]
若狭小浜高校 校長。
学生
演 - 芹沢凜[39](第8話・第9話)
若狭小浜高校。
第8話
生徒
演 - 黒澤諒[40](第7話[注 3])、村崎秀明[41](第7話[注 3]
若狭小浜高校 普通科。三好の仲間。
受付
演 - 永井彩加[注 4]
熊川の宿「つむぎ」。
生徒
演 - 荒川ひなた[42]
若狭小浜高校。
アナウンサー
声 - 德田聡一朗新美有加(いずれもフジテレビアナウンサー)
みんなにNewsの特集「小浜から宇宙へ ~宇宙日本食に挑む高校生たち~」のナレーション。
西園寺恒一
演 - 瀬戸口祥侑[43][注 3]
JAXAの職員。
第9話
同僚
演 - 瀬戸祐介[44]杉江大志[44]
福原凪沙が働いている美容院の同僚。
演 - 中山慎悟、薮内大河[45]
クレープ屋の前で藤倉彩花をナンパする青年たち。
第10話
柏木道則(かしわぎ みちのり)
演 - 野口聡一(特別出演)[46]
サバ缶の「宇宙日本食認証式典」で祝辞を述べるJAXA有人宇宙技術部宇宙医学グループセンター長。
第11話
真中忍
演 - 井上芳雄(第10話[注 5][47]
補給船で送られてきたサバ缶を食すISSに滞在中の日本人宇宙飛行士。
宇宙飛行士
演 - SADA[48]
ISSに滞在中の他国の宇宙飛行士。
観光客
演 - DANIEL COLLINS[48]
話題になっている田所のスペースドーナツを求めて小浜市にやってきた観光客。

スタッフ

放送日程

さらに見る 話数, 放送日 ...
話数放送日サブタイトル[53]脚本演出視聴率
第1話4月13日先生、港町の水産高校に赴任する徳永友一鈴木雅之6.0%[54]
第2話4月20日先生、サバ缶を宇宙に飛ばす条件に
奮闘するも生徒が
西岡和宏4.1%[55]
第3話4月27日先生、卒業していく生徒の
思いと強さ知って感涙する
鈴木雅之3.8%[56]
第4話5月04日先生、新しい生徒たちに困惑?
更に悪い報せを聞き…
西岡和宏3.5%[57]
第5話5月11日廃校危機に直面!
生徒と住民が立ち上がる中で先生は
髙橋洋人3.6%[58]
第6話5月18日開発が中止に!
夢破れ壊れる友情。その時、先生は?
北浦勝大西岡和宏3.3%[59]
第7話5月25日あの人が統合校に!
先生、信じるを諭す
徳永友一鈴木雅之3.4%[60]
第8話6月01日先生、候補に選ばれるも
厳しさに戸惑う
髙橋洋人3.0%[61]
第9話6月08日衝撃の展開!朝野先生も思わず涙。
新生徒も登場し…
鈴木雅之3.2%[62]
第10話6月15日最終バトンが第5期生に渡された!
遂に認証なるか?
西岡和宏3.3%[63]
最終話6月22日その時が遂に!
夢を繋いだ全員揃って感動の結末!
鈴木雅之3.9%[64]
平均視聴率 3.7%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)
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フジテレビ系 月曜21時枠の連続ドラマ
前番組 番組名 次番組
ヤンドク!
(2026年1月12日 - 3月23日)
サバ缶、宇宙へ行く
(2026年4月13日 - 6月22日)
ブラックトリック
〜裁きを操る弁護人〜

(2026年7月20日 - 〈予定〉)
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舞台

さばの缶づめ、宇宙へいくを基にした東京芸術座の舞台、「心を歩ませて。〜さばの缶づめ、宇宙へいくより〜」が2026年に上演された[65][66]

  • 公演日 - 2026年1月28日 - 2月1日
  • 会場 - シアターΧ
  • スタッフ
    • 作・演出 - 大西弘記
    • 原案 - 小坂康之、林公代
    • 美術 - 幡野寛
    • 照明 - 吉嗣敬介
    • 音楽 - 清見雄高
    • 音響 - 香田泉
    • 衣裳 - 山田靖子
    • 舞台監督 - たかのきよこ
    • 演出助手 - 安田カオル
    • 制作 - 北原章彦

脚注

外部リンク

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