シャボン玉とんだ宇宙までとんだ
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『シャボン玉とんだ宇宙までとんだ』(しゃぼんだまとんだそらまでとんだ)は、筒井広志の小説『アルファ・ケンタウリからの客』を原作とする日本のオリジナルミュージカルである。1988年に初演された音楽座ミュージカルの旗揚げ作品であり、以降、再演を重ねる同劇団の代表作の一つとされる。
| シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ | |
|---|---|
| 作曲 | 筒井広志・八幡 茂 |
| 脚本 | 横山由和・ワームホールプロジェクト |
| 原作 | 筒井広志『アルファ・ケンタウリからの客』 |
| 初演 | 1988年 – 本多劇場(下北沢) |
| ウェブサイト | https://ongakuza-musical.com/works/shabon |
ストーリー
作品の歴史
本作は、1988年に本多劇場で初演された音楽座ミュージカルの旗揚げ作品である。
前身となる劇団音楽座は、主要メンバーの退団により、1987年に解散した。その後、新たな体制でカンパニーを立ち上げる際、賛同したメンバーを加え音楽座ミュージカルが結成された。[1]
翌年に予定されていた本多劇場での公演候補として、座員が筒井広志の小説『アルファ・ケンタウリからの客』を提案した。創作当時の代表・相川レイ子は、シャーリー・マクレーンの小説『アウト・オン・ア・リム』の影響を受けており、宇宙的視点を描くミュージカルの原作として適していると考えられた。[1]
原作者の希望により、ミュージカルの題名は、本来小説のタイトルとして構想されていた『シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ』となった。[2]
1988年の初演は日を追うごとに評判が広まり、その後、毎年5月から6月を中心に再演が行われた[2]。初演では、登場する3人の宇宙人のうち1人を猫とする演出が採用されたが、再演以降は登場していない[3]。また、宇宙人の衣装には、最先端のファッションが取り入れられた。[1]
本作のポスターデザインとして使用された、佐藤晃一による「掌」は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)に所蔵されている[4][5]。
1989年には、文化庁優秀舞台芸術奨励公演および国際演劇月参加作品として、フジテレビジョンの後援により再演された[6]。
1990年には、フジテレビジョンおよびFNS系列各局などの主催により全国公演が行われ、文化庁移動芸術祭参加作品として各地で上演された。[7]
1991年には青山劇場に進出し、より大規模な公演が行われ、観客動員数が拡大した[2]。
音楽座ミュージカルの解散を経て、Rカンパニーとして再結成後の2009年には14年ぶりに再演され、以降も断続的に再演が行われている[8]。
2016年には、相川レイ子の逝去を受け[9]、追悼公演として上演された。公演後のイベントには初演で折口佳代役を務めた土居裕子が出演し、佐藤伸行とともに劇中の場面が抜粋上演された[10]。
2020年には、東宝株式会社の製作・上演で本作が上演された[11]。演出は小林香、主演を井上芳雄、咲妃みゆが務めた[12]。
本作の初演35周年を記念して、2023年には全国で上演された[13]。三浦悠介役として、音楽座ミュージカル出身の両親を持つ畠中祐が出演した[14]。
受賞歴
公演歴
主な会場とキャスト
| 公演年 | 主な会場 | キャスト | |
|---|---|---|---|
| 折口佳代 | 三浦悠介 | ||
| 1988年 | 本多劇場 | 土居裕子 | 佐藤伸行 |
| 1989年 | 本多劇場 | 土居裕子 | 佐藤伸行 |
| 1990年 | 本多劇場 | 土居裕子 | 佐藤伸行 |
| 1991年 | 青山劇場 | 土居裕子 福島桂子 | 佐藤伸行 本間仁 |
| 1992年 | 町田市民ホール | 福島桂子 | 本間仁 |
| 1993年 | 東京芸術劇場 | 土居裕子 今津朋子 | 真矢武 畠中洋 |
| 1994年 | 町田市民ホール | 矢口容子 | 清水博司 (現:清水拓蔵) |
| 1995年 | なかのZERO | 渋谷玲子 矢口容子 | 縄田晋 |
| 2009年 | 赤坂ACTシアター | 高野菜々 | 安中淳也 |
| 2010年 | ル・テアトル銀座 | 高野菜々 | 安中淳也 |
| 2012年 | ル・テアトル銀座 | 高野菜々 宮崎祥子 |
小林啓也 安中淳也 |
| 2016年 | 町田市民ホール | 高野菜々 | 渡辺修也 |
| 2023年 | 草月ホール | 高野菜々 | 畠中祐
小林啓也 |
上演記録
1988年(初演)
- 5月25日 - 6月5日:本多劇場(東京)
1989年
- 6月1日 - 11日:本多劇場(東京)
- 10月18日 - 12月1日:東海公演
1990年
- 3月 - 4月:山陽公演
- 5月3日 - 16日:本多劇場(東京)
- 5月 - 6月:全国公演
- 9月:西日本公演
1991年
- 5月11日 - 31日:青山劇場(東京)
- 6月 - 7月:首都圏公演
- 8月 - 9月:東日本公演
1992年
- 6月 - 8月:九州公演
1993年
- 7月1日 - 11日:東京芸術劇場(東京)
- 7月:名古屋、大阪ほか公演
1994年
- 2月 - 3月:全国公演
1995年
- 5月 - 10月:全国公演
2009年
- 6月6日 - 14日:赤坂ACTシアター(東京)
- 6月19日 - 21日:シアターBRAVA!(大阪)
- 6月27日 - 28日:グリーンホール相模大野(神奈川)
2010年
- 3月:ル テアトル銀座(東京)
- 4月17日 - 18日:シアターBRAVA!(大阪)ほか
2012年
- 1月20日 - 22日:町田市民ホール(東京)
- 2月13日 - 25日:北海道演劇鑑賞団体連絡会
- 3月15日 - 4月25日:九州演劇鑑賞団体連絡会議
- 5月9日 - 12日:横浜演劇鑑賞協会
- 6月9日 - 17日:ル テアトル銀座(東京)
- 6月23日:常陸太田市民交流センター パルティホール(茨城)
- 6月29日 - 7月1日:兵庫県立芸術文化センター(兵庫)
2016年
- 1月16日 - 17日:町田市民ホール(町田)
- 2月21日:上野学園ホール(広島)
2023年
- 10月3日:吹田市文化会館 メイシアター(大阪)
- 10月14日:小山市立文化センター(栃木)
- 10月27日 - 11月5日:草月ホール(東京)
- 11月11日:あしかがフラワーパークプラザ(栃木)
- 11月23日:越前市文化センター(福井)
- 11月26日:幸田町民会館 さくらホール(愛知)
- 12月3日:悠邑ふるさと会館(島根)
- 12月8日 - 9日:JMSアステールプラザ 中ホール(広島)
- 12月16日:水戸市民会館 グロービスホール(茨城)[17]
キャスト
東宝製作による公演
スタッフ
本作は再演ごとにスタッフが変更されているため、以下は近年公演の主なスタッフである[21]。
スタッフ
オリジナルプロダクション
- 総指揮:相川レイ子
- 演出:ワームホールプロジェクト
- 脚本:横山由和・ワームホールプロジェクト
- 音楽:筒井広志・八幡 茂
- 製作著作:ヒューマンデザイン
楽曲配信
2016年より楽曲配信が開始され、Apple Music、Amazon Music、Spotifyなど主要音楽配信サービスでストリーミングおよびダウンロード配信が行われている[22]。2020年には、主題歌「ドリーム」が初演オリジナルキャストの土居裕子と佐藤伸行の歌による2016年収録版で配信された[23]。また、2023年には同年公演のWキャストによる主要楽曲の配信が開始された[24]。
配信アルバムと収録曲
『シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ』(2016年配信)
- ワンダフルデイ
- ワンダフルデイ2
- あるあるある
- 創ろうメロディ
- ドリーム
- わからないでしょう
- New Life
- 守ってブレンド
- こんなこともある
- いとしのお佳代
- いつの日にか
- あなたはいない[25]
ドリーム(Ongakuza Musical 30th Anniversary Re-recording Version) - Single(2020年配信)
- ドリーム(Ongakuza Musical 30th Anniversary Re-recording Version)(土居裕子・佐藤伸行)[26]
『シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ 2023年公演版』(2024年配信)
- シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ 2023年公演版
- あるあるある 2023年公演版(畠中祐)
- 創ろうメロディ 2023年公演版(畠中祐)
- 創ろうメロディ 2023年公演版(小林啓也)
- ドリーム 2023年公演版(高野菜々・畠中祐)
- ドリーム 2023年公演版(森彩香・小林啓也)
- わからないでしょう 2023年公演版(畠中祐)
- 守ってブレンド 2023年公演版
- いとしのお佳代 2023年公演版(森彩香・畠中祐)
- いとしのお佳代 2023年公演版(森彩香・小林啓也)
- いつの日にか 2023年公演版(畠中祐)[27]