ジャンヌ・ダルク (ヘリ空母)
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| ジャンヌ・ダルク | |
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| 基本情報 | |
| 建造所 | ブレスト海軍工廠 |
| 運用者 |
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| 艦歴 | |
| 起工 | 1960年8月7日 |
| 進水 | 1961年9月30日 |
| 就役 | 1964年7月16日 |
| 退役 | 2010年5月27日 |
| 除籍 | 2010年9月1日 |
| その後 | 2016年解体完了 |
| 要目 | |
| 基準排水量 | 10,575 t |
| 満載排水量 | 13,270 t |
| 全長 | 181.38 m |
| 水線長 | 172.0 m |
| 最大幅 | 24.0 m |
| 水線幅 | 22.0 m |
| 高さ | 52.0 m |
| 吃水 | 7.3 m |
| ボイラー | 重油専焼水管缶(45kgf/cm2, 450℃)×4基 |
| 主機 | 蒸気タービン×2基 |
| 推進 | スクリュープロペラ×2軸 |
| 出力 | 20,000馬力 |
| 速力 | 26.5 ノット |
| 航続距離 | 6,800海里 (16kt巡航時) |
| 乗員 |
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| 兵装 |
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| 搭載機 | 各種ヘリコプター×8機 |
| レーダー |
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| ソナー | DUBV-24×1基 |
| 電子戦・ 対抗手段 | |
ジャンヌ・ダルク(Porte-hélicoptères Jeanne d'Arc, R97)は、フランス海軍で運用されていたヘリ空母。ジェーン海軍年鑑ではヘリ空母として扱われる[1]が、巡洋艦に近い設計であるため、世界の艦船では、同軍の最後の巡洋艦として扱われている[2]。起工時の艦名は「ラ・レゾリュー」(La Résolue)であったが、竣工時に前任の練習巡洋艦「ジャンヌ・ダルク」の艦名を踏襲して改名した。ジャンヌ・ダルクはフランスの英雄の名前。
設計
本艦の設計はPH-57と称されており、防空巡洋艦「コルベール」をタイプシップとしている。ただし戦術要求から高速力が省かれたことから、機関区画の容積は削減されている。機械室は2室がシフト配置とされており、それぞれにラトー・ブルターニュ社製多管式ボイラー2缶とラトー・ブルターニュ社製蒸気タービン1基が設置されている。なお両者の間には中間区画はなく、1枚の隔壁で隔てられているのみである。なお海上公試の結果、排煙が艦橋構造物と干渉することが指摘されたことから、煙突が増高された[3]。
船型は中央船楼型とされている。前半部は在来型の巡洋艦に近い設計とされており、中央部の上部構造物には指揮・管制・情報区画を収容し、中央部に主マストと基部に発着艦管制所を持つ1本煙突を集中させている。一方、艦の後半部には航空艤装が設けられている[3]。
機能
航空運用機能
船楼甲板と連続して設けられたヘリコプター甲板は長さ62メートル×幅21メートルが確保されており、5個のヘリコプター発着スポットが設定されていた。同時に2機を発着艦させられるほか、発着スペースの前方と後方には更に2機を発進準備させておくことができた。またヘリコプター甲板の直下に設けられた格納庫はシュペルピューマ4機を収容できるほか、戦時には練習艦としての艤装を撤去することで、更に4機を収容できるスペースを確保できる[4]。
格納庫後端部には、航空機の保守修理のための工作室が設けられているほか、弾薬の取り扱いもここで行われる。艦尾には力量12トンのエレベーターが設置されて、ヘリコプター甲板と格納庫とを連絡していた[3]。なお、平時の搭載定数はウェストランド リンクス3機とアエロスパシアル アルエット III 3機であった[4]。
なお、優れた指揮統制機能と航空運用機能を活かして水陸両用作戦に投入することも想定して、LCVP上陸用舟艇2隻も搭載されている[4]。兵員輸送任務では、最大で大隊規模(700名)の輸送が可能である[3]。
個艦防御機能
兵装としては、船楼前端部と艦尾甲板に55口径100mm単装両用砲(Mle.1953)を2基ずつ搭載したほか、1974年には、船楼前端部の100mm砲のあいだに、エグゾセMM38艦対艦ミサイルの単装発射筒を並列に片舷3基ずつ搭載した[3]。なお2000年の改装により、100mm砲のうち艦尾甲板の2基は撤去されている。
設計段階ではマズルカ艦隊防空ミサイルや305mm対潜迫撃砲の搭載が検討されていたが、これは実現しなかった。またSENIT-2戦術情報処理装置やクロタル個艦防空ミサイルの後日装備も計画されたが、こちらも実現していない[3]。