ジョン・トラボルタ

アメリカの俳優 From Wikipedia, the free encyclopedia

ジョン・トラボルタ(John Travolta, 1954年2月18日 - )は、アメリカ合衆国俳優ダンサー歌手ジョン・トラヴォルタとも表記される。世界的に大ヒットし若者文化に大きな影響を与えた『サタデー・ナイト・フィーバー』や『グリース』などの出演により、70年代後半に一世を風靡した。

概要 ジョン・トラボルタ John Travolta, 本名 ...
ジョン・トラボルタ
John Travolta
John Travolta
2024年
本名 John Joseph Travolta
生年月日 (1954-02-18) 1954年2月18日(72歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニュージャージー州イングルウッド
職業 俳優プロデューサーダンサー歌手脚本家パイロット
ジャンル 映画
活動期間 1972年 -
配偶者 ケリー・プレストン(1991年 - 2020年)
主な作品
映画

テレビドラマ
アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件
受賞
カンヌ国際映画祭
名誉パルム・ドール
2026年
ロサンゼルス映画批評家協会賞
主演男優賞
1994年パルプ・フィクション
放送映画批評家協会賞
アンサンブル演技賞
2007年『ヘアスプレー
アラン・J・パクラ賞
1998年
MTVムービー・アワード
最優秀スクリーン・デュオ
1997年『フェイス/オフ
最優秀ダンス・シークエンス
1994年『パルプ・フィクション』
エミー賞
作品賞(リミテッドシリーズ)
2016年『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』
ゴールデングローブ賞
男優賞(ミュージカル・コメディ部門)
1995年『ゲット・ショーティ
作品賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)
2016年『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』
ゴールデンラズベリー賞
最低作品賞
2000年『バトルフィールド・アース
最低主演男優賞
2000年『バトルフィールド・アース 』
2019年『ワイルド・レース
最低スクリーンカップル賞
2000年『バトルフィールド・アース』
その他の賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞
主演男優賞
1978年『サタデー・ナイト・フィーバー
ハリウッド名声の歩道
2009年 映画産業への貢献、映画・演劇業界への業績に対して
備考
サタデー・ナイト・フィーバー
署名
テンプレートを表示
閉じる

生い立ち

ニュージャージー州イングルウッドにて、6人兄弟の末っ子として生まれる[1]。父親のサルヴァトーレ(1995年没)はイタリア系アメリカ人2世であり、フットボール選手を兼ねたタイヤ会社のセールスマンだった[2]、母親のヘレン・セシリア(1978年没)はアイルランド系アメリカ人の演技講師。兄や姉も俳優をしている。

キャリア

ニュージャージー州にあるドワイト・モロー高校に通っていたが、1971年に17歳で中退する。その後、ニューヨークに移ってブロードウェイのミュージカルに出演するようになる。そしてロサンゼルスに移り、1975年スタートのTVシリーズ『Welcome Back, Kotter』のレギュラー出演を経て、1976年の『キャリー』で本格的な映画デビューを果たす。

1977年に主演した青春映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のヒット、及びアカデミー主演男優賞へのノミネートにより、スターとなった。その後も、『グリース』(1978)、『アーバン・カウボーイ』(1980)のヒットでさらに人気を高めた。しかし、1983年の『ステイン・アライブ』(『サタデー・ナイト・フィーバー』の続編)が酷評され、『セカンド・チャンス』などが興行的に失敗するなど、役に恵まれない時期が続く。

しかし1994年、彼の大ファンだったクエンティン・タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』のヴィンセント役で安定した幅の広い演技力を評価され、映画自体もアカデミー脚本賞、カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞(後述欄)、再び大スターの地位を安泰なものにした。

その後、『ゲット・ショーティ』(1995)でゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門)を受賞する一方で、2000年には自ら製作者としても携わったSF映画『バトルフィールド・アース』が興行的に失敗、2001年第21回ゴールデンラズベリー賞の主要部門をほぼ独占する、という不名誉な結果も受けている。

多数の賞にノミネートされた2002年作品『シカゴ』の弁護士役のオファーを断ったことを後悔していると語っている[3]

2007年のミュージカル映画『ヘアスプレー』には、主人公の母親役として6時間がかりの特殊メイクによる女装姿で出演した。これは同作のオリジナル映画版舞台版において同役をどちらも男性が演じたことに則ってのキャスティングである。さらに、それを全く苦にすることなしに歌とダンスも存分に披露して、大きな話題となった。

2010年以降は、おもにアクション映画やスリラー映画に主演し、2018年には犯罪映画『ギャング・イン・ニューヨーク』で、主人公のマフィアのボス・ジョン・ゴッティを演じた。同作は『バトルフィールド・アース』に匹敵するほどの酷評を浴び、映画批評集積サイトのRotten Tomatoesで批評家支持率0%を記録してしまった[4][5]

歌手としても作品を発表しており、2012年には『グリース』や『セカンド・チャンス』で共演したオリビア・ニュートン=ジョンとのクリスマス・アルバム『ディス・クリスマス』を発表している。

私生活

ホワイトハウスのディナーで、ダイアナ妃と踊るトラボルタ(1985)

1991年に女優のケリー・プレストンと結婚した。1992年に長男、2000年に長女、2010年に次男が誕生している。後述するように航空機マニアであることから、長男をジェット(Jett)と名付けた。ジェットは自閉症で、バハマ滞在中の2009年1月2日に浴室で発作を起こして倒れ頭を強く打ち、同日死亡が確認された[6]。没年齢16[7][8]

2010年11月、次男のベンジャミンが誕生した[9]

2020年7月12日、妻ケリーが乳癌のため死去[10]

長女のエラ・ブルー・トラボルタは2009年に両親が出演した『オールド・ドッグ』にエミリー役で出演しており、2019年に本格的に正式にデビューしている[11]

サイエントロジーの熱心な信者として知られ、映画『バトルフィールド・アース』はその創設者であるL・ロン・ハバードのSF小説「バトルフィールド・アース」を映画化した作品である。

2019年1月6日にインスタグラムで初めてスキンヘッド姿を披露した[12]

航空機マニア

トラボルタが保有するカンタス航空塗装のボーイング707-138B型「Jett Clipper Ella」(N707JT)

子供の頃から航空会社の操縦士にあこがれていたという[13]大の航空機マニアで、1974年に初めて航空機の操縦資格を取得してから、2002年までの総飛行時間は5000時間を超え[13]、「最初の給料は全て飛行訓練に消えた」と語っている[13]ボーイング747707などの大型旅客機を含む9機種の操縦資格を取得しているほか、巨大な滑走路のついた自宅には自家用機として2機のジェット機と数機の軽飛行機がある[14]

2003年に映画のプロモーションのためにオーストラリアを訪問した際には、保有するボーイング707を自ら操縦したが、空港でハンドリング業務を担当したカンタス航空の社員と意気投合したのがきっかけ[13]となり、カンタス航空の親善大使を務めることになった。

2004年にはカンタス航空とタイアップした「Spirit of Friendship」ツアーにより、所有するボーイング707をカンタス航空の往年の塗装に戻した[15]上、自らの操縦によりニュージーランドシンガポール香港日本イギリスイタリアフランスドイツを訪問した[15]。総飛行距離は64,700km[15]。なお、このボーイング707は、親善大使を務めているカンタス航空より1998年に購入したもので[13]、機首には「Jett Clipper Ella」と家族の名前を盛り込んだ愛称が記されている[13]。なお、この機体はドラマ撮影のために、パンアメリカン航空塗装になっていた時期があった。

2010年1月26日ハイチ地震支援のため、妻と一緒に、自らが操縦するボーイング707に、6トンの救援物資や医療薬品と医療スタッフ、新宗教団体サイエントロジーボランティア牧師を乗せて、ハイチまで運んだ[16]

2026年、自身が1997年に発表した絵本『Propeller One-Way Night Coach』を映画化し、長編映画監督デビュー[17]

フィルモグラフィ

※役名の太字表記は主演。

映画

さらに見る 年, 題名 ...
題名役名備考日本語吹替
1975魔鬼雨
The Devil's Rain
ダニー梁田清之
1976キャリー
Carrie
ビリー・ノーラン三ツ矢雄二TBS版)
田中光(配信版)
1977サタデー・ナイト・フィーバー
Saturday Night Fever
トニー・マネロ郷ひろみテレビ朝日版)
三木眞一郎(ソフト版)
1978グリース
Grease
ダニー野口五郎日本テレビ版)
鈴置洋孝(テレビ朝日版)
三木眞一郎(ソフト版)
年上の女
Moment By Moment
ストリップ
1980アーバン・カウボーイ
Urban Cowboy
バド井上和彦
1981ミッドナイトクロス
Blow Out
ジャック・テリー国広富之(TBS版)
原康義(テレビ朝日版)
落合弘治(ソフト版)
1983ステイン・アライブ
Staying Alive
トニー・マネロ池田秀一
セカンド・チャンス
Two Of A Kind
ザック・メロン大塚芳忠
1985パーフェクト
Perfect
アダム
1989エキスパーツ
The Experts
トラヴィス日本劇場未公開
ベイビー・トーク
Look Who's Talking
ジェームズ井上和彦(ソフト版)
山寺宏一(日本テレビ版)
1990リトル★ダイナマイツ/ベイビー・トークTOO
Look Who's Talking Too
ジェームズ
1991チェインズ/翳りゆく街
chains of gold
スコット・バーンズ兼脚本
日本劇場未公開
鈴置洋孝
myベスト・フレンズ
Eyes of an Angel (The Tender)
ボビー
過ぎゆく夏
Shout
ジャック原康義
1993ベイビー・トーク3 ワンダフル・ファミリー
Look Who's Talking Now
ジェームズ井上和彦(ソフト版)
真地勇志フジテレビ版)
1994パルプ・フィクション
Pulp Fiction
ヴィンセント・ベガ鈴置洋孝
1995ジャンクション
White Man's Burden
ルイス
ゲット・ショーティ
Get Shorty
チリ・パーマー井上和彦
1996ブロークン・アロー
Broken Arrow
ヴィック・ディーキンス少佐鈴置洋孝(ソフト版)
山路和弘(日本テレビ版)
家中宏(テレビ朝日版)
フェノミナン
Phenomenon
ジョージ・マレー牛山茂
マイケル
Michael
マイケル山路和弘
1997フェイス/オフ
Face/Off
ショーン・アーチャー神谷明(ソフト版)
江原正士(フジテレビ版)
磯部勉(テレビ朝日版、テレビ朝日新録版)
シーズ・ソー・ラヴリー
She's So Lovely
ジョーイ兼製作総指揮谷口節
マッド・シティ
Mad City
サム・ベイリー牛山茂(ソフト版)
江原正士(フジテレビ版)
1998パーフェクト・カップル
Primary Colors
ジャック・スタントン屋良有作
シビル・アクション
A Civil Action
ジャン・シュリクマン井上和彦
シン・レッド・ライン
The Thin Red Line
クインタード淮将石塚運昇
1999将軍の娘/エリザベス・キャンベル
The General's Daughter
ポール・ブレナー井上和彦
2000バトルフィールド・アース
Battlefield Earth
タール兼製作山路和弘(ソフト版)
野沢聡(配信版)
ラッキー・ナンバー
Lucky Numbers
ラス・リチャーズ井上和彦
2001ソードフィッシュ
Swordfish
ガブリエル・シアー村山明(ソフト版)
安原義人(日本テレビ版)
ドメスティック・フィアー
Domestic Disturbance
フランク・モリソン井上和彦
2002オースティン・パワーズ ゴールドメンバー
Austin Powers in Goldmember
本人役カメオ出演田原アルノ
2003閉ざされた森
Basic
トム・ハーディ山路和弘
2004パニッシャー
The Punisher
ハワード・セイント
ママの遺したラヴソング
A Love Song for Bobby Long
ボビー・ロング江原正士
炎のメモリアル
Ladder 49
マイク・ケネディ池田秀一
2005Be Cool/ビー・クール
Be Cool
チリ・パーマー井上和彦
ウォーキング・オン・ザ・ムーン 3D
Magnificent Desolation: Walking on the Moon 3D
ジェームズ・アーウィン声の出演
2006ロンリーハート
Lonely Hearts
エルマー・ロビンソン山路和弘
2007団塊ボーイズ
Wild Hogs
ウディ・スティーヴンス森田順平
ヘアスプレー
Hairspray
エドナ・ターンブラッド山寺宏一
2008ボルト
Bolt
ボルト声の出演佐々木蔵之介
2009サブウェイ123 激突
The Taking of Pelham 123
ライダー山路和弘
オールド・ドッグ
Old Dogs
チャーリー・リード森田順平
2010パリより愛をこめて
From Paris with Love
チャーリー・ワックス小杉十郎太
2012野蛮なやつら/SAVAGES
Savages
デニス岩崎ひろし
2013キリングゲーム
Killing Season
エミール・コヴァチ東地宏樹
2014THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション
The Forger
レイ・カッター藤真秀
2015アルティメット・サイクロン
Life on the Line
ボー・ギナー小杉十郎太
クリミナル・ミッション
Criminal Activities
エディ兼製作総指揮安原義人
Gummy Bear the Movie 3DGummy Bear声の出演N/A
2016バレー・オブ・バイオレンス
In a Valley of Violence
マーティン安原義人
リベンジ・リスト
I Am Wrath
スタンリー・ヒル森田順平
2018ギャング・イン・ニューヨーク
Gotti
ジョン・ゴッティ兼製作総指揮高木渉
スピード・キルズ
Speed Kills
ベン・アロノフ山野井仁
2019ワイルド・レース
Trading Paint
サム・マンロー(日本語吹替版なし)
ポイズンローズ
The Poison Rose
カーソン・フィリップス藤真秀
ファナティック ハリウッドの狂愛者
The Fanatic
ムース兼製作(日本語吹替版なし)
2020ダイ・ハート
Die Hart: The Movie
ロン・ウィルコックステレビシリーズの再編集版井上和彦
2022オペレーション・ゴールド
Paradise City
バックリー藤真秀
2023モブ・ランド -絶望の街-
Mob Land
ボディー・デイヴィス保安官日本劇場未公開
2024キャッシュアウト
Cash Out
メイソン・ゴダード
2025ハイ・ローラーズ
High Rollers
2026ぼく、飛行機に乗ったよ
Propeller One-Way Night Coach
ナレーター兼監督・脚本・製作井上和彦
TBAThat's Amore!ニック・ヴェーネレTBD

November 1963
ジョン・ロッセーリ
閉じる

テレビ映画

さらに見る 年, 題名 ...
題名 役名
1976 プラスチックの中の青春
The Boy in the Plastic Bubble
トッド
1987 ベースメント
Basements: The Dumb Waiter
ベン
閉じる

短編映画

さらに見る 年, 題名 ...
題名 役名
2023 シェパード
The Shepherd
ジョニー・カヴァナー
閉じる

テレビ

さらに見る 放映年, 題名 ...
放映年題名役名備考日本語吹替
1994サタデー・ナイト・ライブ
Saturday Night Live
本人(ホスト)John Travolta/SealN/A
2016アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件
The People v. O.J. Simpson: American Crime Story
ロバート・シャピロ計10話出演
兼製作
森田順平
閉じる

受賞とノミネート

日本語吹き替え

主に担当しているのは、以下の人物である。

井上和彦
アーバン・カウボーイ』で初担当。最も多く吹き替えている。
山路和弘
マイケル』で初担当。井上の次に多く吹き替えている。
鈴置洋孝
グリース』(テレビ朝日版)で初担当。主に初期の作品を担当した。
藤真秀
THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション』で初担当。主にAMGエンタテインメントから発売された映像ソフトで担当。

このほかにも、森田順平江原正士安原義人小杉十郎太池田秀一原康義牛山茂磯部勉三木眞一郎なども複数回、声を当てている。

脚注

関連項目

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI