スナドリネコ

From Wikipedia, the free encyclopedia

スナドリネコ
スナドリネコ Prionailurus viverrinus
保全状況評価[1]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 VU.svg
Status iucn3.1 VU.svg
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 食肉目 Carnivora
: ネコ科 Felidae
亜科 : ネコ亜科 Felinae
: ベンガルヤマネコ属 Prionailurus
: スナドリネコ P. viverrinus
学名
Prionailurus viverrinus
(Bennett, 1833)[2]
シノニム

Felis viverrina Bennett, 1833[3]

和名
スナドリネコ[3]
英名
Fishing cat[2]
亜種

本文を参照

スナドリネコの分布図

スナドリネコ(漁猫、学名Prionailurus viverrinus)は、食肉目ネコ科ベンガルヤマネコ属に分類される比較的小型の哺乳類。あるいは異説でネコ属中の1ともされ、その場合の学名はFelis viverrinaである。

東南アジア南アジア地域にかけての沼沢地に生息する、ネコ科動物にあって特筆すべき魚食動物である。

和名は英語名 Fishing Catの意訳で、「漁をする」意である「漁(すなど)る」の名詞形「漁(すなど)り」を「猫」に冠した合成語で、すなわち「漁り猫」である。

分布

インドシナ半島カンボジアタイ王国ミャンマー)からバングラデシュネパールインドパキスタンにかけての地域、およびスリランカに分布[1]

2000年代初頭以降ではインドネシアベトナムでの発見例がなく、これらの地域では絶滅した可能性がある[1]

形態

スナドリネコ(上)と、アジアゴールデンキャット(下)の頭蓋骨のスケッチ(レジナルド・インズ・ポコック作)

体の大きさはさまざまで、体長57 - 86 cm、尾長25 - 33 cm、体重5.5 - 8.0 kg。インドに生息のものは体長80 cm、尾長30 cmほどあるが、インドネシアのものは体長65 cm、尾長25 cmほどしかない。

体色は地色が灰褐色で黒褐色の斑点がある。指にはわずかながら水掻きがあり、若干の水生への適応が認められる。

ネコ科動物では珍しく、鉤爪(かぎづめ)を引っこめることができないが、これは爪を収めるための鞘(さや)の発達が悪い(退化させている)からである。原始的形質を多く具えるイリオモテヤマネコや、平原の疾走型として特殊化の極みにあるチーターも同様の特徴を持っているものの、直接の関連性は見られない。ベンガルヤマネコ属もしくはネコ属に属し、その祖先を共有するスナドリネコも、爪を収める鞘を具えた祖先を持つことに疑いの余地は無い。

生態

泳ぎが上手く、カエルザリガニ魚類貝類などを捕って食べる。また、陸上でもネズミ類を捕食する。妊娠期間約63日。野生では4 - 6月に出産し、一回で1 - 4子を産む。

生息地

熱帯亜熱帯地域のマングローブおよび河川・沼沢地に生息する。汚染、干拓、人間の移住などによってスナドリネコの住処となる沼沢地が減るにしたがって、個体数が減少している。

分類

Prionailurus viverrinus viverrinus (Bennett, 1833)
インドシナ半島から南アジアにかけて分布[2]
Prionailurus viverrinus risophores Sody, 1936[4]
ソディが(= Felis viverrinus Benn.、1833)としていたシノニムが亜種と判断された[5][6]
インドネシア(ジャワ島)に分布[2]

画像

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI