スノウボールアース
日本の漫画作品
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『スノウボールアース』は、辻次夕日郎による日本の漫画[1]。『月刊!スピリッツ』(小学館)において、2021年3月号(1月27日発売)より連載中[1]。地球が雪と氷に覆われた「凍結地球(スノウボールアース)」を舞台に、人見知りの少年・流鏑馬鉄男と巨大ロボット・ユキオの友情と冒険を描く、SF・怪獣・ロボットアクション作品[2]。
| スノウボールアース | |||
|---|---|---|---|
| ジャンル | SF、ロボット、怪獣、 サバイバル、青年漫画 | ||
| 漫画 | |||
| 作者 | 辻次夕日郎 | ||
| 出版社 | 小学館 | ||
| |||
| 掲載誌 | 月刊!スピリッツ | ||
| レーベル | ビッグコミックス | ||
| 発表号 | 2021年3月号[1] - | ||
| 発表期間 | 2021年1月27日[1] - | ||
| 巻数 | 既刊11巻(2026年4月1日現在) | ||
| アニメ | |||
| 原作 | 辻次夕日郎 | ||
| 監督 | 境宗久 | ||
| シリーズ構成 | 村越繁 | ||
| キャラクターデザイン | 河野敏弥 | ||
| メカニックデザイン | 金世俊 | ||
| 音楽 | 加藤達也、堤博明、YUKI KANESAKA | ||
| アニメーション制作 | スタジオKAI | ||
| 製作 | 「スノウボールアース」製作委員会 | ||
| 放送局 | 日本テレビ系列ほか | ||
| 放送期間 | 2026年4月3日 - | ||
| テンプレート - ノート | |||
| プロジェクト | 漫画・アニメ | ||
| ポータル | 漫画・アニメ | ||
本作品は辻次のデビュー作であり、「スピリッツ賞」入選受賞作を原型とする。2026年4月時点でコミックスの累計発行部数は80万部を突破している[3]。2026年4月よりテレビアニメが放送されている[4]。
あらすじ
2025年(A.D.2025年)、地球上の生命を殲滅しようと、宇宙から「銀河怪獣」が飛来するようになった。これに対抗して人類は対怪獣戦線「E-RDE(エルデ)」を設立する。科学者・流鏑馬虎鹿は、敵に突貫して自爆する自律稼働爆弾ロボット「スノウマン」を開発したが、スノウマンは「ロボ権侵害」であるとして自爆を拒否していた。
そこへ銀河怪獣が襲来。虎鹿の9歳の息子・流鏑馬鉄男はスノウマンの手動操作コクピットに乗り込み、スノウマンを「ユキオ」と呼んで、ユキオを死なせないと宣言する。鉄男は見事に怪獣を撃破し、以後「救世主」と崇められ、ユキオとともに地球を守り続けた。極度の人見知りである鉄男にとって、ユキオはたった1人の友達だった。
それから10年後、人類は地球から一千光年先で銀河怪獣本隊との最終決戦を迎える。激戦の末に地球へ帰還した鉄男が目にしたのは、全土が雪と氷に覆われ死の世界と化した凍結地球〈スノウボールアース〉だった。ユキオとの「約束」を胸に、鉄男は変わり果てた未知の世界を歩き始める。
登場人物
声の項はテレビアニメ版の声優。
主要人物
ミシマ・モール
E-RDEの灯〈ヴィエルデ〉
怪獣使いの一団。それぞれがギリシア神話の神に由来する名を持つ怪獣を操る。
- 相模 逸石(さがみ いっせき)
- 声 - 杉田智和[6]
- 「E-RDEの灯〈ヴィエルデ〉」を率いる男。「救世主」である鉄男に強い憎しみの感情を抱いている。怪獣「帥の剣〈ヘラクレス〉」を操る。
- 泉 那由他(いずみ なゆた)
- 声 - 河西健吾[6]
- 好戦的な武闘派。怪獣「帥の拳〈アレース〉」を操る。関西弁。
- 桜井 多見哉(さくらい たみや)
- 声 - 大野智敬[6]
- 冷静沈着に標的を狙い撃つ。怪獣「帥の愛矢〈エロース〉」を操る。
- 卯月 ゆま(うづき ゆま)
- 声 - 奈良平愛実[6]
- 相模を慕う気持ちは人一倍。怪獣「帥の目〈アルテミス〉」を操る。
- 甲 乙一(きのえ おといち)
- 声 - 永瀬アンナ[6]
- 相模の傍で参謀のような役割を担う。怪獣「帥の早駆〈ヘルメェス〉」を操る。
- 西園寺 真琴(さいおんじ まこと)
- 声 - 森永千才[6]
- 怪獣の着ぐるみに身を包む。怪獣「帥の釜〈ヘパイストス〉」を操る。
- 赤城 莉子(あかぎ りこ)
- 声 - 河瀬茉希[6]
- 相模に心酔しており、冷酷な判断もいとわない性格。怪獣「帥の縄〈アフロディーテ〉」を操る。
その他
- 流鏑馬 虎鹿(やぶさめ こじか)
- 声 - 咲野俊介
- 鉄男の父である科学者。自律稼働爆弾ロボット「スノウマン」を開発した。
制作背景
「私にとってロボットを描くことは、ごく自然で必然的な選択でした」とインタビューで語っている辻次は、中学生の頃からロボットアニメを好んで視聴していた[7]。辻次は巨大ロボットが登場する漫画を描きたいと思っており、大学生の時に出版社に持ち込んだ最初の漫画作品は、巨大ロボットが登場するものだった[7]。
「氷河期」の地球を題材とし、そこにロボットアニメの「あるある」を加えた理由について、辻次は次のように語っている[7]。
きっかけは、怪獣グルメマンガを描こうという発想からでした。九井諒子先生の『ダンジョン飯』や、水上悟志先生の『エニグマバイキング』が好きで、現実にないものを食べる異色グルメに、私が好きな巨大ロボットものを掛け合わせるという思いつきから、怪獣を食べるロボットマンガを考え始めました。怪獣を食べるのであれば、食べなければいけない切実な状況が必要です。そこで、氷河期になって、食べ物がとれなくなってしまったら?と考えました。怪獣の肉からしかタンパク質が摂れなくなれば、それまで追い返したい存在だった怪獣が、来てくれないと困る存在になる。その逆転現象が面白いと思い、設定を固めていきました
ロボットアニメの最終決戦は、宇宙にあがって戦うことが多く、それがまた好きなところです。じゃあ、主人公が宇宙で激戦を繰り広げている間に、地球に氷河期がきてしまい、宇宙から戻ってきたら世界が変わっている……そうなったら主人公が可哀想だな……という思いから物語を作っていきました。私の頭の中では、第1話の前に約50話分、4クール分のロボットアニメが存在しているようなイメージです。その架空のアニメの“最終回”からこのマンガが始まるという感覚で描いています
キャラクターのデザインは、辻次がこれまで視聴したアニメ作品の影響を大きく受けながらも、ロボットや怪獣に馴染みの無い読者を意識した[7]。ロボットは「ゆるキャラのような親しみやすさ」を持たせるために可愛らしくデザインし、物語序盤に登場する怪獣は動物をモチーフにしてデザインした[7]。
主人公の流鏑馬鉄男が人見知りであるという設定も、ロボットに馴染みの無い読者が感情移入できるようにするためのものであり、「誰もが感情移入して応援できるような悩みを主人公が抱えていてほしい」という辻次の思いがある[7]。鉄男の描かれ方には、「自分と重なる部分があるからこそ、感情の機微を、迷わず描くことができます」と話す辻次自身の経験が反映されている[7]。
社会に出ると、ただ雑談が必要な瞬間がありますよね。私はそこで盛大につまずきました。取引先の方と二人きりになって、何を話せばいいか分からず無言になって……。そんな経験があるから、鉄男のコミュニケーションの苦労をリアルに描けたり、敵怪獣に会社組織のような要素を入れてみたり、描いていてすごく楽しいですね
書誌情報
- 辻次夕日郎 『スノウボールアース』 小学館〈ビッグコミックス〉、既刊11巻(2026年4月1日現在)
- 2021年7月12日発売[8]、ISBN 978-4-09-861107-2
- 2021年11月30日発売[9]、ISBN 978-4-09-861187-4
- 2022年3月30日発売[10]、ISBN 978-4-09-861263-5
- 2022年8月30日発売[11]、ISBN 978-4-09-861396-0
- 2023年2月28日発売[12]、ISBN 978-4-09-861589-6
- 2023年10月30日発売[13]、ISBN 978-4-09-862646-5
- 2024年4月30日発売[14]、ISBN 978-4-09-862763-9
- 2024年11月28日発売[15]、ISBN 978-4-09-863105-6
- 2025年7月30日発売[16]、ISBN 978-4-09-863518-4
- 2025年12月26日発売[17]、ISBN 978-4-09-863660-0
- 2026年4月1日発売[18]、ISBN 978-4-09-863805-5
評価
テレビアニメ
スタジオKAIのアニメーション制作でテレビアニメ化[2]。2026年4月より日本テレビ系列『FRIDAY ANIME NIGHT』(フラアニ2330)枠ほかにて放送中[4][20]。
監督には、『ONE PIECE』『ゾンビランドサガ』などで知られる境宗久が起用された[21]。本作品は、3Dをメインとしつつも3Dと2Dを併用する形式となっているが、境は視聴者に3Dであることを意識させないようにするため、3DCGで制作する部分を2Dに寄せることを大事にした[21]。
本作品の宣伝大使には正源司陽子(日向坂46)が就任し、日本テレビの番組への出演等の広報活動を行っている[22]。正源司は原作コミックス第10巻の帯コメントの依頼を受けた際に本作品を知り、大ファンになったという[22]。また、2026年3月23日には、日本テレビアナウンサーの岩田絵里奈が、同局の情報番組『シューイチ』のセットを背景に、氷雪に見舞われた日本列島を天気予報のように紹介する「氷河期風天気予報」が公開された[23]。岩田は本作品にレポーター役で出演している[23]。
アニメ情報サイト『アニメハック』が首都圏の地上デジタル放送の録画予約状況をもとに独自で作成している「2026年春アニメ録画ランキング」では、第5話(2026年5月第2週・5月7日計測)にて首位を獲得した[24]。
スタッフ
- 原作 - 辻次夕日郎[2]
- 監督・音響監督 - 境宗久[2]
- 副監督 - 岩田健志[2]
- シリーズ構成 - 村越繁[2]
- キャラクターデザイン - 河野敏弥[2]
- サブキャラクターデザイン - 世良コータ
- プロップデザイン - 田中一真
- メカデザイン - 金世俊[5]
- モンスターデザイン - 柳隆太[5]
- 美術監督・美術設定 - 藤野真里[5]
- 色彩設計 - 野地弘納[5]
- メカ・モンスター作監 - 中島竹流[注 1]
- エフェクト作監 - 柳隆太[注 1]
- 3DCGディレクター - 本岡宏紀[5]、宇野拓真
- キャラクターモデリングスーパーバイザー - 小薬健太郎
- モデリングスーパーバイザー - 萩原希東
- 3DCGアニメーションスーパーバイザー - 本岡宏紀
- モーショングラフィックス・2Dワークス - 大城丈宗[5]
- 撮影監督 - 林賢太[5]、小寺翔太[5]
- 編集 - 長坂智樹[5]
- 音響効果 - 森川永子
- 音響制作 - dugout
- 音楽 - 加藤達也[5]、堤博明[5]、YUKI KANESAKA[5]
- 音楽プロデューサー - 小林健樹
- 劇中音楽制作 - 東宝ミュージック
- チーフプロデューサー - 高橋敦司
- プロデューサー - 齋藤響、平原唯灯、石原槙也
- 3DCGプロデューサー - 村澤拓真、西山達也
- アニメーションプロデューサー - 石原槙也
- アニメーション制作統括 - 古谷大輔
- アニメーション制作 - スタジオKAI[2]
- 製作 - 「スノウボールアース」製作委員会[5]
主題歌
各話リスト
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1ヶ条 | 救えなかった救世主 | 村越繁 | 境宗久 |
| 河野敏弥 | 2026年 4月3日 | |
| 第2ヶ条 | 出会う | 岩田健志 |
| 世良コータ | 4月10日 | ||
| 第3ヶ条 | はじめての、友だち | 松尾衡 | 田中智也 |
| 河野敏弥 | 4月17日 | |
| 第4ヶ条 | 怪獣使いとパイン缶 | 南幸大 | 伊福覚志 |
| 世良コータ | 4月24日 | |
| 第5ヶ条 | がんばった | 岩田健志 | 町谷俊輔 |
| 河野敏弥 | 5月1日 | |
| 第6ヶ条 | 狂気のゆくえ | 村越繁 | 岩田健志 |
|
| 5月8日 | |
| 第7ヶ条 | 勇気の代償 | 南幸大 | 田中智也 | 河野敏弥 | - | 5月15日 | |
| 第8ヶ条 | ミシマ・モール、起動 | 岩田健志 | 大畑晃一 | 和田裕一 |
| 世良コータ | 5月22日 |
| 第9ヶ条 | 怪獣大戦争 | 村越繁 | 小林寛 | 田中智也 |
|
| 5月29日 |
| 第10ヶ条 | 立ち向かえる傷 | 南幸大 | 小野学 | 和田裕一 |
| 6月5日 | |
| 第11ヶ条 | 救世主になりたい | 岩田健志 |
| 張允馨 | 6月12日 | ||
| 第12ヶ条 | 穏やかでやさしい世界 | 村越繁 | 田中智也 |
|
|
| 6月19日 |
放送局
BD
| 巻 | 発売日[31] | 収録話 | 規格品番 |
|---|---|---|---|
| BOX | 2026年9月16日予定 | 第1話 - 第13話 | TBR-36148D |
| 日本テレビ系列 FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ2330) | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
(枠増設前)
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スノウボールアース
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| 日本テレビ系列 金曜 23:30 - 23:59 | ||
news zero
(2015年4月3日 - 2026年3月27日)
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スノウボールアース
(2026年4月3日 - )
|
これ描いて死ね
(2026年7月3日 - ) |