スリランカの政治
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この記事では、スリランカの政治(スリランカのせいじ)について述べる。
スリランカ民主社会主義共和国は、半大統領制を採用する民主政共和国であり、大統領が国家元首を務める。複数政党制による間接民主主義を行い、行政権は大統領と首相、そして内閣が担っている。立法権は一院制の国会が担う。長年にわたりスリランカ自由党(SLFP)と統一国民党(UNP)という二大政党が政権を担ってきたが、2020年に行われたの総選挙ではマヒンダ・ラージャパクサ率いるスリランカ人民戦線(SLPP)が全議席の3分の2に迫る145議席を獲得、さらに2024年には今度は左翼政党の人民解放戦線(JVP)が3分の2を超える159議席を獲得するなど、二大政党制が崩れた状態にある[1]。司法は立法府、行政府と独立している。スリランカの政治は長年にわたり、多数派のシンハラ人と少数派ではあるが北東部では多数を占めるタミル人やムスリムとの微妙な関係性を反映して行われてきた。
| 役職 | 氏名 | 政党 | 就任 |
|---|---|---|---|
| 大統領 | アヌラ・クマーラ・ディサーナーヤカ | 人民解放戦線 | 2024年9月23日 |
| 首相 | ハリニ・アマラスーリヤ | 人民解放戦線 | 2024年9月24日 |
任期5年の大統領は、国民による直接選挙によって選出され、国家元首、政府の長、軍の最高指揮官を務める。また、議会に対して責任を持ち、憲法と法律に基づいて行政権を執行する。さらに、議会の3分の2以上の投票と最高裁判所の同意がある場合には、大統領を解任することができる。
大統領は内閣の首班として首相を任命し、首相が議会に対して責任を持つ。首相は大統領の代理としての権限を有し、通常は議会の与党党首が務める。議会が首相に対して不信任決議を可決した場合には内閣が解散され、大統領が新しい首相を任命する。
立法府
政党・選挙
2005年8月、最高裁は長年続いたクマーラトゥンガ大統領の辞任に伴う大統領選挙を同年11月に実施すると決めた。二大政党であるスリランカ自由党(SLFP)はマヒンダ・ラージャパクサ、統一国民党(UNP)はラニル・ウィクラマシンハを候補とし、11月17日に選挙が実施された。選挙の結果ラージャパクサが50.3%の票を集め、得票率48.4%のウィクラマシンハを下して第6代スリランカ大統領に就任した。
以後2009年の内戦終結もありマヒンダ・ラージャパクサへの権力集中が進んだが、2015年に実施された大統領選挙で3選を目指したラージャパクサが敗北し、対立候補の マイトリーパーラ・シリセーナが大統領に就任した。しかし2019年の大統領選には出馬せず、マヒンダの実弟で内戦時には国防相も務めた ゴーターバヤ・ラージャパクサが第8代大統領に就任した[2][3]。さらに翌年に実施された総選挙でもマヒンダが党首を務めるスリランカ人民戦線(SLPP)が議席数の3分の2に迫る圧勝を収め、ラージャパクサ一族による支配が強固なものとなったように思われた[4]。
しかし経済危機に端を発した2022年スリランカ反政府運動でゴーターバヤ政権が崩壊。その後はUNPのラニル・ウィクラマシンハがSLPPの支持を獲得して大統領を務めるも、2024年の大統領選挙では、左翼政党の人民解放戦線 (JVP) の党首アヌラ・クマーラ・ディサーナーヤカが大統領に就任。議会選挙でも圧勝し、既存の政党がいずれも壊滅する事態となっている。[1]