ソナレムグラ

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ソナレムグラ
ソナレムグラの花
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : キク上群 superasterids
階級なし : キク類 asterids
階級なし : asterids I
: リンドウ目 Gentianales
: アカネ科 Rubiaceae
亜科 : アカネ亜科 Rubioideae
: ハリフタバ連 Spermacoceae
: シマザクラ属 Leptopetalum[1]
: L. coreanum (H.Lév.) Naiki & Ohi-Toma
変種 : ソナレムグラ L. c. var. coreanum
学名
Leptopetalum coreanum var. coreanum
シノニム
  • Hedyotis biflora var. parvifolia Hook. & Arn.
  • Hedyotis strigulosa var. parvifolia (Hook. & Arn.) T.Yamaz.
  • Leptopetalum strigulosum var. parvifolium (Hook. & Arn.) T.C.Hsu[2]
和名
ソナレムグラ

ソナレムグラ学名: Leptopetalum coreanum var. coreanum)はアカネ科多年草日本本州千葉県以南)から南西諸島朝鮮半島中国台湾フィリピンインドミクロネシアに分布。海岸の岩場に生育する。漢字では「磯馴葎」で、磯に生えるムグラ(草むら)と言う意味である[3]

従来フタバムグラ属Hedyotis)かOldenlandia属に分類されてきたが、2015年発表の論文が基となってシマザクラ属Leptopetalum)に移された(参照: #分類)。

ソナレムグラはかつては de Candolle (1830:427) で初めて記載されたフィリピンルソン島産の Oldenlandia crassifolia のことと考えられていた(たとえば 牧野 (1940) を参照)。山崎敬は図鑑『日本の野生植物』(平凡社、1981年)では琉球諸島産の標本に基づいて記載された Hedyotis biflora var. parvifolia Hook. & Arn.[注 1] としてソナレムグラを取り上げた。しかし山崎はその2年後にソナレムグラの学名を再検討する論文を発表することとなる。山崎は初島住彦フランシス・レイモンド・フォスバーグFrancis Raymond Fosberg)がソナレムグラや当時は基本種 Hedyotis biflora (L.) Lam. var. biflora と考えられていたシマソナレムグラH. biflora とは異なるものであるとする見解を示していたことを受け、ソナレムグラを Hedyotis strigulosa var. coreana[注 2] とし、果実が広倒卵形や卵円形で花期の萼片がやや尖る程度のものを「シマソナレムグラ」(H. strigulosa var. parvifolia[注 3]大東島産でソナレムグラよりも茎が太く葉や果実が大きめのものを「オオソナレムグラ」(H. strigulosa var. luxurians; これは後に Naiki et al. (2016:342) でシマザクラ属として Leptopetalum strigulosum var. luxurians に組み替えられた)として記載した[5]

Neupane et al. (2015)フタバムグラ属Hedyotis)やその関連属を13の単系統[注 4]に分割するという結論に至り、この時点でソナレムグラの基本種と考えられていた Hedyotis strigulosa (DC.) Fosberg[注 5] に関しては同論文中317頁で新たに Leptopetalum strigulosum Neupane & N.Wikstr. という学名が提唱され、シマザクラ属とされた。

その後さらに研究が進められた結果、それまでソナレムグラやその他関連変種の基本種と認識されてきた Leptopetalum strigulosum は太平洋諸島には広く見られるものの東アジアには分布しないということが明らかになった[6]。ソナレムグラは2020年に Hedyotis coreana から組み替えられた独立種 Leptopetalum coreanum (H.Lév.) Naiki & Ohi-Toma韓国南部、日本台湾中華人民共和国東部の海岸沿いに分布)の基本変種とされ、オオソナレムグラは変種 luxurians とされた[6]。なおシマソナレムグラに関しては南アジア・東南アジア・東アジアに広域分布する Leptopetalum biflorum (L.) Neupane & N.Wikstr. があてられているが、この L. biflorum は形態的・系統的にいくつかの実体を含む分類群で、その分類に関してさらに研究を必要とするとされた[6]

概要

高さ5-20センチメートル。茎は基部から分岐して匍匐する。葉は長さ1-2.5センチメートル、幅0.4-1.2センチメートル、多肉質で光沢がある。8-9月に3-5ミリメートルの白色の花が咲く。集散花序花柄が2つに分化する。花冠は筒状で先端は4つに分かれている。型。蒴果には4個の萼列片を持つ。大きさは4ミリメートル程。

保護上の位置づけ

以下にレッドデータブックにおける位置づけを示す[7][8]

  • 環境省:なし
  • 千葉県:重要保護生物
  • 熊本県:絶滅危惧IA種
  • 鹿児島県:分布特性上重要な種

脚注

参考文献

外部リンク

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