チェコパビリオン (大阪・関西万博)
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| チェコパビリオン | |
|---|---|
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| 情報 | |
| 用途 | パビリオン |
| 設計者 | Apropos Architects |
| 施工 | 大末建設 |
| 構造形式 | CLT造、一部鉄骨構造 |
| 敷地面積 | 996.23 m² [1] |
| 延床面積 | 2,348.52 m² [1] |
| 状態 | 完成 |
| 階数 | 地下1階・地上3階[1] |
| 高さ | 17 m[1] |
| 開館開所 | 2025年4月13日 |
| 所在地 |
〒554-0044 大阪府大阪市此花区夢洲中1丁目 |
| 座標 | 北緯34度38分51.2秒 東経135度23分1.1秒 / 北緯34.647556度 東経135.383639度座標: 北緯34度38分51.2秒 東経135度23分1.1秒 / 北緯34.647556度 東経135.383639度 |
チェコパビリオンは、2025年に開催された2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のパビリオンの一つで、チェコ共和国により出展された。
大阪・関西万博会場内の「エンパワーリングゾーン」と呼ばれる、大屋根リング内側のウォータープラザに面した一角に位置し[1]、入口のある南側から向かって左側はNull²、右側はマルタパビリオンと隣り合う。
高さ17メートルの螺旋状の木造建築物で[2]、ファサードには220枚のボヘミアガラスが使われている。建設にあたってはコンペが行われ、38の応募作品の中からアプロポス・アーキテクツ(Apropos Architects)の作品が選ばれた。このパビリオンは、これまでの国際博覧会におけるチェコ共和国の文化やビジネスのプレゼンテーションの中では最大のものである。費用は、当初は1億9300万コルナと見積もられたが、日本側の要望により2億8600万コルナ[注釈 1]にまで上昇した[4]。これには、自然災害の少ないチェコに比べ、地震や風水害が頻繁に起きる日本では、鉄骨の追加など強度を高める措置を求められた事情がある[1]。
チェコ政府は2022年6月に大阪・関西万博への参加を閣議決定[5]。2023年9月、独自にパビリオンを建設して出展する53か国の中では初めて大阪市に建設を申請した[6]。建設は、1970年の日本万国博覧会でもパビリオンの建設に携わった、大阪市の中堅ゼネコン大末建設が担当した[1]。木造部分の構造体となる、チェコ産のトウヒやマツなどを使ったCLTと、ボヘミアングラスはチェコ国内で製作・加工され、船便で大阪に輸送された。強度の証明に時間を要したため工期に遅れが生じ[1]、「(建設が)非常に厳しい」「撤退ドミノ」などとも報じられたが[7]、チェコのCLT製造や、来日した職人の技術力の高さもあり、予定より3週間早く工事を完了した[1]。
博覧会閉幕後は日本またはチェコへの建物の売却が検討されており、フラデツ・クラーロヴェー市などが関心を寄せている[8]。
展示

館内には全長210 m[1]におよぶ螺旋状の回廊があり、複数のアート・インスタレーションが設置されている。この回廊は、チェコ出身の画家アルフォンス・ミュシャによる未完成作品『三つの時代』[注釈 2]をテーマにしており、彫刻家ロニー・プレスル、現代アーティストのヤクブ・マトゥシュカ(Jakuba Matušky)、ランチミートスタジオの作品、アルフォンス・ミュシャの小さなオリジナル彫刻「岩に座る裸婦」、ルネ・ルービチェク作のガラス製マスコット「ルネ」[10]、ウランガラスなどが展示された[11]。展示スペースのほか多目的ホール、屋上のバー、1階にはレストランが併設されており、屋上からは大屋根リングの向こうの瀬戸内海や、ウォータープラザで連夜開催された水上ショー「アオと夜の虹のパレード」を眺めることができた[1]。1階のレストランはイートインとテイクアウトに対応し、ハーブときのこのスープ「クライダ」、チェコのオープンサンド「フレビーチェク」、野菜や鴨のローストを詰めた蒸しパン「クネドリーキ」などの伝統的なチェコ料理、そしてチェコ独自の注ぎ方で提供される「ピルスナー・ウルケル」やブランデー、チェコのワインなどが用意された[12]。
チェコパビリオンの総責任者はチェコ政府代表のオンドジェイ・ソシュカ(Ondřej Soška)、スタッフのユニフォームはファッションデザイナーのヤン・チェルニー(Jan Černý)がデザインした。
文化・企業プログラム
会期中は、公募による約30の文化プロジェクトが実施された。2025年7月24日のナショナルデーにはチェコ・フィルハーモニー管弦楽団、サーカス劇団のツィルク・ラ・プティカ、チェコ放送児童合唱団、シンガーソングライターのaikoが参加し[13]、ペトル・パヴェル大統領も出席した。多目的ホールにはクリスタルで装飾されたペトロフ社のピアノが設置され、アーティストに加え、約100のチェコ企業が作品を発表する場が設けられた[14]。
