チキチータ

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B面 『ラヴライト』"Lovelight"
リリース
録音 1978年12月13日 (1978-12-13)
 スウェーデンストックホルムポーラー・スタジオ英語版
「チキチータ」
ABBAシングル
初出アルバム『ヴーレ・ヴー英語版
B面 『ラヴライト』"Lovelight"
リリース
録音 1978年12月13日 (1978-12-13)
 スウェーデンストックホルムポーラー・スタジオ英語版
ジャンル ポップ・ミュージックユーロポップ
時間
レーベル
作詞・作曲
プロデュース
  • ベニー・アンダーソン
  • ビョルン・ウルヴァース
ABBA 年表
サマー・ナイト・シティ
"Summer Night City"(1978年)
チキチータ
"Chiquitita"(1979年)
ダズ・ユア・マザー・ノウ英語版
"Does Your Mother Know"(1979年)
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画像外部リンク
en:File:Chiquitita Lovelight.jpg - アルバムジャケット

チキチータ」("Chiquitita"、スペイン語で「小さな子」"little one" を意味する女性への愛称)[1]は、スウェーデンのポップ・グループ、ABBAの曲である。第6アルバム『ヴーレ・ヴー英語版』(1979年)から最初のシングルカット作品として、1979年1月に発表された。リード・ヴォーカルはアグネタ・フォルツコグが務めている。当初は「イフ・イット・ワズント・フォー・ザ・ナイツ 英語版」がアルバムのリード・シングルとなる予定だったが、「チキチータ」の完成後計画変更された。

この曲の準備段階には多くの版があったことが知られており、ワーキング・タイトルは当初 "Kålsupare"(「羽の鳥」という意味)、次いで "Three Wise Guys"(三賢人)と変遷したが[2]、中でも有名なのが「ロザリータの腕の中に」"In The Arms of Rosalita" というものだった[1]。しかしながら、タイトルは旋律に即していたものの、当初の歌詞での収録は上手く行かず、メンバーは歌詞を書き換えることにする[1]。アンデションとウルヴァースはラテンアメリカ音楽らしい旋律を強調することにし、サイモン&ガーファンクル版が広く知られる『コンドルは飛んでいく』をひとつの指標とすることにした[2]。当初の曲の一部を残しつつ改訂が進められ、曲は "Chiquitita Angelina"(「可愛い子アンジェリーナ」の意)という仮題を経て、スペイン語で「可愛い少女」を意味する「チキチータ」"Chiquitita" というタイトルになった[1]

リード・ヴォーカルはアグネタ・フォルツコグが務め、第6アルバム『ヴーレ・ヴー英語版』のリード・シングルとして1979年に発表されると、多くの国でチャート1位を獲得する大ヒットとなった(後述)[1]。英語版の成功後、ABBAはスペイン語歌詞版も製作し(歌詞をスペイン語に訳詞したのは大学教員をしていたバディ・マクラスキーとメアリー・マクラスキーのアルゼンチン在住の夫婦)、1980年に発表したスペイン語アルバム『グラシアス・ポル・ラ・ムシカ英語版』に同曲を収録している(ただし、英原詞にあるニ番の歌詞がなく、一番の歌詞の前半部をそのまま繰り返して歌っている)。

評価

「チキチータ」はABBAとして最も成功した作品のひとつである。1979年には国際連合児童基金 (UNICEF) の慈善イベントミュージック・フォー・ユニセフ・コンサート英語版の曲目に選ばれ、国際連合総会の場から世界中に中継された。このイベントに関連して、ABBAは「チキチータ」から得たロイヤルティーの半額をUNICEFに寄付した。この曲はベルギーフィンランドアイルランドメキシコオランダニュージーランドローデシア南アフリカスイススペインでチャート1位を獲得し[1]、地元スウェーデンとイギリスブロンディの「ハート・オブ・グラス」に破れ、両国とも最高順位は2位だった)[3]オーストラリア西ドイツノルウェーで5位までにランクインした。これにより、「チキチータ」はアルバム『ヴーレ・ヴー英語版』からのシングルカットで最も成功した曲になっただけでなく、世界で最も有名なチャリティ・ソングのひとつにもなった。2014年には、ABBAのメンバー4人全員がこの曲の収益を全てUNICEFに寄付することで同意した。2021年段階で、「チキチータ」の収益から得られたUNICEFへの寄付額は、アメリカ合衆国ドルで480万ドル相当に達している[4]

アルゼンチンでは、1979年7月末の発売以来、スペイン語版が50万枚、オリジナルの英語版が2万5千枚売れるなどのヒットを記録した[5]。『キャッシュボックス』誌では「活き活きとした音」("a bouncy tune") と「舞い上がるようなハーモニー」"soaring harmonies" を備えていると評されている[6]

2021年9月段階において、デジタル配信も含めた全集計の中で、この曲はイギリス国内で9番目に売れたABBAの楽曲である[7]

日本では1979年に「チキチータ」の題でディスコメイトレコードから発売された (DSP-126)[8]。その後、2001年のドラマ『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』劇中曲として使用されたことから[9]、同じくABBAの『SOS』と合わせて、2001年1月に「S.O.S./チキチータ」と銘打ったシングルがユニバーサルミュージックより別途販売されている[10](同年ベストアルバム『S.O.S.〜ベスト・オブ・アバ』もリリース)。

ミュージック・ビデオ

映像外部リンク
Abba - Chiquitita (Official Music Video) - YouTube - 公式ミュージックビデオ
【和訳】ABBA - Chiquitita / アバ - チキチータ - YouTube - アルバム『ヴォヤージ』発売に合わせ、ユニバーサルミュージック (日本)が公開した日本語訳付き公式ビデオ

「チキチータ」はABBAの楽曲にしては珍しく、カスタムメイド・ビデオの作られなかったシングルとなった。このため、ミュージックビデオとしては、シングル発売から暫く経った1979年3月・4月に収録された、テレビ番組用のパフォーマンス映像が使用されている。このクリップは、1979年のイースターにヨーロッパで放送された番組『ABBA・イン・スイス』"ABBA in Switzerland"(BBC)の収録中に撮影されたものだが、クリスマスの放送が予定され、実際の番組には使用されなかった。映像では山の麓で雪だるまを背景に歌唱するABBAの姿が収められている。全編を通じて天候も光源も芳しくなく、中でもアンニ=フリッド・リングスタッドは常に目に入る髪をかき分け続けている。撮影はスイスレザンで行われ、BBCはリップシンクした別2版を作成している。片方は「BBCビッグ・トップ」"The BBC Big Top" の中で使用され、メンバーがカフェのテーブルに座って歌うもうひとつのバージョンは[11]デイム・エドナ・エバレッジ司会の番組「クリスマス・ショータイム・スペシャル」"Christmas Snowtime Special" の中で、1979年12月23日にBBC Oneにて放送された[12]。グループが雪だるまを背に屋外で歌ったバージョンは、元々クリスマス番組用として考えられていたが、制作・監督を務めたマイケル・ハール (Michael Hurll) が最初のバージョンに納得せず、第2作以降が作られることになった[13]。2022年3月、リリックビデオの形で新しいミュージックビデオが公開されている[14]

メンバー

チャート順位

認定・売り上げ

国/地域 認定認定/売上数
アルゼンチン 525,000 [5]
日本 (RIAJ)[36]
SOS / Chiquitita
プラチナ 100,000 ^
オランダ (NVPI)[37] ゴールド 100,000 ^
イギリス (BPI)[38] ゴールド 500,000 ^

^ 認定のみに基づく出荷枚数

カバー作品

脚注

外部リンク

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