ツァスタバ M80
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旧ソ連製のカラシニコフ自動小銃(AK)シリーズをベースにした小銃だが、主に輸出向けとして製造され、使用弾薬は西側諸国の軍隊が使用する5.56x45mm NATO弾である[1][2]。5.56x45mm NATO弾には旧式のM193弾と新型のSS109弾があるが、両方に対応している[1]。
基本的な設計はAKシリーズと同じで、旧ソ連のAK-74に相当するモデルである[1][2]。プレス加工で製造されたスチール製レシーバーを備え、ガス圧で作動する[2]。銃口部には、反動や発砲炎を抑制するマズル・コンペンセーターが取り付けられているが、AK-74に似た太いモデルと、銃身と同じ太さの細いモデルの2種が存在する[2]。オプションとしてライフルグレネードの発射用アタッチメントと照準器を取り付けることも可能だった[1]。
派生型として、折畳みストックのM80Aや短銃身のM85があり、後継として同じく5.56ミリ弾を使用するフルサイズのM90がある[3]。M80はユーゴスラビア軍には採用されなかったが、ツァスタバ・アームズは5.56ミリ弾を使用するAK系小銃の開発を続け、1990年にユーゴスラビア軍の次期制式小銃候補としてM90を提出し(不採用)、最終的にM21でセルビア軍の制式小銃の座を獲得している[3][4]。
2025年時点で、ツァスタバ・アームズ社HPの製品一覧には掲載されていない[5]。