ツァスタバ M90
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旧ソ連製のカラシニコフ自動小銃(AK)シリーズをベースにした小銃で、先行して開発されたM80の改良モデルである[1]。使用弾薬は、M80と同じく西側諸国の軍隊が使用する5.56x45mm NATO弾を採用しているが、弾倉はセルビア製の独自設計で、他の銃(5.56mm口径のAKシリーズを含む)との互換性はない[1][2]。派生モデルとして、折畳みストックのM90Aも開発された[1]。
1990年にはユーゴスラビア軍の次期制式小銃候補として提出されたが、財政的理由と政治的理由から不採用となった[1]。ツァスタバ社はその後も5.56mm口径のカラシニコフ系自動小銃の開発を続け、最終的にM21でセルビア軍の制式小銃の座を獲得している[1][3]。
また、アメリカ合衆国の民間市場向けに半自動モデルが製造されており、2020年代以降もマグプル社製のグリップやストック、ホーグ社製のフォアグリップなどを組み込んだ改良モデルが開発されているが、原型の軍用モデルと比較すると着剣ラグや夜光サイトなど一部機能は取り除かれている[1][2][4]。
2026年時点で、M90という名称の小銃はセルビアの本家ツァスタバ・アームズ社HPの製品カタログには掲載されていないが[5][6]、アメリカのツァスタバ・アームズUSA社HPの製品一覧にはZPAP M90シリーズとして複数のモデルが掲載されている[7]。
派生型
- M90A
- 金属製の折畳み式ストックを備えたモデル[1]。