ツンドラ気候
From Wikipedia, the free encyclopedia
| fa | fb | fc | fd | m | wa | wb | wc | wd | sa | sb | sc | sd | ||||||
| E | 寒帯 | ET | EF | |||||||||||||||
| D | 亜寒帯 | Dfa | Dfb | Dfc | Dfd | Dwa | Dwb | Dwc | Dwd | Dsa | Dsb | Dsc | Dsd | |||||
| C | 温帯 | Cfa | Cfb | Cfc | Cwa | Cwb | Cwc | Csa | Csb | Csc | ||||||||
| B | 乾燥帯 | BSh | BSk | BWh | BWk | |||||||||||||
| A | 熱帯 | Af | Am | Aw | As | |||||||||||||
ツンドラ気候(ツンドラきこう)とは、ケッペンの気候区分における気候区のひとつで寒帯に属する。記号はETで、Eは寒帯、Tはツンドラ(Tundra)を意味する。
ツンドラとは本来、サーミ語・ウラル地方の言語で「木がない土地」を意味する。気候が森林の生育に不適格なため樹木が生長せず、永久凍土が広がっていることが多い。
最暖月平均気温が0℃以上10℃未満。最寒月平均気温及び降水量についての条件はない。そのため「寒帯」という語から受け得る印象とは裏腹に、厳密には「夏でも暖かくならない地域」であって、必ずしも「冬に大変寒くなる地域」ではなく、各月の平均気温が1年中9℃であっても定義上は該当する。そのため、年較差の小さい赤道付近の高山(ラパス等)では、これに近い形でツンドラ気候の条件を満たす場所が存在する。また、高緯度の低地であっても、フエゴ島等、海洋性気候であるがために年較差が小さく、亜寒帯の要件の1つである「最寒月平均気温が氷点下3℃未満」を満たさずして、最暖月平均気温が10℃以上か未満かで温帯(西岸海洋性気候)と寒帯とに分かれ、この気候区の条件を満たす地点が存在する。
特徴
分布

北アメリカ大陸やユーラシア大陸の北極海沿岸、グリーンランド南部などの北極海沿岸、アイスランド北部、チリの最南部(フェゴ島)、インド洋南部のケルゲレン諸島、南極半島など。またチベット高原・アンデス山脈・富士山頂[1]などもこの気候に属するが、高山気候を定義する場合は高山気候に属する。
日本での分布地域
日本では富士山を始め、大雪山[2]・飛騨山脈[要出典]・千島列島などに位置する高山の山頂付近が該当する。気象庁の観測地点で、ツンドラ気候に属するのは富士山頂のみである。
ツンドラ気候に属する観測地点が存在するのは以下の市町村である。(かっこ書きは気象庁・アメダスの設置点):
- 静岡県、山梨県
- 境界未定地[3](富士山)
典型的な都市
人間の居住が困難なため、基本的にこの気候区の地域は人口が希薄で大都市は発達しておらず、人口数千人規模の都市・村落が多い。例外的に、アンデス山脈の低緯度地帯では、最暖月平均気温は10度を割るものの、最寒月でも氷点下にならないため、典型的なツンドラ気候の地域に比べ都市が発達している。
- ヌーク(グリーンランド、人口約2万人)
- アナディリ(ロシア、人口約1万1000人、Dfcに分類することもある)
- ウトキアグヴィク(バロー)[4][5](アメリカ合衆国アラスカ州)
- ディクソン(ロシア)[4][5]
- イカルイト(カナダ)
- エル・アルト(ボリビア、人口約90万3千人、Cwcに分類することもある) - アンデス山脈の低緯度地帯にある都市。
- ウシュアイア(アルゼンチン、人口約6万4000人、Cfcに分類することもある) - フエゴ島にある都市。前述の通り海洋性気候であり、最寒月でも氷点下にならず、樹木も生育しているなど、やはり典型的なツンドラ気候とは異なる。植生面では亜寒帯気候(亜寒帯(冷帯)のうち夏でも冷涼な地域の気候)に近い。
主な観測基地
- ベリングスハウゼン基地(キングジョージ島)
- エスペランサ基地(南極半島)
