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テラ戦士ΨBOY

日本の映画作品 From Wikipedia, the free encyclopedia

テラ戦士Ψ BOY』(テラせんし サイ ボーイ)は、1985年昭和60年)7月6日より公開された日本映画[1][2][3][4]。制作はニュー・センチュリー・プロデューサーズ[4]、配給は東映[1][4]東映洋画[5])。監督は石山昭信、脚本は原田眞人[2]。上映時間は101分[4]

監督 石山昭信
原作 マイク・スプリングレイン
概要 監督, 脚本 ...
テラ戦士Ψ BOY
監督 石山昭信
脚本 原田真人
原作 マイク・スプリングレイン
出演者
音楽 林哲司
主題歌 菊池桃子
BOYのテーマ
撮影 山崎善弘
編集 井上治
制作会社 ニュー・センチュリー・プロデューサーズ
製作会社
配給 東映
公開 1985年7月6日
上映時間 101分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
配給収入 2.5億円
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当時の人気アイドル[3]菊池桃子の2作目の主演映画[6][7]。『テラ戦士Ψ BOY』という宇宙と交信する女子高生を主役としたSF映画[8][7]

同時上映は『エリア88』。

物語

6歳の少女・MOMOKOは、遊園地で友達のモトハルと遊んでいた時、突如として光に包まれ……次の瞬間、16歳の高校生としてごく普通の学園生活を送っていた。6歳の時の記憶が突然甦ったのか? しかしMOMOKOは、6歳から16歳まで10年間普通に生きてきたことを自覚しているものの、この不思議な体験は、6歳の遊園地の時から突然、自分が16歳になったようにしか思えなかった。幼馴染みのモトハルに打ち明けても、彼は白昼夢だと笑うのみ。同じ頃、彼女らの周辺では、勉学やスポーツに長けた学生が消息を絶ち、その2日後に2日間の記憶と、元の卓越した能力を失って帰ってくるという奇妙な事件が頻発していた。そして同じ頃、MOMOKOやモトハルに突如、超能力が身につく[4]。後日「ディラスポーラ」というメッセージのもと、エスパー少年たちがMOMOKOの元に集まってきた。しかし、悪のエスパー・フレイムの刺客が彼らを襲う[4]。危機を脱した彼らは、自分たちを集めた謎の存在「BOY」からメッセージを受取るのだった。

登場人物

MOMOKOと仲間たち

MOMOKO(モモコ)
16歳の高校生。突如としてサイコキネシス能力を身につけ、全く制御できない能力に戸惑いつつも、BOYから救いを求めるメッセージを受取り、彼を助け出すことを決意する。16歳でむろん普通免許を持っていないが、何故か自動車の運転が出来る。
モトハル
MOMOKOの幼馴染みで、同じ高校に通っている。部活はボクシング。MOMOKOと同時期にサイコキネシス能力を身につける[4]。但しMOMOKOとは違い右拳を左手で叩くことで容易に制御が利く。
ギンジロー
都内の小学生でIQ最高を自称する小学生で、パソコンが特技。予知能力を持つ[4]
トオル
ハンバーガーショップの店員。MOMOKOがその店に偶然来店したことから仲間となる。テレポーテーション能力を持つが[4]、目的地と異なる場所に移動してしまう等、ドジも多い。
ブー
ゲームセンターで遊んでいたMOMOKOたちを刺客から救い、仲間となる。手から高熱を発して[4]、掴んだ相手を攻撃する能力を持つ。
ステーション
テレパシー能力を持つ青年[4]。ゲームセンターで遊んでいたMOMOKOたちに、ゲーム機の画面を通じて刺客の襲来を知らせた後、危険を脱した彼女らに合流して仲間となる。
BOY
宇宙の彼方からやって来た謎の生命体[4]。「ディラスポーラ」のメッセージのもと、MOMOKOを始めとするエスパーたちにコンタクトを取り、助けを求める。

ゴールデン・フレイム研究所

ゴールデン・フレイム
ゴールデン・フレイム研究所の所長。MOMOKOたちを遥かに上回るエスパー。既にBOYを手中に収めており、その能力の悪用を企んでいる。
片山先生
MOMOKOの通う高校の教師だが、実はフレイムの部下。MOMOKOに秘められた能力を見抜き、マルイと共に彼女を執拗に追うが、失敗。責任をとってフレイムに殺害される。
マルイ
フレイムの部下の男。MOMOKOを追っていたものの失敗。さらに密かに想いを寄せていた片山を失い、悲しみに暮れるが。

キャスト

スタッフ

  • 監督:石山昭信
  • 脚本:原田眞人
  • 原作:マイク・スプリングレイン
  • 音楽:林哲司
  • オーケストレーション:朝川朋之
  • 撮影:山崎善弘
  • 美術:渡辺平八郎
  • 照明:磯野雅宏
  • 編集:井上治
  • 助監督:佐藤敏宏
  • 音響効果:斉藤昌利
  • 操演:小林正己、尾上克郎國米修市
  • 装飾:山崎輝、石田登、富沢幸男、長谷川圭一
  • 技斗:高瀬将嗣
  • カースタント:スーパードライバーズ
特撮ユニット
  • 現像・特殊合成:IMAGICA
  • スタジオ:にっかつ撮影所
  • プロデューサー:岡田裕、八巻晶彦
  • 企画:藤田浩一、小向正司(学研)、遠藤克彦(VAP)、波多腰晋二(日本テレビ)
  • 制作:ニュー・センチュリー・プロデューサーズ
  • 製作:日本テレビ学研ヤング編集部、トライアングル・プロダクション、バップ[1]

主題歌

  • BOYのテーマ[8]
    作詞:秋元康 / 作曲:林哲司 / 唄:菊池桃子
    菊池の5thシングル。
  • 「I Will」
    作詞:秋元康 / 作曲:林哲司 / 唄:菊池桃子
    菊池の1stアルバム「OCEAN SIDE」に収録。

オリジナルサウンドトラック

1985年7月6日発売(VAP CD 80013-32/LP 30172-28/CT 50172-28)、1990年2月21日CD再発売(VPCB-80369)。

  • 1. BOYのテーマ(菊池桃子)
  • 2. メインタイトル
  • 3. Dr,マルイのラブコ-ル
  • 4. 閉ざされた記憶 5.テラ戦士~チェイス~
  • 6. ディラスポ-ラ(時のない河)
  • 7. ドリ-ム・アイズ
  • 8. ゴ-ルデン・フレイム
  • 9. 大空のBOY~αからφへ~
  • 10. 悲しみのエスパーたち
  • 11. グラスの中の謎
  • 12. BOYのテーマ(インストゥルメンタル)
  • 13. I WILL(菊池桃子)

製作

1984年末に公表された1985年度東映ラインアップでは、1985年7月は長編アニメ金の鳥』を公開と発表されていた[9]。『映画時報』1985年4、5月号の製作ニュースに「『テラ戦士ΨBOY』の撮影が都内ロケを中心に現在進められている。超能力を持つ思春期の女の子MOMOKOと未知なる生命体BOYとの淡い恋を描くSFファンタジー…製作費は3億円で、このうち半分の1億5千万円をSFXシーンに投入。完成は6月、公開は東映洋画部の配給で7月中旬より全国洋画系にセットされる」などと書かれている[10]。『プレイガイドジャーナル』1985年5月号に「『パンツの穴』でデビューした菊池桃子の主演第2作目は『ボウイ・BOY』。康珍化の原作を原田真人が脚本家したロマンチックSF物」と書かれている[6]

撮影

円谷プロで「ウルトラシリーズ」に関わったスタッフ特撮視覚効果を担当、超能力を駆使したアクション場面が見どころ[2]特殊メイク原口智生[2]

ゴールデン・フレイムの異様な特殊メイクは、映画『宇宙水爆戦』のメタルナ人エグセターへのオマージュとしてデザインされている。そのかつらは白髪のものがなかった為、普通のかつらを脱色したものである。ゴールデン・フレイムは後の漫画『強殖装甲ガイバー』のギュオーのモデルになったと作者がコメントしている。

ロケ地

宣伝・興行

東映洋画系で公開[5]。邦画本番線は『キン肉マン 逆襲!宇宙かくれ超人』『Dr.スランプ アラレちゃん ほよよ!夢の都メカポリス』『キャプテン翼 ヨーロッパ大決戦』『電撃戦隊チェンジマン シャトルベース!危機一発!』の四本立て夏のまんがまつり[11]岡田茂東映社長がこのまんがまつりに「大台(配収10億円)に乗せろ」と指示を出し[11]、宣伝に注力があり、まんがまつりとしては史上初めて配収10億円を突破した[12]

作品の評価

興行成績

配給収入2.5億円[13]。東映常務取締役営業部長の鈴木常承は、1985年秋の映画誌の記事で「洋画系で配給した3月の『カムイの剣』、5月の『結婚案内ミステリー』『友よ、静かに瞑れ』、7月の『テラ戦士ΨBOY』、8月の『オーディーン 光子帆船スターライト』などが全部不発」と述べている[5]

参考資料

音楽

  • 菊池桃子 『OCEAN SIDE』 バップ、1984年
  • 菊池桃子 『BOYのテーマ』 バップ、1985年

その他

  • 『テラ戦士ΨBOY』劇場公開時パンフレット 1985年

脚注

参考文献

外部リンク

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