テルミノカヴス

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テルミノカヴス(学名:Terminocavus)は、後期白亜紀北アメリカ大陸に生息していたケラトプス類の一つ。テルミノカヴス・セアレイ(Terminocavus sealeyi)一種のみを内包する。単一の頭頂骨とそれに関連する数個の断片で知られる。ホロタイプは1997年にニューメキシコ州カートランド累層で発見され、2020年の研究論文でナヴァホケラトプスと共に記載された。解剖学的にはペンタケラトプスアンキケラトプスに類似していたが、非常に狭い切れ込みを持つ特徴的なハート型の頭頂骨フリルを持っていた。他の数種のカスモサウルス亜科と共にある系統群を形成しているのではないかと考えられている。

サンフアン盆地の地質マップ。B (上中央) はホロタイプの発見場所を示す。

ホロタイプNMMNH P-27468 は、1997年に採集された。頭頂骨(または癒合した頭頂骨)、他の頭骨断片、断片的な仙椎、および脊椎の断片で構成される。ニューメキシコ州サンフアン盆地のカンパニアン階にあたるカートランド累層ハンターウォッシュ部層のグレーシルトストーンの堆積物から発見された。ハンターウォッシュ部層中層から上層において、既知の中で唯一のカスモサウルス亜科の発見例である。年齢は不明である。フリルの状態から若い亜成体でのように思われるが、体格が大きく、縁頭頂骨が融合していることは成体である事を示唆している[1]

2005年のアブストラクトでは、この標本はペンタケラトプス属に属すとされているが、ペンタケラトプスとしては異常であると指摘されている[1]。ジョシュア・フライは2015年の修士論文で、他のペンタケラトプス標本と共にグループ化することができなかったことから、その記載に疑問を呈した[2]。2016年に非公式に独自の属として命名された[3]。その後の2020年、デンヴァー・ファウラーとエリザベス・フリードマンによってテルミノカヴスと正式に命名された。属名は「洞の終わりの到来」を意味し、これは頭頂骨の切れ込みが閉鎖し始めて狭くなりつつある段階である事にちなんでおり、より派生的な後のタクサではこの切れ込みが完全に閉鎖されている。種小名セアレイ(sealeyi)はホロタイプを発見したポール・シーリー (Paul Sealey) への献名である。この標本をペンタケラトプスの新種としなかった事は、ペンタケラトプスの側系統群化を防ぐために決定されたものである[1]

ほぼ完全だが非常に歪んだ頭骨 PMU 23923 も恐らく本種に含まれる。この標本もカートランド累層産であり、チャールズ・ヘイゼリアス・スタンバーグが1921年に発見した。1930年に新種ペンタケラトプス・フェネストラトゥス Pentaceratops fenestratus と名付けられたが、後の研究者によってその特徴は病変の産物であるとされた。しばしばペンタケラトプス・ステルンベルギのシノニムと考えられていたが、ファウラーとフリードマンは、頭頂骨の深く狭い中央部の切れ込みと広い面積から、ナヴァホケラトプスまたはテルミノカヴスのいずれかに属している可能性が高いと結論づけた。しかし標本は歪んでいるため、どちらかを断定することは不可能である[1]

記載

分類

出典

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