ナメラダイモンジソウ
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| ナメラダイモンジソウ | |||||||||||||||||||||||||||
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| 分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Saxifraga fortunei Hook.f. var. suwoensis Nakai[2] | |||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| ナメラダイモンジソウ |
ナメラダイモンジソウ(滑大文字草、学名: Saxifraga fortunei Hook.f. var. suwoensis Nakai[2])は、ユキノシタ科ユキノシタ属に分類される多年草の1種である[3][4]。広義のダイモンジソウの変種のひとつ[1]。和名は花弁の形が『大』の文字であり[4]、採集された山口県山口市の滑(なめら)山に由来する[3][5]。
草丈は高さ5-40 cm[6]。根茎は短く、走出枝をつくらない[7]。葉は根生し[8]、腎円形で長さ3-10 cm、基部は心形、なかほどまで拳状に[8]5-7裂し、裂片はふつう倒卵形で[4]あらい鋸歯があり、両面に毛が生え[3]、葉柄は長さ3-20 cm[8]。托葉は膜質で縁は毛状に裂ける[9]。花茎をだし、円錐花序に白色の花をつけ[3]、花柄にまばらに短腺毛がある[9]。花弁は5個、上の3個は小さく長さ3-4 mm、下の2個は長さ6-15 mmで[6]、垂れ下がる[3]。雄蕊は10個、葯は橙色[9]。花期は7-10月[3][4]。果実は蒴果[9]。種子は紡錘形で平滑[9]。
- 葉は腎円形で、なかほどまで拳状に5-7裂し、葉柄は長い
- 葉は根生し、花茎をだし、円錐花序
- 白い花弁は『大』の文字の形状、上の3個は小さく、下の2個は細長く垂れ下がる。雄蕊は10個、葯は橙色。
分布と生育環境
和名の混同
1939年に、原寛は『大日本植物誌(ユキノシタ科)』(三省堂)で本変種をカエデダイモンジソウと考えて、Saxifraga fortunei Hook.f. var. partita (Makino) Nakai[11]の学名をあてた[5]。1953年と1975年に、大井次三郎は『日本植物誌』(至文堂)で本変種をカエデダイモンジソウとして記載、図示していた[5]。1953年に、中井猛之進は本種を和名、ナメラダイモンジソウ、学名:Saxifraga fortunei Hook.f. var. suwoensis Nakaiとして報告している[5]。この基準標本は、当時の山口県阿武郡(現在の山口市)の滑(なめら)山で採集されたもので、国立科学博物館に収められている[5]。1961年に、北村四郎、村田源は『原色日本植物図鑑 草木編(Ⅱ)』(保育社)で本種をカエデダイモンジソウとして記載、図示していた[5]。このように本変種はしばしば誤って[6]カエデダイモンジソウと呼ばれていた[4]。現在は、カエデダイモンジソウは、エチゼンダイモンジソウ(越前大文字草、学名:Saxifraga acerifolia Wakab. et Satomi[12])の別名とされている[11]。
ダイモンジソウとの識別ポイント
類似するダイモンジソウ[9](大文字草、学名:Saxifraga fortunei Hook.f. var. alpina (Matsum. et Nakai) Nakai)[13]、 シノニム:Saxifraga fortunei Hook.f. var. incisolobata (Engl. et Irmsch.) Nakai[4][14][15])との識別ポイントを下表に示す。本種の葉がなかほどまで5-7裂するのに対して[3]、ダイモンジソウは浅く5-17裂する[14]。
| 和名 学名 |
葉の画像 | 識別のポイント |
|---|---|---|
| ナメラダイモンジソウ S. fortunei var. suwoensis |
葉はなかほどまで拳状に[8]5-7裂する[3] 分布域:本州(中部地方以西)と九州[3][4] | |
| ダイモンジソウ S. fortunei var. alpina |
葉は浅く5-17裂する[14] 分布域:ウスリー、樺太、南千島、中国、朝鮮半島、日本(北海道、本州、四国、九州)[4] |
