バイオハザード レクイエム
2026年のコンピュータゲーム
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『バイオハザード レクイエム』(BIOHAZARD requiem)は、カプコンより2026年2月27日に発売された[1]ゲームソフト。バイオハザードシリーズ本編としては11作目[注 1]にあたる。バイオハザードシリーズ生誕30周年記念作品[2]。
| ジャンル | サバイバルホラー |
|---|---|
| 対応機種 |
PlayStation 5 Xbox Series X/S Nintendo Switch 2 Microsoft Windows |
| 開発元 | カプコン |
| 発売元 | カプコン |
| プロデューサー |
川田将央 熊澤雅登 |
| ディレクター | 中西晃史 |
| デザイナー | 寺西圭司 |
| シナリオ | ハリス・オーキン |
| 音楽 | 佐藤奈央 |
| 美術 | 高野友憲 |
| シリーズ | バイオハザードシリーズ |
| 人数 | 1人 |
| 発売日 | 2026年2月27日 |
| ゲームエンジン | REエンジン |

サブタイトルロゴの「Requiem(レクイエム)」の「q」が数字の「9」にかかっていることから[3][4]、ナンバリングシリーズにおいて『バイオハザード9』に相当する[5][6][7][8][9]。
概要
開発
2020年頃に開発が開始された。当初はオープンワールドや協力プレイを検討していたが、開発陣は「ファンが求めるのはサバイバルホラーの恐怖」と判断し、現在の形になった[11][12]。
2024年7月2日に配信したカプコン公式番組「CAPCOM NEXT - Summer 2024」にて、新作のバイオハザードを制作していると発表をした[13]。その後、2025年6月7日に開催されたイベント「Summer Game Fest 2025」にて『バイオハザード レクイエム』の正式公開となった[14]。
本作ではバイオハザードシリーズ初の「パストレーシング」を実装した[15]。
主人公・グレースの「癖毛の髪の毛」の表現は、同時開発中の『プラグマタ』の開発チームがノウハウを積み重ねていた技術を活かした、「開発中タイトルを横断したノウハウの共有」をして表現実現した[16]。
ゲームシステム
- 難易度
- 以下の4つの難易度が用意されている。
- Casual
- 初心者向けの難易度。銃を撃つ際にエイムをアシストしてくれる。
- Standard (Modern)
- 現代のバイオハザードの標準的な難易度。程よい緊張感と達成感を味わえる。
- Standard (Classic)
- 伝統的なバイオハザードの難易度。グレースパートではオートセーブが制限され、セーブ時にインクリボンが必要になる。
- Insanity
- 本作の最高難易度で、猛者たちに向けた狂気の世界を味わえる。本編を一度クリアすると解放される。アイテムの配置が変更されている他、敵が大幅に強化され、他の難易度では終盤に登場する敵が序盤から配置されている。
- パートによる違い
- グレースパート
- 震え歩く恐怖を体験するサバイバルホラー。
- 手動セーブは、マップ各所に設置されたタイプライターで行う(Standard以上の難易度ではインクリボンが必要)。
- 体力の表示は『バイオハザード RE:2』と同様の心電図。
- アイテム管理は『バイオハザード RE:2』と同様のイベントリ方式。持ちきれないアイテムを預けるアイテムボックスを使用できる。
- 入手できる弾薬や回復アイテムの量、持ち運べる量が限られている(サイドパックを入手すれば持ち運べる量が増える)。
- 武器は、銃器はハンドガンのみ(療養所のパートではレオンから渡されたレクイエムも使用可)。他に、近接武器として「クラフトナイフ」、投擲武器として「火炎瓶」と「硫酸瓶」、牽制アイテムとして「空き瓶」を使用可能。特殊な武器として、ゾンビを一撃で倒しブリスターヘッド化も防げる「破血アンプル」をクラフトして使用できる。
- 体術は、体勢を崩してダウンさせたり突き飛ばして距離を取るだけで、レオンのようにダメージは与えることはできない。
- 血溜まりやクリーチャーの死体から血を採取する「採血キット」のシステムがある。採取した血や他の収集物を使って回復アイテムや弾薬、破血アンプルなどをクラフトできる。
- 廊下やクローゼットの変形した扉を開けることができない。
- レオンパート
- 爽快なアクションで敵を打ち倒していくサバイバルホラー。
- 手動セーブは、前半の療養所のパートでは不可。後半のラクーンシティのパートからは、サプライボックスと共に設置されているPCで行える。
- 体力の表示は『バイオハザード RE:4』と同様の円形ゲージ。
- アイテム管理は『バイオハザード RE:4』と同様のアタッシェケース方式。アイテムボックスは使用できない。
- 倒したクリーチャーが弾薬などをドロップするため入手できるアイテム量が多く、持ち運べる量もグレースより多い。
- 武器はハンドガンとレクイエムの他、ショットガンやスナイパーライフルなど多彩な銃器を使用できる。近接武器のトマホークを使ったパリィも可能。特定のエリアでは、ゾンビが使っていたチェーンソーを拾って使用することもできる。
- 体術は、敵と地形との位置関係で頭部を破壊し即死させる技に自動的に派生する。また、体勢を大きく崩れさせるなどの条件を満たすことで、敵を即死させるフィニッシュアタックを近接武器や銃で発動できる。
- 変形した扉をこじ開けることができる。
- アイテム「タクティカル・トラッカー」を入手するとクレジットが入手できるようになり、敵の討伐やアイテム「TACトラッカー」の取得により獲得クレジットが記録されていくようになる。マップにいくつか設置されているサプライボックスにアクセスするとその時点で獲得できるクレジットが清算されて支給され、アイテムの購入や武器の強化・カスタムパーツでの強化・ボディアーマーの修復といった用途に使用できる。過去作のようなトレジャーアイテムは出現せず、換金専用アイテムは前述した「TACトラッカー」のみとなる(換金専用アイテムが出現しないだけで、消耗品や武器を売却することは可能)。
- カメラ視点の切り替え
- グレースとレオンどちらのパートでも、一人称視点 (FPS) と三人称視点 (TPS) を自由に切り替えることができる。公式は、グレースパートは一人称視点、レオンパートは三人称視点を推奨しており、デフォルトの設定でもそのようになっている。
ストーリー
- 8年前
- 2018年。主人公グレース・アッシュクロフトは、母のアリッサと共にレンウッドホテルに滞在していた。ある夜、アリッサが部屋に帰宅すると部屋に1本の電話がかかってくる。グレースが電話に出ると相手は「アッシュクロフトさん?」とだけ聞いてきて、それに答えると電話は切れてしまう。その直後にホテルが停電し、アリッサは「奴らが来る」と言ってグレースに共に逃げるよう促す。事情を聴いても話してもらえず、グレースはわけが分からないままアリッサについて行く。その道中、アリッサはロビーの壁に掛けられた絵画の額の裏にバッグを隠す。ところが、そこにフードを被った謎の刺客が現れ、アリッサはグレースの眼前で殺害されてしまう。
- レンウッドホテル
- 2026年。アメリカ各地で謎の連続変死事件が発生した。変死したのは皆ラクーン事件の生還者で、体に黒い痣が浮き出ていた。FBIの分析官となっていたグレースは、上司のネイサンから5人目の変死体が出たレンウッドホテルの現場調査と分析を命じられ、現場に向かう。
- グレースはレンウッドに到着すると、警察官の手引きで規制線が張られた廃ホテルに入る。ホテル内を調査したグレースは、そこで自身の盗撮写真を発見する。写真の裏には「204号室で話をしよう」とメッセージが書かれており、グレースは不気味に思いながらも204号室に向かう。そこは8年前にアリッサと共に滞在した部屋であり、自分の盗撮写真が沢山置かれていた。それを目の当たりにしたグレースは、8年前にアリッサを失った時のことを思い出す。その後、グレースは8年前にアリッサが絵画の額の裏に隠したバッグを回収する。中にはアリッサの手帳と謎のMOディスクが入っていた。その直後、先刻の警察官が突如現れ、ゾンビ化して襲い掛かってくる。グレースは何とか逃げ切るが、最奥の部屋でゴーグルを装着した謎の男に遭遇し、彼に拉致されてしまう。
- その数刻前、米国大統領直轄のエージェント組織「DSO」に所属するレオン・S・ケネディも、6人目の変死体が出たエルブリッジの町でこの連続変死事件を捜査していた。レオンは無線で同じDSOのシェリー・バーキンと話し、彼女からDSOのチームが容疑者を割り出したこと、それが元t-ウィルス研究者のヴィクター・ギデオンであることを聞く。さらに、5人目の変死体が出たレンウッドホテルの付近で警察官が消息を絶ったと聞かされ、調査のためにレンウッドに向かう。
- レオンはレンウッドに到着すると、そこで事件現場のホテルの方角から女を背負って出てきた怪しい男を目撃する。レオンはすぐにその男を追うが、男は付近の市民に次々とウィルスを投与しゾンビ化させて街をパニックに陥れる。レオンは襲い来るゾンビを掻い潜り、市民を助けながら男を追跡するも見失ってしまう。
- ローデスヒル療養所
- グレースが目を覚ますと、病室のような部屋で拘束され採血されていた。自力で拘束を解いて施設内を探索するが、そこに巨体の女の怪物・The Girlが現れ執拗に追いかけてくる。グレースはThe Girlから逃げながら施設のホールを目指す。
- 同じ頃、レオンはヴィクターの手がかりを追い、彼がアンブレラ崩壊後に買い取ったというローデスヒル療養所を訪ねる。レオンは療養所の一室に案内されるが、突如施設内でバイオハザードが発生し、施設のスタッフや入院患者がゾンビ化して襲い掛かってくる。ゾンビを撃退し療養所を探索していると、グレースがThe Girlに襲われているところに遭遇し、大型拳銃のレクイエムでThe Girlを倒して彼女を助ける。レオンはグレースに事情を聞くが、突如鉄格子によって2人は分断されてしまう。レオンは最後の一発が残ったレクエイムをグレースに渡して療養所から脱出するよう促し、自身はヴィクターの捜索を続ける。するとそこにヴィクターが現れ、対峙するも捕まって拉致されてしまう。
- 再び一人となったグレースは、脱出を目指して療養所を探索する。その最中に、投薬室で隔離された白内障の幼い少女と出会う。グレースは探索の末にセキュリティキーであるリストタグを入手し、その少女・エミリーを隔離から解放して点字の解読を手伝ってもらうが、そこにレオンが倒したはずのThe Girlが現れ、エミリーを地下に連れ去ってしまう。グレースはエミリーを助けるため、恐怖を堪えて地下に降りる。
- レオンはヴィクターに拘束され、彼から自分の体の黒い痣がアンブレラの呪いだと聞かされる。自力で拘束を解いたレオンは手掛かりを求め、ゾンビや巨体の怪物・チャンクを退けながらヴィクターの執務室に向かう。執務室にあったヴィクターのパソコンをシェリーに調べてもらうと、変死事件の死亡者や自分たちの病が「ラクーンシンドローム」というt-ウィルスに由来する病であることがわかる。
- グレースは暗い地下を探索し、そこに再びThe Girlが現れる。ゾンビやThe Girlに追われながらグレースは必死に探索を進め、ジョイントプラグを集めて牢獄を開錠、エミリーを助け出す。その後、The Girlの追跡を振り切って地上階に戻り、集めたクオーツで中庭への扉を開く。中庭を進むと、そこに一機のヘリコプターがあった。ヘリパッドにはハリーという男がおり、ハリーはグレースに「ボスが持って行ったヘリの鍵を取ってきてほしい」と頼む。グレースはそれを引き受け、ボスが入ったという建物に向かう。建物を探索すると地下に隠された秘密の研究所を発見する。その研究所でヘリの鍵を見つけるが、そこにヴィクターがやってきて誰かと電話で話し、去り際に研究所の自爆プロトコルを作動させる。グレースは崩壊する研究所から辛くも脱出し、ヘリに戻ってハリーに鍵を渡す。そのままヘリで脱出を図るが、ヘリは離陸の際に大勢のゾンビにしがみ付かれてしまい、コントロールを失って墜落、ハリーも死亡してしまう。グレースは負傷したエミリーを抱きかかえてゾンビたちから逃げ、レオンの援護射撃に助けられて礼拝堂に逃げ込む。レオンはグレースたちに合流し、浄水場に逃げるよう促して自分はゾンビたちを迎え撃つ。
- グレースは浄水場に到着すると、天井を開くためにエミリーを安全な部屋に寝かせて探索するが、そこにまたしてもThe Girlが現れる。グレースは光で撃退しながらなんとか装置を再起動して天井を開き、The Girlを完全に息絶えさせる。その後すぐにエミリーのもとに戻るが、エミリーは既に意識を失っており、怪物に変異してしまう。そこにレオンが到着し、グレースにエミリーを撃たないでと懇願されるが、レオンは断腸の想いでエミリーを撃って撃退する。エミリーを助けられなかった無念に打ちひしがれたグレースは、レオンにレクイエムを返して一人出口に向かうが、そこにはヴィクターと謎のサングラスの男・ゼノが待ち受けていた。ゼノは「お前の本当の使命を教えよう」と話し、グレースをヘリに乗せて連れ去る。
- ラクーンシティ
- レオンはグレースを助けるため、28年前に滅菌作戦が行われ廃墟となったラクーンシティへ向かう。ヴィクターのコンピュータに残っていた座標が、ラクーンシティの中心部を示していたのだ。市街地に到着すると、クモの怪物・タイタンスピナーに遭遇し、激戦の末それを退ける。その後、レオンはBSAAのキャンプを発見し彼らが最近ラクーンシティで行動していたことを知り、さらに滅菌作戦によって死滅したはずのゾンビの襲撃に遭い、不可解な事態に困惑する。レオンは市の中心部に向かおうとするが、そこに通じるハイウェイの入口が封鎖されていた。レオンは周辺の市街地や地下を探索して部品を集め、起爆装置を完成させてハイウェイへの入口を爆破。BSAAのコンテナに保管されていたバイクに乗り市の中心部に向かう。
- バイクでハイウェイを走行していると、そこにヴィクターが現れガルムの群れを差し向けてくる。レオンは激しい追跡戦を展開し、最後はヴィクターとの一騎打ちに挑み、これに勝利。ヴィクターはバイクの爆発に巻き込まれながらハイウェイの高架から落下した。
- 市の中心部に到着すると、レオンは座標が示す場所に向かう。そこは、かつて自分が配属されたラクーン警察署「R.P.D.」の廃墟だった。警察署内を探索するレオンの脳裏に、ラクーン事件当時の記憶がよみがえる。探索を進めていると、東側オフィスでグレースとゼノが会話しているところに遭遇する。ゼノはグレースに、エミリーの正体がグレースを再現するために作られた複製であることを明かし、孤児院で撮影された複製の一人・クロエの映像を見せる。さらに、グレースは孤児院に隣接する秘密の地下研究所「ARK」に封印された「エルピス」を解放する鍵であり、その鍵を再現するためにエミリーやクロエが作られたと話し、グレースをARKに連れて行こうとする。レオンはグレースを助けるべくその場に突入するが、ゼノはタイラントを差し向け、グレースを連れ去ってしまう。タイラントを振り切ったレオンは、ゼノが話していたARKに行くため、その入り口がある孤児院に向かう。その途中、ケンド銃砲店を出たところで再びタイラントが現れるが、レオンは激闘の末にタイラントを倒す。
- 孤児院は損壊が激しく、レオンは僅かな足場を伝いながら地下に降りていく。地下では植物の怪物・プラントに何度も襲撃されるが、レオンはそれを撃退しながら進む。そして、地下の奥深くで繁殖していた巨大植物・プラント43を倒すと、その背後に巨大な施設の入口が姿を現す。レオンはその施設「ARK」に足を踏み入れる。
- ARK
- ARKに入ったレオンは、サーバールームのモニターでグレースとゼノが施設最奥の中央精製システム「PANDORA」にいることを突き止める。早速そこに向かおうとするが、そこに突如謎の特殊部隊が侵入してくる。レオンは激しい銃撃戦の末に特殊部隊を退けPANDORAに向かうが、そこに今度は特殊部隊の隊長が立ちはだかる。隊長の強さはレオンを苦戦させるが、レオンは死闘の末に隊長を倒す。PANDORAではゼノが、エルピスが封印された装置の端末に解放のパスワードを入力するようグレースに促していた。そこにレオンが到着するが、圧倒的な身体能力を持つゼノに追い詰められ、レオンはグレースと共に下層の廃棄場に逃れる。ところが、レオンの体はラクーンシンドロームの病が進行しており、倒れて意識を失ってしまう。
- しばらくしてレオンは意識を取り戻すが、廃棄場から出る通路がクレーンで塞がれていた。グレースはクレーンを動かしてレオンが廃棄場から脱出するための通路を確保するため、単身で別ルートから廃棄場を出てARKを探索する。施設内はゾンビやリッカーだらけだったが、何とかブートキーを見つけ出してクレーンを動かすことに成功する。その後もグレースは単身で探索を続け、施設内でも機密性の高い記録管理室にたどり着く。その端末でグレースは、アリッサが手帳と共に廃ホテルに隠していたMOディスクを開き、中に記録されていた映像を確認。自分の出自とエルピスに込められたスペンサーの遺志を知る。
- 同じ頃、レオンは廃棄場を出るが、体はもうほぼ限界だった。時折意識が混濁しながらも、ゾンビやリッカーを退けながらPANDORAに向かう。しかし、PANDORAの入口に到着したところで激しい吐血を起こし、再び意識を失ってしまう。グレースは記録管理室のモニターでそのレオンの様子を確認すると、レオンのもとに駆け付け、2人でPANDORAに突入する。レオンはグレースに、エルピスを破壊してほしいと頼む。ゼノはグレースに、エルピスの解放を迫る。エルピスを破壊するのか、それとも解放するのか。グレースは選択を迫られる。
登場キャラクター
主人公
- グレース・アッシュクロフト
- 声 - 貫地谷しほり[17]
- 本作の主人公で、FBIの分析官。内向的かつ臆病な性格で、身体的および精神的な強さは持たない人物だが、推理力や分析力に長けており、並外れた洞察力と集中力を持つ。
- 母親を失った事件の影響で内向的な性格に拍車がかかり、ひたすら仕事に打ち込んでいる。かつて母親が死亡した場所であり、連続変死事件の5人目の遺体が出たレンウッドホテルに調査に赴いたことから、今作の事件に巻き込まれる。
- ヴィクター・ギデオンから「エルピス」の解放に必要な特別な存在と目され、その身柄を狙われる。
- その正体は、1990年以前から続くスペンサーの記憶転移を目的とした一連の実験における2000年代初頭に製作されたクローン人間で、これまでの実験体の中で唯一の成功モデル。スペンサーの記憶を継承しているため、スペンサー亡き今、エルピス解放の手順を把握している唯一の存在であるとゼノから語られる。
- しかし物語の後半で、「実験により生み出されたクローン人間」という点に関しては誤りであり、スペンサーが贖罪の為に受け入れた普通の孤児であることが、アリッサの遺したスペンサーへの取材映像にて判明する。
- レオン・S・ケネディ
- 声 - 森川智之
- 本作のもう一人の主人公。ラクーンシティの生き残りであり、米国大統領直轄のエージェント組織「DSO」に所属する歴戦のエージェント。今作では49歳になっているが、その体術や戦闘力は健在。DSO支給のハンドガン「アリゲータスナッパー」と大型リボルバーの「レクイエム」、近接武器のトマホークを所持している。
- アメリカで起きている連続変死事件を追っており、愛車のポルシェ・カイエンに乗り、警察官が消息を絶ったというレンウッドホテルに向かう。
- ラクーンシンドロームを発症しており、手や首筋に黒い痣が現れている。
合衆国関係者
- ネイサン・デンプシー
- 声 - さかき孝輔
- FBIの職員で、グレースの上司。グレースの過去に配慮しつつ、彼女に連続変死事件の現場調査を命じる。
- シェリー・バーキン
- 声 - 坂本真綾
- レオンと同じDSOの女性エージェント。ラクーン事件の生き残りであり、同事件の原因を作ったアンブレラ社の研究員だったバーキン夫妻の一人娘。本作の時点で40歳だが、体内に残留したG-ウィルスの影響から20歳前後で肉体の老化が止まっており、若々しい容姿を保っている。
- 本作では無線通信を通してレオンをサポートする。レオンと同じくラクーンシンドロームを発症しているが、その進行速度はレオンよりも遅い。レオンと共に病の治療法を探す。
キーパーソン
- アリッサ・アッシュクロフト
- 声 - 藤本喜久子
- グレースの母親でジャーナリスト。勝気で負けず嫌いな性格をしている。『バイオハザード アウトブレイク』及び『バイオハザード アウトブレイク ファイル2』に登場した主人公の一人でもあり、当時はラクーンプレス社の新聞記者だった。
- ラクーンシティから生還後もアンブレラ社の裏の顔を追い続けており、2017年が舞台の『バイオハザード7 レジデント イービル』ではルイジアナ南部で相次ぐ失踪事件についての記事を書いている。身の安全を図るために転居を繰り返していたが、本作の8年前にレンウッドホテルで起きた事件で殺害されている。
- エミリー
- 声 - 瀬川美沙
- ローデスヒル療養所の投薬室に隔離されていた幼い少女。白い髪の毛と白内障で白く濁った瞳、青白い肌が特徴。盲目だが読書が好きで、点字で書かれた本を読んでいる。グレースによって隔離から解放され、点字で書かれたギミックの解除に協力する。
- その正体は、エルピス解放の鍵であるグレースを再現するため人工的に造られた「グレースの複製」の一人であり、クロエのクローン技術とコネクションが入手した赤子の頃のグレースの遺伝子情報を元に作られたクローン人間。スペンサーの記憶転移を目的とした一連の実験における実験体としては171号目にあたる。
- クロエ
- 声 - 陶山恵実里
- 1990年2月のラクーンシティ孤児院を追想するパートで登場するプレイアブルキャラクターの少女。孤児院で暮らし、アンブレラに監視されていた。
- その正体は人工的に造られたクローン人間で、スペンサーの記憶転移を目標とした実験体「70号シリーズ」の一人。
- 精神異常が発生して暴走した前世代の「60号シリーズ」の失敗を踏まえて、血中のウィルス濃度を調整する処置が施されている。
- 最終的にはクロエもまた暴走の兆候が見られたため、廃棄処理されてしまったが、以降の記憶転移の実験体は、一定の成功を収めたクロエを複製する形が取られており、1990年から2026年にかけて製作されたエミリーを含むクローン達は、全てクロエと瓜二つな外見となっている。また、研究がギデオンらに引き継がれた2004年以降は実験の成功作とされていたグレースの遺伝子情報も組み込まれている。
- オズウェル・E・スペンサー
- 声 - 中尾隆聖
- ラクーン事件を引き起こした世界規模の製薬企業「アンブレラ社」の総帥だった男。本作の20年前である2006年に、自身が計画した「ウェスカー計画」の被験者であったアルバート・ウェスカーにより殺害される。
- 今作では、自身の最後の研究で「エルピス」というウィルスを完成させたと言われている。
コネクションの構成員
- ヴィクター・ギデオン
- 声 - 青山穣
- 連続不審死事件の容疑者。ゾンビのような皺だらけの顔に特殊なゴーグルを装着している。スペンサーが最後に完成させたという「エルピス」の解放を目論んでおり、その鍵とされているグレースの身柄を狙う。
- 元々はアンブレラ社でt-ウィルスの研究をしており、同社総帥のオズウェル・E・スペンサーを師と仰ぐ。
- ゼノ
- 声 - 武内駿輔
- ヴィクターと共に行動する男。オールバックの金髪にサングラスという、アルバート・ウェスカーに酷似した容姿をしている(『RE:4』のウェスカーと英語版声優は同じだが、日本語版声優は異なり、服装もウェスカーとは対照的に白が基調である)。また、ウェスカーと同じく銃弾をも回避する高速移動能力を持つ。何らかのウィルスの影響か、顔の左半分に黒い痣が浮き出ており、また切断された腕を瞬時に再生させるほどの能力を持つ。
- 『バイオハザード7 レジデント イービル』でエヴリンを開発した犯罪組織「コネクション」のメンバーで、ヴィクターと結託し「エルピス」を狙っている。
- ???
- 声 - てらそままさき
- ARK最深部の中央精製システム「PANDORA」を守護する形で立ちふさがる、特殊部隊の隊長。外見の特徴として、他の特殊部隊員と同様に両肩の面ファスナーには所属部隊などを示すワッペンは貼られていないほか、1980年代のイギリス陸軍特殊空挺部隊 (SAS) や、アンブレラ社の私設部隊U.S.S.で採用されていた特徴的な「S10ガスマスク」を着用している。ガスマスク、演者からシリーズの登場人物の1人「ハンク」を彷彿とさせるが[注 3]、具体的な関連性は不明。
ハウンドウルフ隊
- アンバーアイズ
- 声 - 山岸治雄
- クリス・レッドフィールドが率いる私設部隊「ハウンドウルフ隊」のベテラン隊員。本名は「ローランド・エルバ」。コードネームは「琥珀色の目」の意味を持つ。
- ARK崩壊の際に他の隊員たちと共に現れ、レオンとグレースを救出する。その際、レオンにクリスからの伝言を伝える。
その他
クリーチャー / 敵対者
ゾンビ (Zombie)
- 変異型t-ウィルスに感染し血液が変質した人間。ヴィクター・ギデオンにより直接ウィルスを打ち込まれたり、他の変異型t-ウィルス感染者に嚙まれることによって誕生する。生前の習慣や特性を色濃く引き継いでおり、医療器具やチェーンソーなどの武器を扱ったり、かつての習慣に縛られて特異な行動を見せたり、言葉を発したりする個体が存在する。
- レンウッドのゾンビ
- ヴィクターにより変異型t-ウィルスを打ち込まれたり、その感染者に噛まれ感染したレンウッドの一般市民たち。
- ノーマン・コール (Norman Cole)
- 廃ホテルの封鎖任務にあたっていた警察官の男性。ヴィクターによって変異型t-ウィルスを打ち込まれて発症し、散弾銃を振りかざしてグレースに襲い掛かる。
- ローデスヒル療養所のゾンビ
- 療養所で働いていたスタッフやドクター、入院患者の感染者たち。療養所内で発生したバイオハザードによってゾンビ化し、施設内を徘徊している。また、下記の固有名称を持った個体も存在する。
- クリーナー (Zombie Cleaners)
- 清掃員の感染者。壁や床に付着した血液などを拭き取ることに執着している。
- シェフ (Zombie Chef)
- 料理人の感染者。主に調理場で肉を切ることに執着している。大柄な体格で耐久力も高く、巨大な牛刀で攻撃してくるため、他の感染者よりも強敵。
- シンガー (Zombie Singers)
- 女性患者の感染者。一部脳神経の切断により演技性パーソナリティ症に似た症状を発症し、歌唱しながら療養所を徘徊している。プレイヤーを発見すると、大きな金切り声を上げて遠隔攻撃してくる。
- ノイジー (Zombie Noisy)
- 男性患者の感染者。生前に受けたジプレバール錠の過剰投与実験の影響で聴覚が異常に過敏になっており、大きな物音を聞くと手に持っている点滴スタンドを振り回して暴れる。
- ラクーンシティのゾンビ
- 滅菌作戦後に閉鎖され28年の時が経過したラクーンシティに出現する感染者たち。コネクションが行った変異型t-ウィルスの重複感染実験によって知能が高くなり、一般市民やRPD警官の感染者は、体はミイラのようにやせ細っている。ARK調査のため派遣されたBSAA隊員のゾンビもおり、こちらは様々な火器を使用する他、後装式の大型迫撃砲を操作する個体もいる。
- ARKのゾンビ
- 地下研究施設「ARK」で被験体にされた人間の感染者たち。全ての個体が衣類を身に着けておらず、肌は色白となっている。
二次変異体
- ブリスターヘッド (Blister Head)
- 変異型t-ウィルスに感染した人間の体組織が再生し狂暴化した二次変異体。体組織の再生により頭部に肥大化した腫瘍が生成され、舌がリッカーのように長くなっている。撃退したゾンビの死体が時間経過により変異して誕生するほか、ブリスターボーンによって周囲のゾンビが強制的に変異させられることによっても誕生する。二次変異を防ぐためには、破血剤を使うなどして頭部を完全に破壊する必要がある。撃退したゾンビが時間をかけて復活するという点はリメイク版『バイオハザード』に登場したクリムゾン・ヘッドを彷彿とさせる。
- ブリスターボーン (Blister Borne)
- 腫瘍が頭部だけでなく全身を覆うように広がった二次変異体。腫瘍を全て破壊することで撃退できるが、腫瘍を破壊すると血液が周囲に散布され、これを浴びたゾンビや死体は強制的にブリスターヘッドに変異する。
B.O.W.
- ガルム (Garmr)
- アンブレラ社で開発されたケルベロスに改良を重ね、大型化と戦闘力の強化を実現したB.O.W.。時速100kmを超える速度で走ることができる。ガルム (Garmr) とは北欧神話に登場する冥府の番犬の名前に由来する。
- コネクションのカタログによれば、コードナンバーはCM-G-002で、価格は3000万ドル。
- リッカーβ2 (Licker β2)
- ゾンビの突然変異体であるリッカーを研究の末、コネクションがB.O.W.化した存在。かつてトライセルが開発したリッカーβの後継種と思われるが関連性は不明。リッカーやリッカーβと同様に視力や皮膚が無く、壁をつたった移動や鋭い鉤爪と長い舌による攻撃を得意とする。
- コネクションのカタログによれば、コードナンバーはCM-LB-110で、価格は1400万ドル。
その他
- 子供たち (The Children)
- 孤児院でエミリーに瓜二つのクロエを操作するパートで登場する、被験体としてスペンサーの血漿を注入された孤児たち。全員髪を剃られ、頭皮に手術痕がある。研究の過程で精神に異常が生じており、常に笑っているほか、成人男性の頭を両手で掴んで首をへし折ってしまうほどの怪力や、銃で撃たれたり高所から転落しても即時に再生する力を持つ。ストーリー中ではすでに暴走状態であり、生存者を手あたり次第襲っている。
- 特殊部隊 (Elite Guards)
- ARKを警備している特殊部隊の隊員たち。自動火器、戦斧、防弾盾などで武装している。劇中で入手できるファイルの内容から、コネクションによって雇われ、組織された兵士たちであることが伺えるが、両肩の面ファスナーには、所属部隊や階級を示すワッペンなどは張り付けられておらず、具体的な部隊名などは不明。ARK内で幾度となく戦うことになる。場所によっては、B.O.W.の培養タンクを破壊してリッカーβ2を解き放つことで攪乱することができる。
ボスクリーチャー
- The Girl
- 声 - 美々
- 療養所に登場する女性型のクリーチャー。天井まで届く巨体と歯茎が露出した大口が特徴で左目は潰れている。正体はエミリーと共に隔離されていたマリーが変異したもの。療養所内でグレースを執拗に追跡する。紫外線が弱点で、室内の蛍光灯レベルの紫外線量でも浴びると全身の皮膚が焼け爛れるため、常に暗闇の中を移動している。
- 療養所地下を住処として配管や天井裏を通じて療養所内を徘徊する。
- チャンク (Chunk)
- 療養所に入院していた摂食症の患者の感染者。満腹中枢の刺激を抑える外科処置後、身体が異様に肥大化し人肉に異常に執着するようになった。療養所内で2体登場し、職員による記録文書では兄弟だと言及されている。
- エミリー(変異)
- 療養所に隔離されていた少女エミリーが怪物に変異した姿。
- タイタンスピナー (Titan Spinner)
- ラクーンシティ市街地のハイウェイ下に巣を張っていた巨大なクモ型クリーチャー。ウィルスへの二次感染で偶発的に誕生したイレギュラーミュータントの個体なのか、B.O.W.として生み出された個体なのかは不明。
- タイラント T-501型 (Tyrant T-501)
- コネクションが製造した新型のタイラント。外見はラクーン事件の時にアンブレラが投入したT-103型に酷似している。ゼノの指揮のもと、レオンを執拗に追跡する。
- コネクションのカタログによれば、コードナンバーはCM-T-501で、価格は1億2000万ドル。
- スーパータイラント (Super Tyrant)
- ミサイルの爆風に巻き込まれてダメージを負い、タイラントT-501型がスーパー化したもの。こちらもT-103型のスーパータイラントに酷似した姿をしている。
- プラント / プラント43 (Plant 43)
- アークレイ研究所やNESTで確認された植物のウィルス感染体を、コネクションがB.O.W.として改良した試作型。研究用として用意したプラント43を搬出する際の事故により、ARK搬入口を塞ぐように異常繁殖しており、ARKに侵入する際に戦うことになる。
- コネクションのカタログによれば、コードナンバーはCX-P-001で、価格は1億ドル。
- ???
- ARKを警備している特殊部隊の隊長。戦斧とナイフ、サブマシンガン、さらに強力な体術を用いてレオンと交戦する。
- ヴィクター(変異)
- ヴィクターが体内に宿していた寄生生物「ネメシスγ」を活性化させた姿。触手状の左腕で攻撃する。一定のダメージを与えると無数の触手を生やし、施設の電気エネルギーを取り込んで攻撃してくる。
- ネメシスγ
- 本作の最終ボスで、アンブレラが開発した寄生生物「NE-α」をベースにコネクションが改良し、コストの低減と性能の強化を図ったB.O.W.。度重なる改良の結果、宿主の耐久性を問わず大幅な身体能力と回復力の向上を実現した。
- レオンとの戦いでダメージが蓄積したことで暴走し、ヴィクターの体を取り込み、『バイオハザード RE:3』のネメシス第3形態に似た巨大で醜悪な形態に変異する。
- コネクションのカタログに掲載されており、コードナンバーはCM-NE-γ-001で、価格は要相談となっている。
舞台
- レンウッド (Wrenwood)
- アメリカの中西部に存在する都市。地理的にはラクーンシティの東側から森林地帯を挟んで隣接しているほか、エルブリッジという町とも隣接している。物語の冒頭でグレースとレオンが訪れることになり、後にヴィクター・ギデオンの手によって「変異型t-ウィルス」によるバイオテロが発生する。
- レンウッドホテル (Wrenwood Hotel)
- かつてレンウッドで営業していた老舗ホテル。1928年に開業しそれから100年近く営業を続けていたが、8年前に支配人とグレースの母アリッサが殺害された上に火災が発生するという事件が発生。それから営業再開の目途が立たず廃業した。現在は荒れ放題の廃墟になっており、近々取り壊される予定になっている。物語冒頭で連続変死事件の犠牲者が発見されたことで、グレースが調査に赴くことになる。
- ローデスヒル療養所 (Rhodes Hill Chronic Care Center)
- 会員制の高級クリニックで、元はスペンサー記念財団の施設。アンブレラ社の崩壊後にヴィクター・ギデオンが購入した。多くの患者が入院しているが、その実態は入院患者たちを利用した変異型t-ウィルスなどの実験施設。劇中ではグレースを確保したことで用済みと判断したヴィクターにより意図的にバイオハザードが引き起こされ、感染者で溢れている。
- 施設中央のホールを挟んで西館が管理棟、東館が病棟となっており、裏手には中庭や礼拝堂がある。また療養所の地下には用済みとなった被験者から血液を抽出するための牢獄や処刑施設があり、中庭の地下にはヴィクターの研究所が存在する。
- ラクーンシティ (Raccoon City)
- アメリカの中西部にかつて存在した都市。1998年にアンブレラ社のt-ウィルス漏出によるバイオハザードが発生し、市民の多くがゾンビ化して市機能が喪失。新型の気化爆弾を搭載した戦略ミサイルによる「滅菌作戦」が実行され、壊滅した。
- 荒廃した状態で今もなお政府によって閉鎖されており、戦略ミサイルの爆心地こそ巨大なクレーターと化しているが、残骸が残ったり、建物が原型を留めている場所もある。滅菌作戦によってt-ウィルスの感染はすべて消し飛んだはずだが、なぜか今もゾンビが徘徊しており、BSAAが最近活動していた形跡もある。
- 警察署 (R.P.D.)
- ラクーン市警の警察署。『バイオハザード RE:2』の舞台で、かつて新人警官だったレオンが配属された場所。建物は所々崩れているが原型を留めており、当時を思い起こさせる品々が各所に残っている。
- ケンド銃砲店
- 警察署の裏手にある銃砲店。ラクーン事件の時にレオンは店主のロバート・ケンドに出会ったが、彼とその娘を助けることができずレオンの後悔の念の一つとなっている。店の裏の建物には、ロバートのものと思われる白骨と彼が愛用していたショットガンが今も残っている。
- 孤児院
- 警察署の裏手にある孤児院。ラクーン事件当時はR.P.D.署長のブライアン・アイアンズが院長を兼任しており、孤児が地下研究所「NEST」で実験の被験者にされていた。今作では建物は残っているが損壊が激しく、地下通路がNESTだけでなくARKにも繋がっていることが明らかになる。
- ARK(アーク)
- 孤児院に併設された地下研究所で、「N0-AH(ノア)」と呼ばれる人工知能によって管理されている。元はアンブレラ社によって1980年代に建設された施設で、同社の全ての研究資産を保管する中央管理施設だったが、ラクーン事件の最中にコネクションと合衆国政府の手によって接収され、以降はB.O.W.などの製造拠点として秘密裏に運用されるようになった。今では北米最大のB.O.W.製造拠点となっている。
- 搬入口に、「アンブレラ」「H.C.F.」「トライセル」といった過去作品でB.O.W.開発に手を染めた企業の荷物が沢山置かれている。最深部にはエルピスが保管されている中央精製システム「PANDORA」がある。
- 「ARK」とは方舟を意味する。管理AIの名称が「N0-AH(NOAH)」であることを踏まえると、名前の由来は旧約聖書に登場する「ノアの方舟(ノアズ・アーク)」。
用語
- 変異型t-ウィルス
- t-ウィルスの変異株。変異を繰り返す中で、感染者の体内でトリガー酵素の異常反応を引き起こし血液を変化させる作用を持つに至った。このウィルスの感染者は、生前の習慣や特性を色濃く受け継ぐという特徴がある。感染の進行が非常に早く、投与された被験者は数十秒ほどでゾンビ化する。また、感染者は死亡しても、体組織が再生して頭が腫瘍のように肥大し、より凶暴な「ブリスターヘッド」となって蘇ることがある。
- ラクーンシンドローム
- 正式名は「t-ウィルス遅発性致死性症候群」。遺伝子的にt-ウィルスに対して強力な耐性を持つ人間だけが発症する病で、体内に残っているt-ウィルスが長期間にわたって変異することで発症する。体に黒い痣が浮き出るのが特徴で、痣は内臓にも侵食し吐血を引き起こす。痣が全身に広がる終末期になると、全身の痛みと強烈な倦怠感とで活動が困難になり、吐血が止まらなくなり1 - 2時間程度で死に至る。現時点で有効な治療法はない。連続変死事件の原因となった病であり、その性質上、発症者は全てラクーン事件の生存者とされ、レオンとシェリーも発症している。ゲーム開始時にグレースが持っている捜査資料では4人目までの死亡者の名前と年齢を確認でき、「H・ラミレス(59)」「E・ウィルキンス(51)」「K・ホワイト(67)」「M・ウォーレン(90)」となっている。
- エルピス
- 元アンブレラ総帥のスペンサーが最後に完成させたと言われているもの。CIAやペンタゴンにも情報が全くない。世界の軍事バランスを崩すと言われており、ゼノは人間の意識をコントロールする強力なウィルス兵器と考えていた。
- その正体は、あらゆるウィルスを無効化させる強力な抗ウィルス薬。スペンサーが自分の研究が原因で命を落とした人々への贖罪の念から開発したもので、ARK最深部の中央精製システム「PANDORA」に封印されている。それを解放するためにはパスワードが必要だが、間違ったパスワードを入力するとARKが崩壊する仕掛けになっている。
- 「エルピス」はギリシャ神話で「希望」を意味する言葉で、パンドラの箱が開け放たれた後に箱の底に残されていたものだと言われている。
- アンブレラ
- かつて存在した世界的規模の製薬企業。総帥はオズウェル・E・スペンサー。秘密裏にウィルスや生物兵器の研究開発を行っており、そのための高度な研究施設をアークレイ山地やラクーンシティの地下に築いている。1998年に地下研究所からt-ウィルスが漏出して地上のラクーンシティに蔓延し、ラクーン事件を発生させ大勢の犠牲者を出した。その後、シリーズの主人公たちの活躍とアメリカ政府による業務停止命令によって株価が暴落し、2003年には倒産。4年後の2007年に会社更生法の適用を受け、対バイオテロ専門の民間軍事会社として再建された。
- コネクション
- 『バイオハザード7 レジデント イービル』の事件を引き起こしたエヴリンを開発した犯罪組織。拠点を持たないという特徴を持ち、世界的に暗躍している。元はアンブレラの施設であったARKを、B.O.W.の製造拠点として利用している。
- DSO
- アメリカ大統領直轄のエージェント組織。レオンやシェリーが所属している。2011年に、バイオテロから国家を守る組織が必要と判断した当時のアダム・ベンフォード大統領の指示により設立された。DSOに所属するエージェントたちは様々な組織から選抜され、国家および大統領のために戦う彼らの行動は「絶対的な正義」と見なされている。
- BSAA
- 2003年に製薬企業連盟の出資によって設立された対バイオテロ部隊。現在は国連直轄の組織になっている。クリス・レッドフィールドやジル・バレンタインが所属している。本作では、ラクーンシティの跡地にキャンプを設営して活動していたことが明らかになる。
- ハウンドウルフ隊
- クリス・レッドフィールドが率いる精鋭部隊。前作から登場。所属はBSAAだが、クリスが独自に指揮している。隊員たちは皆、狼(ウルフ)に関連したコードネームを使用している(隊長のクリスのコードネームは「アルファ」)。
売上
販売本数は691万本[18]。
評価・受賞歴
関連項目
- バイオハザード アウトブレイク
- バイオハザード アウトブレイク ファイル2
- ラクーンシティ
- T-ウィルス
- バイオハザード ヴィレッジ - 『バイオハザード8』にあたる過去作。