パック (衛星)
From Wikipedia, the free encyclopedia
| パック Puck | |
|---|---|
ボイジャー2号が撮影したパック | |
| 仮符号・別名 | Uranus XV S/1985 U 1 |
| 見かけの等級 (mv) | 20.5[1] |
| 分類 | 天王星の衛星 |
| 発見 | |
| 発見日 | 1985年12月30日[2] |
| 発見者 | ボイジャー2号 S・P・シノット[2] (ボイジャー撮像チーム) |
| 軌道要素と性質 | |
| 平均公転半径 | 86,004.444 ± 0.064 km[3] |
| 離心率 (e) | 0.00012 ± 0.000061[3] |
| 公転周期 (P) | 0.76183287 日[3] |
| 軌道傾斜角 (i) | 0.31921°[3] (天王星の赤道に対して) |
| 近日点引数 (ω) | 177.094°[4] |
| 昇交点黄経 (Ω) | 268.734°[4] |
| 平均近点角 (M) | 245.796°[4] |
| 天王星の衛星 | |
| 物理的性質 | |
| 平均半径 | 81 ± 2 km[5] |
| 表面積 | 82,447.96 km2[6] |
| 体積 | 2,226,095 km3[6] |
| 質量 | 2.9×1018 kg[7] |
| 平均密度 | 1.3 g/cm3[7] (仮定値) |
| 表面重力 | 0.029 m/s2[6] |
| 脱出速度 | ~0.069 km/s |
| 自転周期 | 同期回転[5] |
| アルベド(反射能) | 0.11 ± 0.015 (幾何アルベド) 0.035 ± 0.006 (ボンドアルベド)[8] |
| 赤道傾斜角 | 0[5] |
| 表面温度 | ~64 K |
| ■Template (■ノート ■解説) ■Project | |
物理的特徴
パックは直径がおよそ 162 km あり、天王星の5大衛星で最も内側のミランダより内側を公転する小型の衛星群の中では最も大きい[7][13]。5大衛星で最も小さいミランダと、内側の小型の衛星群で2番目に大きいポーシャの中間的なサイズを持つ。パックの軌道は天王星の環とミランダの間に位置している。
ボイジャー2号によって発見された多数の天王星の衛星のうちパックだけは一足先に発見されたため、ボイジャー2号が幾分か詳細に観測できるように観測予定を組むことが出来た[14]。観測で得られたパックの画像は、わずかにつぶれた球形をしており、長軸と短軸の比率は 0.97 ± 0.04 と 1 に近いものであった[5]。表面は多数のクレーターに覆われており[1]、灰色をしている[5]。ハッブル宇宙望遠鏡と大型の地上望遠鏡を用いた観測では、パックのスペクトル中に水氷による吸収の特徴が発見されている[8][15]。
パック表面で発見されているクレーターのうち 3 個は名前が与えられており、最も大きいものは直径が 45 km ほどある[14]。パックが妖精であることから、クレーターには妖精にちなんだ命名がされている(パックの地形一覧を参照)。