パッパパラダイス

宇多田ヒカルのシングル From Wikipedia, the free encyclopedia

パッパパラダイス』は、日本のシンガーソングライターである宇多田ヒカルの配信限定シングル。先行配信やリミックスを除けば、配信限定シングルとしては2025年リリースの「Mine or Yours」より、約1年振りのリリースとなり、作詞・作曲は宇多田ヒカル、編曲・プロデュースは前作に引き続き、Henry Bowers-Broadbentが担当している。

リリース2026年5月6日
時間3分50秒
概要 「パッパパラダイス」, 宇多田ヒカルの配信限定シングル ...
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本作はアニメ『ちびまる子ちゃん』のエンディング主題歌となっており、制作サイドからのオファーにより今回のコラボレーションが実現したのだと言う[1]。本作は3月29日放送の『桜咲く みんなに幸あれ!春の1時間スペシャル』より初放送となった[1]。また、もう一つのタイアップ先として『綾鷹』のCMソングにも起用され、『綾鷹』のCMソング起用は2024年の『traveling (Re-Recording)』、2025年の『Mine or Yours』に続いて3度目となる [2]

概要

2026年3月5日、フジテレビ系テレビアニメ『ちびまる子ちゃん』エンディング主題歌に宇多田ヒカルの楽曲となる「パッパパラダイス」を起用することが発表された[3]。同作では2026年3月29日放送回[注 1]より使用されている[5]。2026年4月5日には同作の主人公であるさくらももこ(まる子)と宇多田の描き下ろしイラストを使用したジャケットビジュアルが公開された[4][6]

『リアルサウンド』にてライターを務める井草七海は本作のアレンジについて「80年代のディスコチューンを下敷きに、ファットなベースサウンドと華やかなホーンセクションを伴ったモダンなファンクナンバーという印象。低音を薄く乗せるコーラスの重ね方にはクラブライクな洗練を感じさせるが、どこか昔懐かしさも漂う軽快な仕上がりだ。これは「Mine or Yours」から共通した方向性なので、ズバリ今の宇多田自身のモードなのかもしれないが、同時に「BADモード」をよりフィジカル感の強いサウンドにコンバートしたような印象もあって、単に『ちびまる子ちゃん』の曲としてだけでなく「宇多田ヒカルの新曲」としてもしっかり楽しめる楽曲に仕上がっていると言っても過言ではない。ドゥーワップ風のコーラスを何カ所かに組み込んでいる点には遊び心も滲み、ヴァースにあたる部分にはチープなオルガンの音で伴奏を入れて子供らしさを表現しているようにも感じられる。」と評している[7]

更に歌詞に関して同じく『リアルサウンド』のライター井草七海は「大人の視点から子供を応援しながらも自分自身への想いも時折交じり、そのように視点が行き来することで、自分の中に居る“かつて子供だった自分自身”にも語りかけるような構造になっていることがわかる。番組を見ていた子供が今や大人になって、人によっては自分の子供と同じ番組を観ているかもしれない……そんな長寿番組ならではの特性を念頭に置いたこの“入れ子状”のような構造の歌詞によって、誰もが自分ごととして受け取れるように書かれている点が非常に秀逸だ。」と評した[7]

フジテレビアニメ制作部の竹枝義典は本作について以下のようにコメントを寄せている。

「3月29日(日)の『桜咲く みんなに幸あれ!春の1時間スペシャル』より、エンディング主題歌が宇多田ヒカルさんの『パッパパラダイス』に引き継がれます。

 『パッパパラダイス』は、“前向きで明るいテンポ感”。そして、“明日が早く来ないかなと思うような、明日への希望が持てるような楽曲”、というイメージをお伝えして、制作いただいた楽曲です。自ら作詞・作曲いただき宇多田さんらしい、そして、『ちびまる子ちゃん』に合った楽曲をご提供いただけました!

 放送36周年目に突入した『ちびまる子ちゃん』。これからも皆様に愛される作品を目指していきます!新エンディング主題歌、春の1時間スペシャルの放送まで楽しみにお待ちください!」
竹枝義典[1]

更に本作に関して宇多田はXにて以下のようにコメントを寄せている。

「ちびまる子ちゃん」の新しいエンディング主題歌を作らせていただきました!

まるちゃんと同じ9才の時に「ちびまる子ちゃん」と出会って大好きになってから、さくらももこさんの漫画作品だけでなくエッセイ集も読み漁ってたくさんの影響を受けて育ちました。

日常の見逃されてしまいそうな小さな場面に起こる呼びようもないけど誰しもが感じたことのある気持ちの繊細な描写、どんな時もユーモアと好奇心を忘れない鋭くも救いにも溢れた眼差し、混沌とした世界と人間のカッコ悪さや受け入れ難い部分をも包み込む優しさ。色々なことを教えてくれたさくらももこさん作詞の「おどるポンポコリン」というとんでもない名曲で始まる番組の最後に流れる歌を書くプレッシャーを感じながらも…世界の子どもたち、そして大きくなった子どもである私たち大人みんなに、自分を大切に、愛する人を大切に、いつか思い出になってしまう今を大切に、優しく逞しく生きてほしいという願いがこもった「パッパパラダイス」という歌ができました。

3月29日の「桜咲く みんなに幸あれ!春の1時間スペシャル」にて初公開です。ドキドキ。

よろしくお願いします
宇多田ヒカル[8]

2026年5月6日に本楽曲が配信リリースされ[9]、同時にミュージック・ビデオも公開された[10]。また、配信リリースに先駆け、5月5日に放送されたJFL系5局(J-WAVEFM NORTH WAVEZIP-FMFM802CROSS FM)ネット特別番組『綾鷹 presents 「宇多田ヒカルのトレビアン・ボヘミアン スペシャル 2026」』では、本楽曲がフルでオンエアされた[11]。6月24日には、7インチアナログ盤がリリースされ、2作品のスタジオ・アルバム『エキソドス』と『ディス・イズ・ザ・ワン』のリマスター版と同時期のリリースとなった[12]

本作のリリースを記念して、Apple Musicのラジオ番組『J-Pop Now Radio』(DJ:落合健太郎)と、Spotifyのポッドキャスト『New Music Wednesday [Podcast Edition]』(DJ:竹内琢也)にゲスト出演しており、その模様が公開されている。また、Apple Musicでは最新シングル「パッパパラダイス」をドルビーアトモスによる空間オーディオで楽しめるようになっている[13]

ミュージック・ビデオ

2026年5月6日の配信リリースと同時にミュージック・ビデオが宇多田のYouTube公式アーティストチャンネルにて公開された[10]。監督はこれまでも宇多田の作品を手掛けてきた山田智和が務めた[14]

MVの舞台はタクシーで、宇多田が扮するタクシードライバーと様々な乗客が時間を過ごす様子が描かれている[14]。MVの乗客役として、田中泯柄本時生渋川清彦浅野純子、KONOらが出演している[14]。終盤には宇多田のダンスシーンもある[14]

『リアルサウンド』にてライターの井草七海は本作に関してかつてリリースされた「traveling」を対比の引き合いに出しつつ、「かつてタクシーを捕まえて飛び乗ったあの「traveling」と対比させるかのように、今度は宇多田自身がタクシーの運転手としてハンドルを握っている。ちなみに「traveling」はちょうど25年前(!)の曲で、この設定は、当時はまだ子供とも言える年頃だった宇多田が、今や大人になって自分の手で自身の人生を運んでいけるほどに成熟したことを表している、とも読めるかもしれない。」と評しており、更に宇多田がタクシードライバーに扮した様子に着目し、「見ず知らずのドライバーと共に、人生という“時間”の流れのとある一瞬を(どこかへ向かう途中かもしれないし、帰る途中かもしれないにせよ)、車という“空間”で刹那に切り取る―― (中略) ――タクシードライバーの宇多田は、そうしたさまざまな人生を抱えた乗客たちに対して、押しつけがましくなく、でも突き放すこともなく、程よい距離感で時間と空間を共に過ごして最後には笑顔にする。その様子は、「明日からまた平日が始まるな」という日曜日の夕方のちょっぴり憂鬱な気分に、押しつけがましくなく、でも突き放すこともなく、35年以上にわたって多くの国民に寄り添い笑顔にしてきたTVアニメ『ちびまる子ちゃん』の存在そのものに重なって感じられはしないだろうか。」と評した[15]

収録曲

  1. パッパパラダイス (3:50)
    作詞・作曲:宇多田ヒカル / 編曲:宇多田ヒカル・Henry Bowers-Broadbent

パッパパラダイス (EP)

概要 『パッパパラダイス』, 宇多田ヒカル の EP ...
『パッパパラダイス』
宇多田ヒカルEP
リリース
ジャンル J-POP
レーベル エピックレコードジャパン
宇多田ヒカル アルバム 年表
Mine or Yours
2025年
パッパパラダイス
2026年
『Mine or Yours』収録のシングル
  1. パッパパラダイス
    リリース: 2026年5月6日
ミュージック・ビデオ
宇多田ヒカル『パッパパラダイス feat. 甲本ヒロト』 Music Video - YouTube
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パッパパラダイス』は、日本シンガーソングライター宇多田ヒカルの5作目のミニ・アルバム2026年6月24日にエピックレコードジャパンより発売された。

解説

本作は配信限定シングル『パッパパラダイス』のEP盤となり、EPとしては前作『Mine or Yours』より、約1年振りのリリースとなる。

本作にはザ・クロマニヨンズのボーカル、甲本ヒロトを客演に迎えた新たなバージョンとして『パッパパラダイス feat. 甲本ヒロト』が収録されており[16]、他のアーティストとのコラボ曲としては2025年米津玄師とのコラボ曲『JANE DOE』以来となる。

甲本とのコラボは宇多田からのオファーによって、実現したのだと言う[17]

2026年6月24日、前述した甲本ヒロトのフューチャーリングによる「パッパパラダイス feat.甲本ヒロト」のリリースと同時に、同楽曲のMVが公開された[18]。同MVは、宇多田と甲本がバイクに乗る様子が描かれている[18]。また、同日21時には宇多田と甲本の対談動画が宇多田のYouTube公式アーティストチャンネルにて公開された[18]

収録曲

  1. パッパパラダイス feat. 甲本ヒロト
    甲本ヒロトとのコラボレーション。
    アナログインチ盤ではこちらがA SIDE。
  2. パッパパラダイス (3:50)
    作詞・作曲:宇多田ヒカル / 編曲:宇多田ヒカル・Henry Bowers-Broadbent
    配信限定シングル。
    アナログインチ盤ではこちらがB SIDE。
  3. パッパパラダイス (Instrumental) (3:50)
    配信限定盤のみの収録。本作にて初収録。

脚注

外部リンク

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