ピコキスティス藻綱

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ピコキスティス藻綱
Picocystis salinarum
Picocystis salinarum
左下に"ミッキーマウス形"の細胞が見られる
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 植物界 Plantae
(アーケプラスチダ Archaeplastida)
亜界 : 緑色植物亜界 Viridiplantae
: 緑藻植物門 Chlorophyta
: ピコキスティス藻綱 Picocystophyceae
学名
Picocystophyceae
Lopes dos Santos & Eikrem, 2017
下位分類

ピコキスティス藻綱(ピコキスティスそうこう、学名Picocystophyceae)は、緑藻植物門に属する緑藻の1綱。緑藻植物の初期分岐群の1つであり、2019年現在、唯1種 Picocystis salinarum のみが記載されている。微小な(直径 2–3 µm)単細胞不動性の緑藻であり、緑色植物としては極めて特異なカロテノイドアロキサンチンなど)をもつことが知られている。塩湖やアルカリ湖でときに優占している。

単細胞不動性で細胞は非常に小さく直径 2–3 µm、基本的に球形だが、培養後期には楕円形やマツ花粉形(ミッキーマウス形ともいわれる[1])の細胞が生じる[2]。細胞は薄い細胞壁に囲まれる。細胞壁の構成糖としてアラビノースが多く、マンノースガラクトースグルコースも含む[2]葉緑体は1個(マツの花粉形細胞では2個)、ピレノイドを欠く[2]。光合成色素として、緑色植物に一般的なクロロフィル a、クロロフィル bルテインネオキサンチンビオラキサンチンゼアキサンチンβ-カロテンα-カロテンをもつが、それに加えて緑色植物としては極めて特異なモナドキサンチンアロキサンチンディアトキサンチンをもつ[2][3][4]ゲノムサイズは約 30 Mb(1 Mb = 100万塩基対)[5]。自生胞子形成(ふつう2個、まれに4個)による無性生殖を行う[2]

生態

北米西部の塩湖(塩分濃度約10%)から発見され[2]、その後アフリカ東部の塩湖やアルカリ湖、温泉(水温は約35°C)からも報告されている[6]。このような湖沼でときに優占しており、一次生産の半分以上を担っていこともある[6][7]。塩分濃度(0–26%)や pH(4–12)に広い耐性を示し、また弱光下でも増殖する[7]。最適条件は塩分濃度 4%、pH6–10、照度 ~50 mmol photons m−2 s−1。嫌気条件下でも光合成を行い、増殖する[7]

系統と分類

脚注

外部リンク

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