ファッラ・ディゾンツォ

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ファッラ・ディゾンツォ
Farra d'Isonzo
行政
イタリアの旗 イタリア
フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州の旗 フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア
県/大都市 ゴリツィア
CAP(郵便番号) 34070
市外局番 0481
ISTATコード 031005
識別コード D504
分離集落 La Grotta, La Mainizza, Villanova [1]
隣接コムーネ #隣接コムーネ参照
公式サイト リンク
人口
人口 1681 人 (2023-01-01 [2])
人口密度 165.9 人/km2
文化
住民の呼称 farresi [3]
守護聖人 被昇天の聖母マリア [3]
(Santa Maria Assunta)
祝祭日 8月15日 [3]
地理
座標 北緯45度54分26秒 東経13度31分4秒 / 北緯45.90722度 東経13.51778度 / 45.90722; 13.51778座標: 北緯45度54分26秒 東経13度31分4秒 / 北緯45.90722度 東経13.51778度 / 45.90722; 13.51778
標高 46 (30 - 116)[4] m
面積 10.13 [5] km2
ファッラ・ディゾンツォの位置(イタリア内)
ファッラ・ディゾンツォ
ファッラ・ディゾンツォの位置
ゴリツィア県におけるコムーネの領域
ゴリツィア県におけるコムーネの領域
イタリアの旗 ポータル イタリア
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ファッラ・ディゾンツォ: Farra d'Isonzo)は、イタリア共和国フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州ゴリツィア県にある、人口約1,700人の基礎自治体コムーネ)。この村にある民間の天文台は、多くの小惑星を発見している。

標準イタリア語以外の言語では以下の名を持つ。

地理

位置・広がり

ゴリツィア県北部、フリウーリ地域に所在する町である。県都ゴリツィアから西南西へ9km、ウーディネから南東へ28km、州都トリエステから北西へ35kmに位置する[7]。コムーネの領域はイゾンツォ川右岸(北岸)に広がる。

隣接コムーネ

隣接するコムーネは以下の通り。

フリウーリ東部の歴史的中心地であるグラディスカは、ファッラから南西へ約2.8km隔てた隣村である。イゾンツォ川に沿ってゴリツィアに向かう国道や高速道路がコムーネを通過している。

サヴォーニャ・ディゾンツォ、サグラードとの間はイゾンツォ川で隔てられている。サヴォーニャ・ディゾンツォとの間には高速道路が橋で越えている。

地勢

コムーネの東から南に、イゾンツォ川が方向を変えながら流れる。フリウーリ平野のほぼ東端に位置するため地勢はおおむね平坦であり、面積の多くは葡萄園が占めている。コッリオ (it:Collio (territorio)) の丘陵地帯の影響がおよぶ南端でもあり、ファッラ本村の東には海抜100mを越える丘がある。

気候分類・地震分類

ファッラ・ディゾンツォにおけるイタリアの気候分類 (it) および度日は、zona E, 2283 GGである[8]。 また、イタリアの地震リスク階級 (it) では、zona 2 (sismicità media) に分類される[9]

主要な集落

ファッラの本村(ファッラ・ディゾンツォ、Farra d'Isonzo、人口約1300人)はコムーネの西南部に偏って位置する。

コムーネ北部のヴィッラノーヴァ(人口約100人)がこれに次ぐ規模の集落である。東部のゴリツィア市域との境界近くにはマイニッツァMainizza)がある。マイニッツァはイゾンツォ河畔の集落で、古代の橋と宿駅の遺跡が残る。ヴィッラノーヴァの南にあたるイゾンツォ河畔にはグロッタGrotta)の集落がある。

歴史

村の名のファッラ(Farra)はランゴバルド語に由来し、家族や氏族が構えた砦を指す "Fara" から来ているという。

ローマ帝国時代、イゾンツォ河畔のマイニッツァには、イゾンツォ川を渡る木造橋と statio(駅伝制の宿駅)が設けられた。現在もマイニッツァの近くにはポンテ・ロマーノの地名(隣接するゴリツィア市域に属する)が残る。

19世紀末から20世紀前半まで活動した詩人リカルド・ピッテリ(Riccardo Pitteri)は、この村を避暑地として選び、多くの詩を残している。

社会

産業・経済

ファッラ・ディゾンツォはワインの産地として知られている[10]。かつては養蚕業も行われていた[10]

人口

人口推移

人口推移
人口±%
19211,768    
19312,191+23.9%
19361,699−22.5%
19512,022+19.0%
19611,700−15.9%
19711,579−7.1%
19811,611+2.0%
19911,647+2.2%
20011,712+3.9%
20111,752+2.3%

居住地区別人口

国立統計研究所(ISTAT)は居住地区(Località abitata)別の人口として以下を掲げている[4]。統計は2001年時点。

地区名 標高 人口 備考
FARRA D'ISONZO30/1161,712
FARRA D'ISONZO *461,321
MOLAMATTA3539グラディスカ・ディゾンツォGradisca d'Isonzo 地区に連続
VILLANOVA50113
Bellanotte3413
Case Bressan4223
Fossata4022
Grotta3359
Mainizza3980ゴリツィアMainizza 地区に連続
Case Sparse-42
  • ISTATは人口統計上、家屋密度の高い centro abitato (居住の中心地区)、密度の低い nucleo abitato (居住の核となる地区)、まとまった居住地区を形成していない case sparse (散在家屋)の区分を用いている。上の表で地名がすべて大文字で示されているものが centro abitato である。「*」印が付されているのは、コムーネの役場・役所 la casa comunale の置かれている地区である。

文化・観光・施設

ファッラ・ディゾンツォ天文台

ファッラ・ディゾンツォ天文台Osservatorio Astronomico di Farra d'Isonzo北緯45度54分56.7秒 東経13度31分32.3秒)は、ファッラ・ディゾンツォ天文文化サークル(Circolo Culturale Astronomico di Farra d'Isonzo、略称CCAF)が運営する非営利の民間天文台である。

この村の名に因む (7501) ファッラや、村を流れるイゾンツォ川に因む (6501) イゾンツォなど、多くの小惑星を発見している。

その他

イル・パラッツォ・カリーチェ

ファッラ本村の中心、ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世広場(piazza Vittorio Emanuele III)に面したイル・パラッツォ・カリーチェIl palazzo Calice)は、1728年に建てられた建物である。この建物には、村の役場が置かれている。

マイニッツァ地区には、「フォード・グラットン博物館」(Museo Ford Gratton)の通称で知られる自動車・技術博物館Museo dell'automobile e della tecnica)がある。イタリア最大のフォード・ディーラーのひとりであったパオロ・グラットン(Paolo Gratton)がコレクション展示のためにつくった私設博物館で、T型フォードをはじめとするさまざまな種類の自動車オートバイ、そのほかラジオなどが展示されている[11][12]

グロッタ地区にはフリウリ農業文化博物館Museo della Civiltà Contadina Friulana)がある。17世紀終わりから20世紀初期にかけてのフリウリの伝統的な農村生活の様子を再現するとともに、さまざまな道具や文書などを保存している[13]

このほか、文化施設としては村立図書館もある。

近年は、音楽面の活動でも知られるようになってきた。アルペ・アドリア地域 (Alpe-Adria) の若手音楽家を対象とした室内楽のコンテストが年に一度開催され、教会の小礼拝堂で多彩なコンサートが開かれている。男性合唱団"Gruppo Vocale"は活動歴こそ浅いもののクラシック・ポップス・宗教曲などのレパートリーで成功を収めている。

交通

脚注

外部リンク

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