2022年9月13日、トスカーナ地方、ピサのテアトロ・デル・シレンツィオにおいて発表された[1][2]。ジャーナリスト向けの公表は、これ以前にフェラーリ本社のマラネロで行われていた。
ボディタイプはSUVに近いが、フェラーリは「SUVは作らない」と明言しているため、同車ではSUVとは呼称せずに「4ドアスポーツカー」としている[3]。ボディサイズは全長4,987 mm×全幅2,028 mm×全高1,589 mm。ドアは観音開きで、後席ドアは電動開閉式となり、ドアノブを持たない。
イタリアでの価格は39万ユーロ(日本円で約6100万円)で、販売開始は2023年の第2四半期を予定している[4]。
同年の11月8日、京都の仁和寺で日本初公開された[5]。車両本体価格は4760万円と公表され、納車時期に関しては2023年後半とされた[6]。
パワーユニットは、エンツォフェラーリから続くF140系の発展版である6496ccのV型12気筒自然吸気エンジン(型式名:F140IA)を搭載している[6]。最高出力715馬力・最大トルク716 Nmを発生する[7][8]。トランスミッションは8速DCTが組み合わされ、駆動方式は四輪駆動である。4WDドライブトレインとしてFFやGTC4ルッソより受け継がれた4RM-sシステム搭載しており、フロントアスクルには、トルクベタリングシステムも搭載されている[6]。
0-100 km/h加速が3.3秒で[9]、0-200 km/h加速は10.6秒。最高速度は310 km/hとなっている[2]。
内装はルーフが選択可能となっており、フェラーリ初の試みとなる[4]。標準はカーボン製ルーフが装備される一方でオプションでエレクトロクロミックガラスルーフも選択可能。ガラスの下面に電気感応膜がコーティングされており、電気に反応してフィルムの色合いが変わるようになっている。
プロサングエ(Purosangue)は、イタリア語で「純血」「サラブレッド」を意味している。この車名は、2018年に一般公開されていた。2020年にフェラーリ社が、この商標を欧州で出願しようとしていたが、アンチ・ドーピング慈善団体「プロサングエ財団(Purosangue Foundation)」が既に商標権を有していた。両者は協議を行ったものの決裂し、出願は財団により阻止された。そして同年イタリアのボローニャでフェラーリが財団を相手取り提訴し、3月5日より審理が開始された。この裁判の顛末は不明であるが、どちらの名称の変更も確認されていない[10][11][12]。