韓国の個体群と日本の個体群の間において細かな形態的差異を有している可能性が示唆されており、その分類学的評価が待たれている。
体長は体幅の1.7倍で、第4胸節で幅が最大になる[3]。体形は卵形[4]
。側縁はほぼ平行で[4][3]、体色は灰色がかった茶色である[3]。背表面は滑らかで[4][3]、色素胞が散在する[3]。
頭楯と額片の複合体は五角形[2]。複眼は中ほどの大きさで、70-80個の個眼から成る[2]。
第1胸節は前方に突出している[3]。第2-6胸節の底板は明瞭または融合しており[2][4]、第3及び第4胸節の底板は側方に向かって先細る。なお、イソコツブムシはフタゲイソコツブムシと異なり、第4胸節の底板のみが先細る[4]。
腹節には2対の不完全な縫合線があり[4][2]、前方縫合線が後方縫合線より長く、より正中線に近接している[2][4][3]。腹尾節の後端は丸みを帯びる[3]。
第1触角は第2胸節に達する[2]。3柄節と[3]13鞭節からなるとされるが[3][4][2]、5柄節であるとする文献もある[2]。
第2触角は比較的長く、第2胸節の後半に達するという記述もあれば[2]、第2胸節の後縁をわずかに超えるとする記述もある[4]。5柄節と[3]12鞭節からなるとされるが[3][4]、13-15鞭節であるとする文献もある[2]。
大顎の門歯状突起は4つの突起をもち、可動葉片はキチン質化していない[2]。大顎髭は3節からなり、第1節には通常の剛毛があり、第2、第3節は羽状剛毛がある[4]。右大顎の可動葉片は4つの突起を持ち、その後ろに3本の剛毛があり、大顎髭第2節と第3節にはそれぞれ8-16本の剛毛がある。左大顎の可動葉片は3つの突起をもち、臼歯状突起の後ろに3本の剛毛があり、大顎髭第2節には13-16本の剛毛、第3節には15-20本の剛毛がある[2]。
日本の文献には、第1小顎底節内葉に4本の羽状剛毛があると記述があり[2][3]、韓国の記載論文には、4本の櫛状剛毛があり、2本の単純な剛毛があると記述されている[4]。記載論文には、第1小顎基節内葉にある13本の剛毛のうち数本は歯状で1本は羽状剛毛に類似するとあり[4]、日本の文献には、13本の歯と表記してあったり[3]、10本ある櫛状剛毛のうち6本は鋸歯状の剛毛であると表記してあったりする[2]。
第2小顎底節内葉に12本の羽状剛毛があるとする日本の文献もあれば[2]、7本の剛毛があるとする日本の文献もあるが[3]、韓国の原記載では、15本の剛毛があり、そのうち11本は微毛があると表記されている[4]。第2小顎基節内葉に11本の櫛状剛毛があり、第2小顎基節外葉に11本の剛毛があるとする日本の文献もあれば[2]、内葉に8本、外葉に9本の歯状の剛毛があるとする日本の文献もあるが[3]。韓国の記載論文では、内葉に11本、外葉に10本の湾曲した棘をもつとしている[4]。
顎脚の外縁には9-15本の羽状剛毛があり、顎脚鬚をもつ[2]。顎脚鬚は5節で、第2-5節の間は大きく切れ込んでいる[3]。第2節と第3節にはそれぞれ2本の剛毛が外縁にあると韓国の記載論文では表記されているが[4]、日本の文献では、第2節の内縁には14-15本の剛毛があり、第3節の内縁には10-12本の剛毛、外縁角には1本の剛毛があると表記されている[2]。第4節と第5節にはそれぞれ4本の剛毛が外縁にあると韓国の記載論文では表記されているが[4]、日本の文献では、第4節の内縁には20-22本の剛毛があり、第5節の内縁には19-22本の剛毛があると表記されている[2]。
第1胸脚の基節は長方形で長さは幅の3倍であり、外縁に3-4本の短い剛毛と内縁に1本の長い剛毛があると日本の文献に記述がある一方[2]、韓国の記載論文には内縁に2本の棘と内縁角に1本の長い剛毛があると記述がある[4]。座節は外縁に3本の短い剛毛があり、長さは幅の3分の2[2]。長節は内縁に3本の剛毛と外縁末端に7-8本の剛毛があると日本の文献に記述がある一方[2]、韓国の記載論文には内縁に2本の棘と外縁角に8本の剛毛があると記述がある[4]。なお、腕節は三角形[2]。
第2胸脚の基節の長さは幅の4.5倍であり[2] 、内縁角には1本の剛毛がある[4]。座節は基節の半分の長さで幅の5分の4の長さであり、外縁角に2本の剛毛がある。長節は座節よりやや短く、外縁角に3本の剛毛があると日本の文献に記述があるが[2]、韓国の記載論文には6本の剛毛が外縁角にあると記述がある[4]。前節は内側に膨らみ[4][3]、腕節よりわずかに長く、3本の棘がある[2]。
第3胸脚の基節の長さは幅の5倍で、座節はその半分の長さである。長節は幅の4分の3の長さで、外縁角に2本の剛毛があり、内縁に沿って密な毛がある。前節は正方形で、内縁に沿って密な毛がある[2]。
第1-3腹肢の原節には3本の鉤刺があると韓国の記載論文には表記されているが[4]、日本の文献には、第2腹肢の鉤刺は2本と表記されている[2]。第3-5腹肢の外肢は、部分的または完全に節に分かれている[4]。第2腹肢の内縁は槍型で、交尾針が付属する[2]。第3腹肢の外肢は内側に向かってわずかに突出している[4]。第5腹肢外肢には3個のいぼがあり[3][2]、外肢外縁には10-13本の剛毛が生えている[2]。
尾肢内肢は外肢の4分の3程度の長さで[4]、縁にたくさんの剛毛がある[2]。