ブレイブリーセカンド
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『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』(BRAVELY SECOND END LAYER)は、スクウェア・エニックスより2015年4月23日に発売されたニンテンドー3DS用RPG。略称は『BSEL』。アメリカでは2016年4月15日、ヨーロッパでは2016年2月26日に発売された。『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』(BDFF)および『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』(BDFtS)の続編で、ブレイブリーシリーズのコンシューマーゲーム第2作目。
本作の舞台は前作と同様であり、前作から数年後の物語が描かれる。
メインスタッフは『BDFF』、『BDFtS』から多くが続投されているが、BGMは前作で担当したRevo(Linked Horizon)からryo(supercell)に交代している。シナリオも前作を手掛けた林直孝は外れ、プロデューサーの浅野智也を始めとするスタッフや、前作の小説版を執筆した月島総記らによって作られている。
システム
シナリオは序章、第1章から第6章の全7章構成となっている。前作の平行世界・多元世界論の設定を強く表に出しており、第四の壁と時間遡行がストーリーの要の一つとなっている。
「ブレイブリーセカンド」は、SP(スリープポイント)を消費し、使用者以外の時間を停止させて行動するシステムである。『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』(以下・BDFtS)で本作に先駆けて採用されており、3DSをスリープ状態にすることでSPを蓄積する[1]。本作ではストーリーにも密接に関わる概念となっている。また、前作の「Dの手帳」に相当する「Uの手帳」が用意され、モンスターやアイテムなどの図鑑に加え、メインイベントやサブイベントなどを再生できるイベントビューアを備える[2]。
ミニゲームとしては、前作の「ノルエンデ村復興」に相当する「月面基地復興」があり[2]、魔王ディアマンテによって破壊された月面を復興していく。インターネット通信やすれちがい通信を通じて強敵が配信される仕組みはBDFtSから引き継がれ、本作では「バスターシップ」も導入された。このほか、パーティ4人でカプカプのぬいぐるみを作る「カプカプメーカー」があり、ぬいぐるみを売ることで「カプ」と呼ばれる専用通貨が得られる[3][4]。カプは作業能率を上げるアイテムの購入・使用などに用いられる。
戦闘では、通常戦闘から連戦へ移行できる「連続チャンス」が導入されており、連戦を続けることでバトル報酬が増加し、BPを持ち越して戦える[2]。この点などが前作の「戦闘ボーナス」と異なる。また、イデアが主人公を務める「バーターサブシナリオ」では、前作の登場人物を中心に、意見の対立する二者のどちらを支持するかを選択する分岐シナリオが展開され、選択によって得られるアスタリスクが変化する[5][6]。
進行状況を支援するシステムとして「教えてアニエス」が用意されている[7][8]。
ゲームとの連動コンテンツとして、スクエニ メンバーズ内の特設サイトで、セーブデータのアップロードによってアイテムを入手できるキャンペーンや、全国のプレイヤーが協力して同一のクエストに挑む「ブレイブリークエスト」への参加が行えた[9]。
ジョブ
本作ではアビリティ「覚醒」によってジョブLV11が追加された。
新規ジョブとして、魔法の効果を変化させる「修飾句」を扱うウィザード、物理攻撃を中心とするチャリオット、構えを切り替えて戦うフェンサー、回復を担うビショップ、味方を強化する占星術師、モンスターの技を利用するねこ使い、銃を扱うトマホーク、状態異常や弱体化を得意とするパティシエ、対象の状態を過去へ戻すエクソシスト、憑依を利用するガーディアン、敵味方全体に作用する能力を持つ皇帝、悪魔の力を扱う妖狐が登場する。
前作からは、すっぴん、赤魔道士、シーフ、ソードマスター、召喚士、白魔道士、商人、黒魔道士、狩人、ナイト、忍者、モンク、ヴァルキリー、海賊、スーパースター、時魔道士、暗黒騎士、聖騎士が続投しており、一部のジョブ特性やアビリティ構成が変更されている。
設定
前作から引き続き、物語の舞台はルクセンダルクである。前作の戦いを経てクリスタル正教とエタルニア公国の和平が進められている一方、本作では皇帝オブリビオンが率いるグランツ帝国が新たに台頭する。帝国は多数のアスタリスク所持者を配下に置き、休眠状態の魔王ディアマンテを浮遊城として利用している。前作から引き続き登場する設定については前作の世界観および前作の用語も参照のこと。
本作では「SP(スリープポイント)」と呼ばれる時間の流れをエネルギー化した力が物語上でも重要な役割を持つ。マグノリアが所持する月の民の秘宝「砂時計」はSPを蓄え、戦闘では使用者以外の時間を停止させる「ブレイブリーセカンド」を発動させる。また、アルタイルが作った「時空の羅針盤」は過去や未来への移動を可能にし、過去へ移動した場合は現在の世界がその過去から続く世界に上書きされるとされる。「神界」はプレイヤーのいる現実世界を指す作中の概念で、アルタイルとベガはかつて神界からルクセンダルクへ渡ろうとした人物である。
マグノリアの故郷は月面基地ムンフォルトであり、物語開始の1年前に魔王ディアマンテの襲撃を受けて壊滅している。また、フロウエル地方のサジッタの隠れ里には、自分たちを月の民の末裔とする伝承が残る。作中に登場する「魔王」は、邪神プロビデンスによってアルタイルを想うベガの記憶が魔物化した存在で、神界からルクセンダルクへ送り込まれている。ディアマンテもその一体であり、ムンフォルトを壊滅させた後にルクセンダルクへ飛来した。
物語の背景には「原死病」と、それを原因として20数年前に発生した「世界疫病」がある。原死病は神界の病とルクセンダルクの病が混ざり合って生まれた病で、妖狐がその病を自らに封じた。約2400年前、ゼネオルシア家初代当主ファンダルは妖狐の治療を子孫に託すが、後世にグリード・ゼネオルシアが妖狐を神殿から搬送したことをきっかけに感染が広がり、世界疫病へと発展する。この事件はエタルニア公国の成立を含む後世の混乱や、グランツ帝国に属する人物たちの動機にも関わっている。
「ブレイブリーソード」は次元を切り裂く力を持つ魔剣で、手にしようとする者に最も大切なものを差し出すよう求める。デニーが右腕を失う原因となり、ゼネオルシア兄弟の確執や本作の時間を巡る物語にも関係している。
ストーリー
前作『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』でウロボロスを倒した後、世界を救ったティズ、アニエス、イデア、リングアベルはそれぞれの道を歩んでいた。イデアはエタルニア近衛師団長として公国の再建に携わり、リングアベルは「Dの手帳」をイデアに預けて姿を消す。アニエスはクリスタル正教を立て直して法王となる一方、ティズは宿っていた魂が去ったことで昏睡状態となり、エタルニア公国の医療カプセルで眠り続けていた。
それから2年半後、クリスタル正教の総本山である正教首都ガテラティオでは、正教とエタルニア公国の和平調印式が行われようとしていた。しかし調印直前、妖精アンネを伴ったグランツ帝国皇帝オブリビオンが大聖堂を襲撃し、法王アニエスを浮遊城へ連れ去る。正教騎士団三銃士のリーダーであるユウ・ゼネオルシアはアニエスの救出を誓うが、仲間のジャンに裏切られて騎士団は壊滅し、ニコライも死亡したと思われる事態となる。
単独で救出を続けるユウは、帝国の刺客アヤメとの戦いでイデアに救われ、彼女と行動を共にする。さらに、魔王ディアマンテによって壊滅した月面基地ムンフォルトからルクセンダルクへ来たマグノリア・アーチが、ディアマンテを追うため一行に加わる。占星術師ノルゼンから託された「神界の霊石」によってティズも目覚め、ユウ、イデア、マグノリア、ティズの4人はアニエスを追って浮遊城を目指す。やがて死亡したと思われていたニコライもジャンとともに帝国側にいたことが判明し、一行はかつての仲間たちとも対峙しながら帝国を追う。
その過程で、浮遊城の正体が休眠状態の魔王ディアマンテであることや、皇帝オブリビオンの正体がユウの異母兄デニー・ゼネオルシアであることが明らかになる。デニーはかつてゼネオルシア家の後継者と目されていたが、ブレイブリーソードを巡る出来事で右腕を失い、正教と一族の腐敗した歴史を否定するようになる。そこへアンネから過去を変える方法を示され、グランツ帝国を率いて行動していた。しかしアンネはデニーを利用しており、彼を200年後の未来へ送り出す。
一行は時間の流れをエネルギー化した「SP」の力によって時間遡行を行い、和平調印式以前の世界へ戻る。ユウは再びデニーと向き合い、過去そのものを否定するのではなく未来へ踏み出すよう説得する。デニーは弟と和解するが、その後、ユウたちを救うためディアマンテを道連れに「時空の羅針盤」で遥か未来へ移動する。
一方、アンネの真の目的は、神界の邪神プロビデンスを復活させるため、その妨げとなる月を破壊することにあった。ティズに宿る魂アルタイルも神界の出身者であり、かつて想い人のベガと離れ離れになったままルクセンダルクへ渡っていた。プロビデンスはアルタイルへの思いを残したベガを利用し、その記憶から「魔王」を生み出していたが、アルタイルの呼びかけによってベガは支配を脱する。一行はプロビデンスを倒し、再会したアルタイルとベガはともに旅立つ。
アルタイルの魂が離れたことでティズは再び昏睡状態となるが、アニエスが「想い」を満たした砂時計を用いることで完全に蘇生する。戦いの後、アニエスはクリスタル正教を後進に託して「アニエス・オーリア」を名乗り、ティズに求婚する。また、マグノリアは月へ帰還せずルクセンダルクに残り、ユウの求婚を受け入れる。
登場人物
本作では正教騎士団三銃士のユウやヒロインのマグノリア、アニエスを連れ去るグランツ帝国皇帝オブリビオンらが中心となって話が進む[10]。
主要人物
- ユウ・ゼネオルシア(Yew Geneolgia)
- 声 - 浪川大輔
- 本作の主人公。「疾風のファルコン」の異名を持つ「正教騎士団三銃士」のリーダー。
- 数年前に急逝した先代当主に代わり、幼くして名門ゼネオルシア家の当主となった。本の虫で学者志望だったが、イスタンタール留学後に正教騎士団へ入り、三銃士のリーダーに就任する。
- 異母兄デニーが家を継ぐと考えていたが、父グリードはユウを後継者に指名していた。失踪したデニーを捜す過程でブレイブリーソードを発見し、その出来事がデニーの右腕喪失につながった。旅を通じて、過去を否定せず未来へ踏み出すという信念を持つようになる。
- 自覚はないものの命名のセンスに難があり、ユノハナの移動船である「湯船」以外に候補として挙げた名称は一行に却下されている。
- イデア・リー(Edea Lee)
- 声 - 相沢舞
- 前作でルクセンダルクを救った後、公国軍に復帰して父ブレイブを助け、公国の立て直しに尽力する。新設された近衛師団の団長となり、アニエスとともにエタルニア公国とクリスタル正教の和平を進めている。本作ではアニエス救出のためユウたちと行動する。
- サブシナリオでは主人公となり、数々の苦難の選択を強いられることになる。
- リングアベルへの想いを捨てきれず、妖狐の精神攻撃でそれを含めた孤独感を突かれた際に彼が現れた際には涙を流して喜んだ。一方で、彼の平行世界の同一存在(この世界のリングアベル)であるアナゼルに対しては、彼の周囲への配慮を欠く言動もあり、プロポーズを拒絶している。
- ティズ・オーリア(Tiz Arrior)
- 声 - 斎賀みつき
- 前作の主人公。前作序盤のノルエンデ村の壊滅時に致命傷を受けていたものの、神界の住人であるプレイヤーの魂がティズに宿ったことで命を保っていた。ウロボロス撃破後にプレイヤーの魂が抜け出たため昏睡状態となり、エタルニア公国の医療カプセルの中で眠り続けていた。
- アルタイルの魂が宿る神界の霊石によって目覚め、ユウたちの仲間に加わる。アルタイルは月夜にティズの身体を借りて会話することができ、一行に助言を与える。
- 前作に引き続き朴念仁であり、ユウとマグノリアの相合い傘や金魚すくいを邪魔しそうになるところを仲間から止められている。あまり感情を表に出さないが、アニエスを失ったときの絶望感や暗雲として想いを持っていたことをアルタイルによって暴露されている。
- マグノリア・アーチ(Magnolia Arch)
- 声 - 恒松あゆみ
- 本作のヒロイン[11]。月の民の生き残りで、月面基地を壊滅させた魔王ディアマンテを追ってルクセンダルクへ来た女性。本作ではユウたちと行動を共にする。
- 日本語と英語(日本語がルクセンダルクの言語、英語が月の言語に対応している)が混じった独特の口調で話す。道中では月には無い船旅やご当地グルメなど、ルクセンダルクの文化や文物を楽しんでいる。なお、月では本当の名前は結婚相手にしか教えないという風習があり、マグノリアの名前はユウからもらった花の名前から咄嗟に名乗ったものである。
- アニエス・オブリージュ(Agnès Oblige)
- 声 - 小清水亜美
- 前作から数年後、瓦解しかけていたクリスタル正教をまとめあげ、法王に就任する。世界各国の要人とも親交があり、信徒以外の民衆からも高い支持を得ている。
- クリスタル正教とエタルニア公国との和平の実現に尽力している。本作ではグランツ帝国に捕らえられた後も、幽閉先からユウたちを支援する。
- 前作で入手した平行世界と交信できるペンダントは皇帝オブリビオンにより2つに砕かれるが、効力は失われず、欠片を通してユウと通信する。
アスタリスク所持者
- ジャン・アンガルド
- 声 - 加瀬康之
- 正教騎士団三銃士の一人。「烈火のウルフ」の異名を持つ剣の名手。貧しい農家の出身で、近隣の村々では子供たちの中心的存在で、貴族の子弟と激しい喧嘩をすることもあった。数年前に両親と死別後、その腕力を認められ剣術特待生としてイスタンタールに留学。イスタンタールでは同郷のユウと友情を深め、飛び級によりユウより一足先に卒業し、帰国。正教と公国の和平の機運が高まり、正教騎士団の再結成が認められると、身分にとらわれない登用制度により入団が認められる。その後、剣の腕前と数多くの武功をもって出世し、三銃士になる。
- だが、その正体はグランツ帝国に所属する「フェンサー」のアスタリスク所持者で、序盤にユウを裏切る。帝国所属として活動するようになってからは、服装が帝国のものに変わった他、髪が深い緑に毛先が白く狼のような色合いに変化している。
- 実は、ゼネオルシア家らが保身の為に公国に対して正教騎士団の解体を提案した事に反発した正教騎士に仕えていたバレストラ家の生き残り。グリードによる粛清で両親一族郎党を殺され、正教とゼネオルシア家に復讐を誓っていた。
- キャラクターデザインは石川ヒデキが担当。
- ニコライ・ニコラニコフ
- 声 - 大川透
- 正教騎士団三銃士の一人。「堅牢のバイソン」の異名を持つ司祭。古くから正教騎士団に所属し、エタルニア公国の圧力によって正教騎士団が解散させられた「白獅子の受難」も経験。騎士団解散後も司祭として教団に身を置き、再結団のために奔走していた。身分にとらわれない実力本位の登用制度を推進しジャンなどの才能ある若者を起用する一方、旧来の有力貴族らとうまく折り合いをつけるなどして、騎士団の運営に尽力している。
- だが、その正体はグランツ帝国に所属する「ビショップ」のアスタリスク所持者で、序盤に帝国に殺害されたフリをしてユウを裏切る。その後はジャン同様、帝国の服装に変わり、髪のはねた部分が牛の角のように白く変化している。
- その目的はグリードを筆頭とした正教の腐敗に関与した事への贖罪だった。バレストラ家の粛清には攻め手として関わっていた。
- キャラクターデザインは石川ヒデキが担当。
- アヤメ
- 声 - 矢島晶子
- 「黒巫女」の肩書きを持つ「ウィザード」のアスタリスク所持者。エタルニア出身。グランツ帝国に所属する女性で、常に腹話術用の奇怪な人形、タマエを抱いており、クーとは主従関係にある。ユウとは過去に因縁があることが示唆されている。
- その出自は、公国が誕生した年に世界疫病(原死病のパンデミック)が蔓延した地方で、グリード率いるゼネオルシア家一派が、疫病を広めた魔女の村を滅ぼすとして行った虐殺の生き残り。グリードはこの行為を功績として評価され、正教から獅子の紋章を下賜された。墓前で絶望していたところをデニーに励まされ、彼に同行するようになった。殺された妹を復活させようと、高名な呪術師を招いて複数の呪術的な儀式を行っていたが、その結果生まれたのは妹ではなく数百体の怪物とクー・フーリンだった。
- キャラクターデザインは土林誠が担当。
- クー・フーリン
- 声 - 稲田徹
- 「蹂躙のチャリオット」の肩書きを持つ「チャリオット」のアスタリスク所持者。年齢不詳。グランツ帝国に所属する半人半馬の男で、アヤメを主と公言している。背中におびただしい数の武具を背負っており、その強い闘気と威圧感から、帝国の将兵にも恐れられている。古風な口調で話すが、その出自には謎が多い。生まれた時から半人半馬では無く、アヤメに甦らされた際に誤って愛馬と融合して今の姿になった。別名セタンタ。
- その正体は、グリードが妖狐の眠る古代神殿から持ち帰った半人半馬像がアヤメの儀式によって自我を持って動かされているもの。そのため、アヤメが死ぬと数刻と持たない。
- キャラクターデザインは土林誠が担当。
- ノルゼン・ホロスコフ
- 声 - 緒方賢一
- 「占星術師」のアスタリスク所持者。ラクリーカ出身。イスタンタールの大教授。大声が特徴。星の運行を見て運命を読み解き、それを啓示する。物事に没頭すると人の話が一切聞こえなくなってしまう。当初は「占い師のおじいさん」としてエタルニアを訪れ、ユウとイデアにティズを蘇生するのに必要な「神界の霊石」を渡した。ラクリーカ上空の浮遊城を落とすべく、ラクリーカが犠牲になる事を承知で大規模な砂嵐を起こしていたが、ユウに止められた。
- キャラクターデザインは大久保篤が担当。
- ミネット・ゴロネーゼ
- 声 - 金元寿子
- 「キャットシッター」の肩書きを持つ「ねこ使い」のアスタリスク所持者。出身地不明。グランツ帝国に所属する少女で、世界中の猫と心を通わせられるが、思い込みが激しく飽きっぽい性格で、作戦で失敗することが多い。皇帝のペットであるライオンの「ビスマルク」と行動を共にする。
- その正体は、原死病治療の端緒を開いた研究者の娘。彼女の母は猫から原死病の抗体となりうる物を採取し、それを用いて作った試薬を自らに何度も打った事で死亡。その母は死ぬ直前にまだ生まれたばかりの彼女に試薬を打ち、それがワクチンの開発につながった。彼女の性格や言動は、研究所での過酷な体験に由来する、他者の役に立とうとする強迫観念によるものとされ、皇帝に拾われたことで皇帝に尽くしていた。最終的に、彼女の生い立ちを知るカミイズミに引き取られる事になった。
- キャラクターデザインは大久保篤が担当。
- エイミー・マッチロック
- 声 - 新谷真弓
- 「褐色のバリスタ」の肩書きをもつ「トマホーク」のアスタリスク所持者。グランツ帝国に所属している。フロウエルの奥地で生活している少数部族の女性。それまで森の食べ物しか知らなかったが、パネットーネのケーキをきっかけに、強引に彼へ同行した。精霊と交信する力を持ち、先端に部族の守り神を模した斧槍をあしらったスナイパーアクスライフルを愛用している。狙撃の達人であり、ハルトシルトの手前でエイゼンベルク軍を独りで足止めしていた。
- 主人公一行が時間遡行した後はエイミーの故郷で店を開いている。時間遡行前の出来事を夢だと思っており、自分の故郷で店を開いてくれたパネットーネの下で売り子をしていた。
- キャラクターデザインはabecが担当。
- アンジェロ・W・パネットーネ
- 声 - 森久保祥太郎
- 「パティシエ」のアスタリスク所持者。帝国専属のパティシエ。菓子作りに優れ、旅の菓子職人を装って活動するグランツ帝国皇帝直属のS級菓子職人。菓子の味に加え、軽快な話術から女性人気が高い。エイミーは彼に強く好意を寄せており、知り合った経緯は不明だが、常に行動を共にしている。食べると仮死状態(症状が出るまでの時間を調節できる)になるケーキを作る事ができる。ハルトシルトの祭りでケーキを売り街の人のほとんどを動けなくした。
- 主人公一行が時間遡行した後はエイミーの故郷で店を開いており、時間遡行前の出来事を夢だと思っていた。客の行列を邪魔したこともあってエイミーと共に一行に戦いを挑むも敗れ、ユウからガテラティオで店を開くよう勧められ、ゼネオルシア家の紹介状を渡される。
- キャラクターデザインはabecが担当。
- ガイスト・グレイス
- 声 - 山崎たくみ
- 「エクソシスト」のアスタリスク所持者。対象の人物の時間を遡り、受けたダメージ等をなかったことにする「アンドゥ」という特殊能力を得意とする。浮遊城が謎の砲撃を受けたことで、攻撃者を割り出すべく皇帝より派遣された。フロウエルの住民を殺害・蘇生を繰り返して攻撃者の正体を尋問していたがアナゼルによって阻止され退却する。その後、サジッタの隠れ里を襲うも、ユウ一行に撃破された。第5章では時空の羅針盤を奪取するも敗北し、公国軍に連行された。
- その正体は、かつて正教で名を知られた聖祓魔師。世界疫病の際に病で熱を出した息子レヴナントを置いて悪魔祓いの依頼に応じるが、熱の正体が悪魔憑きではなく疫病であることに気付く。悪魔祓いではなく医療による治療と隔離を進言したが、複数の関係者の思惑によって阻止され、その結果、疫病は世界へ拡大した。1か月後に帰郷すると、レヴナントは死亡していた。その出来事を時空の羅針盤によってなかったことにするため、帝国に加担していた。
- 戦いの後、ブレイブからガイストの急報で医療団を派遣できたおかげで数千から数万の命を救うことができたと感謝され、親子で公国に連行された。
- キャラクターデザインはyokoyanが担当。
- レヴナント・グレイス
- 声 - 原涼子
- 「ガーディアン」のアスタリスク所持者。相手に憑依することでその者を意のままに操ることができる特殊能力を持つ。浮遊城に乗り込んできたユウたちに襲いかかるも倒され消滅する。第5章ではイデアに憑依して時空の羅針盤を奪取するも敗北し、公国軍に連行された。
- その正体はガイストの息子。世界疫病で死亡したが魂は残っており、ガイストが魂を鎧に定着させたことで活動している。公国軍に連行された時にイデアに諭され、父を支えられる存在になることを胸に誓う。
- 皇帝オブリビオン / デニー・ゼネオルシア
- 声 - 中井和哉
- グランツ帝国皇帝。「皇帝」のアスタリスク所持者。黒い仮面を着け、右腕が義手になっている。多くのアスタリスク所持者を配下に置き、浮遊城を拠点に帝国を率いる。
- 正体はユウの異母兄「デニー・ゼネオルシア」。剣の達人で正教騎士団三銃士の前リーダーでもあった。ブレイブリーソードを巡る出来事で右腕を失い、正教とゼネオルシア家の腐敗した歴史を否定するようになったところをアンネに利用され、グランツ帝国を興す。
- ヨーコ
- 声 - 洲崎綾
- 「妖狐」のアスタリスク所持者。謎の少女。兄のダンザブロウと生き別れている。
- その正体は46億年前からルクセンダルクに存在し、光の大船でやってきた二人に頼んで原死病を自らの体に封じた妖狐。他人の心や記憶を覗き、それを基にした幻を作って相手に見せる事ができる。正体を明かした際には、主人公一行の過去の記憶を利用してからかう。また、『罪』を操る存在であり、罪が具現化した存在である7体の悪魔を使役する。
- 次元管理局が定めるランクSの要注意ターゲットで、リングアベルが追跡している。
- 病を封じた後、彼女が眠る神殿は正確な由来が忘れ去られながらも聖なる場所として歴代の国々に崇められ、多くの財宝が奉納されており、それをファンダルやグリードに目を付けられた。グリードが彼女に対して行った事に対しては仕方が無かったと彼を許している。
前作のアスタリスク所持者
- ジャッカル
- 声 - 檜山修之
- 「シーフ」のアスタリスク所持者。元盗賊団リーダーだった口の悪い青年。本作では砂漠の自警団のリーダーになっており、パトロールと行き倒れた人の救助を行っている。オアシスの水が枯渇しつつあり、困っている人々のために水源珠を求めて敵対する。
- フィオーレ・ディローザ
- 声 - 中田譲治
- 「赤魔道士」のアスタリスク所持者。元公国第三師団ブラッドローズ特務隊のリーダーだったが、その悪行が公国内でも問題視され投獄されていた。本作ではイスタンタール学園の准教授になっており、新エネルギーの開発を研究している。新エネルギーは人々の生活を飛躍的に向上させる可能性を秘めているが、錬成には大量の水が必要であり、水源珠を求めて敵対する。
- ノブツナ・カミイズミ
- 声 - 緑川光
- 「ソードマスター」のアスタリスク所持者。元公国第一師団黒鉄之刃のリーダーであり、イデアの剣術の師匠。道中で拾った一匹の猫ツバキとともに旅を続けている。本作では武者修行に出ていたが、倒された親友ブレイブの仇を討つべくイデアたちと合流する。剣術の通信教育で弟子入りしたイヤルキーを巡って敵対する。
- メフィリア・ヴィーナス
- 声 - 新井里美
- 「召喚士」のアスタリスク所持者。元公国第三師団ブラッドローズ特務隊の一員でありヴィーナス三姉妹の次女。幼くして公国アカデミーの首席で将来を嘱望されていたが、前作では過酷な任務と恋人スレイマンの死亡で心に深い傷を負い精神を病んでいた。本作では伝説の召喚魔法を会得するために日夜研究に没頭しており、助手のイヤルキーを巡って敵対する。心の傷が癒えつつあるが、サディスティックな性格に変化しており、イヤルキーを豚呼ばわりしたりスクワット1000回を課せたりしている。
- ニコソギー・ボリトリィ
- 声 - てらそままさき
- 「商人」のアスタリスク所持者。元マヌマット・ボリトリィ商会の会長だったが、その悪行が公国内でも問題視され投獄されていた。本作ではエイゼン地方の海岸を貿易都市にする計画を立てており、土地の買収を巡って敵対する。
- ホーリー・ホワイト
- 声 - たかはし智秋
- 「白魔導師」のアスタリスク所持者。元公国第四師団空挺騎士団の一員であり、ヒーラーだがサディスティックかつアネゴ肌の性格をしている。本作ではエイゼン地方の土地の買収を巡って敵対する。
- オミノス・クロウ
- 声 - 保志総一朗
- 「黒魔導師」のアスタリスク所持者。元公国第四師団空挺騎士団の一員であり、自身の非道な行動から組織内での人望はない。前作はイデアの上司だったが、その行動からイデア離反の要因になった。本作では究極獣魔法を会得するため調査隊を結成しており、遭難時に食料を巡って敵対する。
- アルテミア・ヴィーナス
- 声 - 西沢広香
- 「狩人」のアスタリスク所持者。元公国第三師団ブラッドローズ特務隊の一員であり、ヴィーナス三姉妹の三女。モンスターのフロスティに育てられていた野生児で強者と戦うことを楽しみにしている。本作ではオミノスの用心棒をしており、遭難時に食料を巡って敵対する。
- アルジェント・ハインケル
- 声 - 土師孝也
- 「ナイト」のアスタリスク所持者。元公国第四師団空挺騎士団のリーダーであり、本作では警部としてユノハナ市の治安を守っている。ホームズの伯父にあたる。
- キキョウ・コノエ
- 声 - 斎藤恵理
- 「忍者」のアスタリスク所持者。元公国第一師団黒鉄之刃の一員であり、グッドマン司令の暗殺を計画していた。極度のあがり症で普段は一言も話さないが変装すると超スピードで会話し続ける。本作では持ち前の変装術を生かして、私立探偵の仕事をしている。
- ベアリング・アウト
- 声 - 大塚芳忠
- 「モンク」のアスタリスク所持者。元エタルニア公国空挺騎士団の操舵手。本作では接骨院を作ってホーリーと一緒にやろうとしている。またフロウエルで男女共学の学校を作ろうとしている部下の所に駆けつけてきた。複数の教員資格を持っていることが判明する。
- エインフェリア・ヴィーナス
- 声 - 甲斐田裕子
- 「ヴァルキリー」のアスタリスク所持者。ヴィーナス三姉妹の長女。前作での公国軍の壊滅後ブラッドローズ特務隊を離れ、ある修行のために各地を旅していたがフロウエルで男女別学の学校を作ろうとしている部下の所に駆けつけてきた。
- プリン・ア・ラ・モード
- 声 - 水沢史絵
- 「スーパースター」のアスタリスク所持者。元公国第一師団黒鉄之刃の一員であり、前作でティズ達に敗れ引退したが、その後、芸能界に復帰している。本作ではウットリート氏の未発表曲を自分の持ち歌にしようと孫のウットリート三世に嘆願したが、独特の言い回しのため内容が伝わらず、ユウたちが代わりに意図を確認している。軽妙な言動を見せる一方、計算高い性格をしている。ニコライは彼女のファンであり、部屋に写真が何枚も飾ってある。
- ハイレディン・バルバロッサ
- 声 - 廣田行生
- 「海賊」のアスタリスク所持者。元公国第一師団黒鉄之刃の副団長であり、前作では海戦部隊を率いてエイゼンベルグ海軍を全滅させる実力を示した。本作では、海の男に託す意図で残された「巨大船」をプリンがアレンジして持ち歌にすることをチラシを見て知り、曲調の大幅な改変や甘い歌詞に激怒してウットリート三世に抗議したが、大声で話したため内容が伝わらなかった。
- アナゼル・ディー
- 声 - 竹内良太
- 「暗黒騎士」のアスタリスク所持者。エタルニア公国軍六人会議の一員であり、元帥ブレイブの腹心の部下。フロウエルの孤児だったがブレイブに拾われ兄妹同然に育てられた。本作ではグランシップにできた新国家にて、子供達の未来を守るため立ち上がった。捨て子として過酷な貧困生活を送った経験が、その行動の背景にある。
- 主人公一行が窮地に立たされた際に突然現れる事があるが、その時の彼はリングアベルが変装したもの。次元管理官は正体を明かしてはいけないために黒騎士の甲冑で顔を隠していたが、妖狐との最終対決で妖狐の支配する空間では特例が認められ、妖狐の精神攻撃を受けたイデアを救うべく正体を明かした。
- マルメ・コンダ・マヌマット8世
- 声 - 白鳥哲
- 「時魔道士」のアスタリスク所持者。元ラクリーカ国王。動力を失たグランシップで税制担当大臣として、木製の民芸品によってかろうじて生計を立てる状況でありながら福祉支出が過大であるとして、大規模な減税を主張し、アナゼルと対立する。
- ブレイブ・リー
- 声 - 子安武人
- 「聖騎士」のアスタリスク所持者。エタルニア公国軍元帥にして、イデアの父であり、アナゼルの育ての親。クリスタル正教との和平調印式に出席していたが、グランツ帝国の襲撃を受け、皇帝オブリビオンの圧倒的な力の前に敗れてしまう。その後は負傷の療養のため身を隠し、消息不明となる。その後イデアの前に姿を現し、後継者としての覚悟を試す試練を与える。
その他の人物
- アルフレッド
- ゼネオルシア家に仕える執事。
- オーサー
- フルネームは正教騎士オーサー・カムラン。騎士になりたての若者で三銃士に憧れを抱く。ジャンの裏切りの際はユウと同様、川に落ちて命拾いをする。5章でもカムラン家はジャンにとっては復讐の相手であったがオーサー自身は生まれていなかったため相手にされなかった。
- ブラックベリー
- 月面ムンフォルトの司令官。正式名称はヴァイスプレジデント ブラックベリー。マグノリアとリングアベルの上官であるが詳細は不明。
- リーファ
- イスタンタールに通うユウの後輩。3ツ星。魔王に関する研究をしている。最終的にはマルマールを使役する立場となった。
- マルマール
- イスタンタールに通う五ツ星の生徒。ただし、その星は家柄によって得たものと示唆されている。横柄な性格であり、自分より格下のリーファを冷遇している。
- マーサ
- イスタンタール寄宿舎の寮母。
- ダンザブロウ
- ヨーコの兄。ハルトシルトの街でヨーコと再会し、エイミーが防ぐエイゼン大橋を渡るためにユウ達に協力する。エイミーが放つ銃弾を刀で斬るほどの剣技を持つ。ユノハナでヨーコが失踪した際は、ユウ達と共に源泉洞へ彼女を探しに行くが、そこで彼が妖狐がユウの記憶を元に作った幻であった事が明かされる。
- サクラ
- ユノハナ湯屋の仲居。穏やかな口調で話し、湯屋の業務をすべて一人でこなし、湯屋が湯船になってからもティズ一行とともに旅を続け操縦まで覚えた。
- クサツ・アリマ
- ユノハナ四代目当主。
- シルヴィ
- 前作でアニエスをかばって息絶えた水の巫女オリビアの後継者で巫女見習い。見習いながら水のクリスタルに結界を張ったり巫女としての資質は備わっている。極度の人見知り。5章で水のクリスタルの結界をアンネの策謀により解いてしまう。
- ロータス
- サジッタの里のエンジニア。族長の娘を嫁に娶るも先立たれてしまった。息子のプロキオンに対しては里の族長を継ぐ建前を支持しながらも、彼にさまざまな世界を見て回り、自分自身で未来を決めてほしいという本心を持っている。主にイデアによって損傷した砂時計を補修した。
- アルタイル
- 声 - 小杉十郎太
- ティズに憑依し、ユウ一行に助言する謎の人物。Uの手帳の加筆にも参加し、名前が判明するまではペンの色から「紫のペンの人」と呼ばれる。
- 正体は、かつて神界から光の大船でルクセンダルクへ渡った人物の一人。次元管理局でバスターシップ、時空の羅針盤、月魔法などを発明した研究者である。死後も魂となって神界の霊石に宿り、その霊石がティズの蘇生に使われたことで彼の身体を借りて活動する。
- 妖狐に出会い、原死病の封印を依頼された。
- ベガ
- 声 - 井上喜久子
- アルタイルの想い人で、研究所の同僚として出会い、後に結婚した。アルタイルがルクセンダルクへ向かった際に神界へ取り残され、その思いを邪神プロビデンスに利用される。
- 作中に登場する魔王や特殊空間の多くは、アルタイルとベガの生前の思い出をモチーフとしている。
- 冒険家と相棒
- 声 - 川澄綾子(冒険家)
- 本作でも、特定の場所で隠しボスとして戦うことができる。エンディングでは前作『BDFtS』で冒険者がノルエンデ渓谷でティズに会った際に服装が緑になっていた伏線(各地で公国のアスタリスク所持者を救命していた緑の服の人)の解明と、冒険家の素性の一部が明らかになる。
- その正体は「デネブ」という女性で、アルタイルとベガの親友だったという。本作のオープニングとエンディングの語り手は彼女である。
- ファンダル・ゼネオルシア
- 2400年前のゼネオルシア家の初代当主で、正教騎士団初代三従士リーダー。ゼネオルシア家の繁栄の礎を築いたが、その言動は清廉潔白とは言いがたく、自らに反抗する者や自身の意に沿わない者、欲する財産を持つ者を正教の名の下に粛清していた。彼が定めた家訓に歯向かった歴代のゼネオルシア家の人間は粛清され、墓に墓碑銘が刻まれていない。
- 彼が定めた家訓は、妖狐の原死病を自らの子孫に治させるためのものであった。
- グリード・ゼネオルシア
- ゼネオルシア家の先代当主。20数年前、ゼネオルシア霊廟の暗号化されたファンダルの遺訓を読み解き、収められた財宝を目的に妖狐の神殿に赴く。
- ゼネオルシア家が負う使命とされていた妖狐の治療に取り組む事を決めるが、妖狐を神殿から搬送したことが原死病のパンデミックの原因となる。ガテラティオでパンデミックを起こさぬように、船員、妖狐を憑依させた娘、汚染された財宝とともに船を沈める決断をしたが、寄港地での病気の発生や、汚染された船が海賊に奪われるなどの理由により、結果としてパンデミックは発生した。
- 本人はクリスタル正教を立て直すのに十分な大量の財宝とともに凱旋し、その後は原死病によって混乱と腐敗が多発した世界に武力で対処した。その過程で公国から正教の軍縮を求められ、それに反発したバレストラ家らを討っている。
- チャラン軍曹、ポラン二等兵
- グランツ帝国に所属する兵士。ポランは他人の話や難解な単語の意味を理解できないことが多い。
- アンネ
- 声 - 鶴ひろみ
- オブリビオンに付き従う、黒いアゲハ蝶のような翅を持つ妖精。皇帝の秘書的存在として助言や戦況の分析・報告を行う一方、酷薄で残忍な一面を持つ。
- その正体は邪神プロビデンスの下僕で、その復活のために暗躍している。エアリーより先に生まれた妖精族で、自らを彼女の姉と語る。
- 邪神 プロビデンス
- 神界に存在する神であり、ルクセンダルクへの侵攻を目論んでいる。
- ドリームエナジー研究生
- イスタンタールでディローザと共に新エネルギーの研究を行っているが、成果を出すためには大量の純水が必要となるため苦慮している。ナダラケス遺跡に存在する水源珠の行方によって研究の成否が分岐する。
- イヤルキー・ニナンネイ
- イスタンタールで魔法学を専攻して星4で卒業後、ラクリーカ動力推進本部に就職した若者。就職後の重労働に耐えかねメフィリアと共に瘴気の森へ逃亡する。メフィリアとは性格の相性が良く、スクワット1000回などの厳しい課題にも喜んで応じる。
- カチョウ・ドマーリ
- ラクリーカ動力推進本部次長。イヤルキーの上司で、旧来型の厳しい職場指導を行っていた。
- 老人と孫娘
- 長年続く内戦を避け、かつて住んでいた海岸の廃屋へ移り住もうとするが、土地の明け渡しを巡る問題に巻き込まれる。土地を明け渡すか否かで2人の住処が分岐する。
- 配達の男
- グラープ砦に向かった探検隊のために食料を配達しようとした矢先に怪我をしてイデア達に配達を依頼する。探検隊メンバー、チャプライの父親。
- リゾット、パエリア、チャプライ
- 探検隊メンバー。食料分配の選択で展開が分岐する。
- バハムート
- オミノスの相棒。バハムートという名前のファイアドゴン。選択によって究極獣魔法フェムトフレアを覚える。
- ホームズ
- ハインケルとキキョウの親戚。警察と探偵の恵まれた血筋の一家に生まれるが、才能はまだ発揮されていない。進路の選択によって展開が分岐する。
- ワトスン
- ホームズの親友でサポート役。ホームズ同様、恵まれた血筋の一家に生まれるが常にホームズ家の補佐役にとどまっていることに劣等感を抱いている。変装の達人。
- タバ・カラレ
- 故人。著名な新興資産家だったがシュタルクフォートを購入しようとした矢先に殺害された。
- カネメアーテ
- カラレ卿の夫人。分岐によっては殺害される。
- ジーヌ・シー
- シュタルクフォート一帯の地主。カラレ卿の殺害現場にいたため事件に巻き込まれる。
- ムリシッツ・ミタテ
- カラレ卿のメインバンク、エイゼン銀行の担当者。カラレ卿の殺害現場にいたため事件に巻き込まれる。
- マルナゲータ・マカシタ
- イスタンタール教育学部長。イデアをフロウエル教育長に抜擢し、新学園を男女共学とするか別学とするかの選択を迫ってダスク遺跡へ視察に向かう。
- ツーン・ オスマシー
- マルナゲータの秘書。マルナゲータに常に同行している。
- ダンドリー・バッチシ
- マルナゲータの秘書。段取りに長けている。
- アラッテ・ネイジャージ
- 男女共学派の教師。元空挺騎士団でベアリングの部下だが、名前を覚えられていない。
- ミニーメ・ノスカート
- 男女別々派の教師。元ブラッドローズ特務隊でエンフェリアの部下だが、名前を覚えられていない。
- ウットリート3世
- 前作に登場した名作曲家、ウットリートの孫。会話が歌になる癖がある。祖父の遺した楽曲のアレンジを許可するか、そのまま残すべきか迷っている。
- 孤児
- 新生グランシップ共和国で暮らす。高福祉国家政策か減税最優先政策かの選択によって境遇が分岐する。
主題歌
開発
2013年12月9日に制作が発表された[13]。前作に引き続きプロデューサーは浅野智也、デザイナーは吉田明彦、開発はシリコンスタジオが手掛けた[14]。前作の続編を開発するにあたり、舞台となる世界やキャラクターを変更するか、続きを描くか考慮され、3DS以外で開発することも考えられた[15]。しかし機種は変更されず、前作でキャラクターや世界に親しんでもらうことを意識していたことから、前作の数年後を描くことになった[15]。標準的なプレイ時間は50から60時間程度になるように想定して制作された[16]。
キャラクターに関して、新規のキャラクターは前作のキャラクターに劣らないよう意識してデザインされ、前作から引き続き登場するキャラクターは登場時の変化は控えめにしつつ成長が感じられるよう配慮された[16]。また、配信される魔王のデザインには、前作からの増田セバスチャンに加え、チェコのアニメ作家ノロ・ドゥルジアクが参加した[17][18]。
新規ジョブに関しては「戦士」や「武闘家」のような定番は避けつつ、アスタリスク所持者のイメージに結び付けなければいけない点で名称の設定に苦慮した[16]。また本作では前作のジョブも登場するが、序盤から旧作のジョブが手に入りすぎないよう、「バーターサブシナリオ」で得られるようにした[16]。
楽曲に関しては前作を遊んでいたryo(supercell)によって制作され、その際、具体的な発注はせず、設定やキャラクター・演出を大まかに伝えて、ryoの感性で進められるよう配慮された[16]。
日本国外版に関して、ジョブの一つである「トマホーク」の頭部の衣装がネイティブアメリカン風からカウボーイハットに変更されていることが発売前の2015年11月にリークされ、日本国外のメディアで話題となった[19]。
プロモーションとして2014年12月10日より無料体験版の『ブレイブリーセカンド 無料で遊べる三銃士編』が配信された[20][21]。前作同様に体験版のみのオリジナルストーリーとなっており、クリアデータの一部を製品版へ引き継ぎ可能である。2015年2月にはARムービーが見られるように更新された[22]。また発売1週間後には『ブレイブリーデフォルトプレイングブレージュ』や『聖剣伝説 RISE of MANA』とのコラボレーションが行われた[23]。同月9日にタイトルが正式発表され、前作同様にタイトルに秘密を隠していることが示唆された[24][25]。
評価
体験版に関しては独自の内容にしたことで、製品版と同様のキャラクターを使用できると思っていたユーザーからは落胆する意見も寄せられていた[16]。
本作発売程なくして中盤までプレイしてレビューしたGAMERの仁志睦は、前作に比べてシステムやジョブが増えてはいるが、段階的に使用する仕組みとなっており、初心者にも配慮されており、違和感なく遊べると評価した[26]。一方でファミ通.comのカワチは、本作はダジャレやラブコメ要素が強く、前作と比べ、演出は全体的に軽妙なものとなっており、ユーザーによって評価が分かれる部分と評した[1]。また、ユーザーからは最初から全部のジョブを集めていきたいという意見が寄せられた[16]。
前作の「ノルエンデ村復興」が好評であったことから、本作でも似た要素の「月面基地復興」が実装されたが、本作においても「すれ違い通信」で遊ぶユーザーは多く見られた[16]。また新規ミニゲームの「カプカプメーカー」は放置していても進行するが、本編以上に遊ぶユーザーが見られた[16]。
浅野によれば本作はプレイヤーの期待に沿いきれず、本作での反省が、その後の浅野のチームが手掛ける全作品の根底に根付いているとしている[27]。一時期はシリーズの今後の展開は厳しいと考えられたほどだった[27]。
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