ヘゴ科の茎は樹木の幹と異なり肥大成長をしないが、茎から出る無数の不定根に厚く覆われ、基部が太くなる。この不定根の層は湿度と空気とを適度に保持するため、着生植物のラン科やシダ類の栽培に適し、園芸素材のヘゴ材として市販される。東南アジアや中南米では、茎や根塊を彫刻して土産品とする。ゼンマイ状に伸びた新芽は山菜として利用されることもある。また、茎はデンプンを多量に含むため、かつてはニュージーランドをはじめ多くの地域で、原住民がこれを食用としていた。
なお、ヘゴ科全般は、ワシントン条約付属書IIに掲載されており、土産物も含めてその輸出入には注意が必要である。