ベネラ10号着陸位置
1975年10月23日、ランダーはオービターより分離され、10月25日5時17分(UTC)に着陸した。
熱負荷を分散させるためには、液体の循環が用いられた。このシステムと再突入前の事前冷却により、ランダーは、オービターとの通信が回復した着陸65分後からの運用が可能となった。降下中、熱散失と減速は、半球状の殻と3つのパラシュート、円盤型ブレーキ、ドーナツ型圧縮金属着陸クッションで連続的に行われた。
着陸地点は、3日前に着陸したベネラ9号のランダーの着陸地点から約2,200 km離れており、北緯15.42°東経291.51°の地点から半径150 kmの範囲であった。ベネラ10号は、地上の風速が3.5 m/sであることを観測した。その他の測定には、様々な高さでの気圧・気温・表面光度等があった。ベネラ10号は、金星表面から白黒テレビ画像を地球に送信した2機目の探査機となった。ベネラ10号の写真は、パンケーキ型の溶岩がある様子を示した。計画された360°のパノラマ画像は、ベネラ9号同様2つのカメラのレンズカバーの1つが外れなかったために撮影出来ず、180°の写真となった。
ランダーは、次のような機器を搭載していた。
- 気温気圧センサー
- 加速度計
- 可視光 / 赤外線光度計:IOV-75
- 後方散乱マルチアングル比濁計:MNV-75
- P-11質量分析器:MAV75
- パノラマ視程計
- 風速計:ISV-75
- ガンマ線分光計:GS-12V
- ガンマ線密度計:RP-75
- 電波ドップラー測定器