打上げ後、4か月間の飛行を経て、ランダーがバスより分離、1982年3月5日に金星の大気に入った。大気圏突入後、高度約50 kmでパラシュートが展開し、単純な空力ブレーキシステムで減速して地上に降りた。
ベネラ14号は、13号着陸地点より南西側へ約950 km離れたフェーベ地域と呼ばれる玄武岩平原の東側近く、南緯13.25°東経310°の地点に着陸した。
ランダーはカメラで地表の写真を撮影し、バネが付いた腕で土壌圧縮率測定を開始した。水晶製カメラの窓はレンズキャップで覆われており、着陸後に外されたが、ランダーのすぐそばにおち、結局レンズキャップの圧縮率を測定することとなってしまった[1][2]。
土壌サンプル組成は、X線蛍光分光計によって測定され、ソレアイト質玄武岩と似ていることが示された。
ランダーの寿命は32分間という計画であったが、気温465 ℃、気圧9.5 MPa(地球の94倍)という環境で57分間稼働した。その間、軌道上のバスを使って伝送が維持された[3]。