ベラクルス (映画)

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ゲーリー・クーパー(予告編から)

ベラクルス』または『ヴェラクルス[2]Vera Cruz)は、1954年アメリカ合衆国で制作された映画テクニカラーによるカラー作品、スーパースコープ1866年フランス干渉戦争中のメキシコを舞台とした西部劇である。

1866年のメキシコ。元南軍兵士のベン・トレーンは生きる糧を求め、メキシコへとやってきた。途中、ジョー・エリンという男から馬を買うが、実はメキシコ軍からの盗まれたものであり、ベンはジョーと共に追われる身となる。

なんとか追撃を振り切った二人であったが、途中、ベンは落馬。その隙にジョーはベンの財布を狙うがベンに返り討ちにされる。ベンはジョーの馬を奪うが、ジョーの命は助け、加えて取り上げた拳銃すら返してしまう。

やがて、町へと着いたベンは、酒屋でならず者のドネガンらに絡まれるが、ジョーが現れ彼を救う。ジョーはメキシコにたむろするガンマンたちの顔役で、私利私欲のためには裏切りさえ辞さない悪党だったが、経験豊富で冷静かつ紳士的なベンをなぜか気に入り仲間に勧誘、ベンもそれ応じる。

やがて広場で政府側のアンリ・ド・ラボルデール侯爵と抵抗軍のラミレス将軍からそれぞれ勧誘を受ける。ラミレス将軍の陳情に心を動かされるベンであったが、高給を示したラボルデール侯爵にジョーと共につくことにする。

やがて王宮についた一行は歓待を受け、マクシミリアン皇帝と謁見する。皇帝は二人の銃の腕を評価し、フランスへと帰国する伯爵夫人マリーの護衛の任を得ることとなる。

港町ベラクルスを目指す一行。その途中、ベンは以前広場で助けたメキシコ娘、ニナと再会、再び彼女の命を救う。その後、ベンとジョーは荷馬車の中に、軍資金の300万ドルの金貨が隠されていることを知る。そこにマリーが現れ、金貨の山分けを餌に二人に強奪をそそのかす。

旅が進むにつれ、ベンはニナとジョーはマリーと関係を深め、やがてジョーはマリーと共にベンを出し抜き、金貨を強奪することを画策するが、動きを知ったラボルデール侯爵は、彼らに罠をかけ、マリーを拉致、ベラクルス要塞と立てこもる。

一方、ベンとジョーはラミレス将軍率いる抵抗軍に包囲されるが、報酬10万ドルに加え、金貨の譲渡を条件に抵抗軍に加勢することとなる。ベンはニナを通じて抵抗軍の純真な意思に触れ、兵士としての気骨を取り戻していく。一方、ジョーはベンの心変わりを知り、金貨の独占を画策する。それぞれの思惑を含んだまま、ベラクレス要塞の総攻撃が開始され、ジョーとベンは対決のときを迎える。

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
NET
ベン・トレーンゲーリー・クーパー黒沢良
ジョー・エリンバート・ランカスター久松保夫
マリー・デュバル伯爵夫人デニーズ・ダーセル英語版来宮良子
アンリ・ド・ラボルデール侯爵シーザー・ロメロ大木民夫
ニナサラ・モンティエルスペイン語版
マクシミリアン皇帝ジョージ・マクレディ英語版勝田久
ドネガンアーネスト・ボーグナイン相模武
リトルビットジェームズ・マッカリオン英語版 田中康郎
テックスジャック・イーラム渡部猛
アビレーン ジェームズ・シーイ英語版 緑川稔
ピッツバーグチャールズ・ブロンソン大塚周夫
ラミレス将軍モリス・アンクラム英語版河村弘二
ダネット大尉ヘンリー・ブランドン英語版村瀬正彦
チャーリー ジャック・ランバート英語版石森達幸
不明
その他
N/A清川元夢
日本語スタッフ
演出
翻訳
効果
調整
制作東北新社
解説淀川長治
初回放送1968年4月7日
日曜洋画劇場

※正味約92分

ニューラインから2025年1月8日に発売された「吹替シネマCLASSICS」シリーズ『ヴェラクルス -TV吹替音声収録版-』にはNET版の日本語吹替を収録。一部音源の無い部分はオリジナル音声・日本語字幕となる。また吹替部分のみをシームレスで再生できる「日本語完全版再生機能」を搭載[3]

ノベライズ

1955年鱒書房より発売された『西部映画小説集1』に収録。作者は大坪砂男で、東京創元社より発売された『大坪砂男全集3 私刑』(ISBN 978-4-488-42513-5)にも収録された。

脚注

関連項目

外部リンク

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