側棘鰭上目

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側棘鰭上目
生息年代: Cenomanian–現世
マダラ Gadus macrocephalusタラ目
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
階級なし : 真骨類 Teleostei
階級なし : Ctenosquamata
階級なし : Acanthomorpha
上目 : 側棘鰭上目 Paracanthopterygii
学名
Paracanthopterygii
Greenwood et al., 1966

側棘鰭上目(そくきょくきじょうもく、Paracanthopterygii)は、真骨類の分類群の一つ。現生の魚類としてはサケスズキ目マトウダイ目ステューレポルスタラ目が含まれる。他に絶滅したグループとして Sphenocephaliformes 目が属する。

サケスズキ科の化石種 (Amphiplaga brachyptera)。最古のサケスズキ目魚類の化石は、暁新世後期の地層から産出する
ヨーロッパヘイク Merluccius merlucciusメルルーサ科)。タラ目には本種を含め数多くの水産重要種が所属している

側棘鰭上目は正真骨亜区(Euteleostei、真骨類の下位分類)に所属する硬骨魚類の一群であり、サケスズキ目・タラ目・アシロ目ガマアンコウ目アンコウ目・Sphenocephaliformes 目の計6目が含まれていた。1960年代後半にGreenwoodらによって提唱され[1]、正真骨亜区の中では棘鰭上目に次いで進化の進んだ高位群として位置づけられている。

側棘鰭上目は分類群としての厳密な定義付けを欠いたまま設置され、その単系統性は当初より疑問視されてきた[2]。近年、ミトコンドリアDNAの解析などの分子生物学的手法に基づき、本上目が側系統群であることを示唆する報告が相次いでいる。サケスズキ目とタラ目はそれぞれギンメダイ目(ギンメダイ上目)およびマトウダイ亜目(棘鰭上目)と姉妹群の関係にあり[3]、これらの4群をひとまとめのグループとして扱うことで初めて側棘鰭上目は単系統になるとされた[4]

残るアシロ目・ガマアンコウ目・アンコウ目の3群は、相互の類縁関係が実際にはさほど近くないとみられ、側棘鰭上目から除外された。アシロ目は「Percomorph」(棘鰭上目のうちクジラウオ目以降の一群を指す)の中でもっとも原始的なグループとされ、一方でアンコウ目はより高位な群であるヒシダイ科スズキ目)と近縁である可能性が指摘されている。また、ガマアンコウ目はタウナギ目トゲウオ目との類縁関係が示されていた[4]

以上のような分子生物学的手法に基づく新たな系統分析の結果は、従来の形態学による分類との矛盾点がみられるケースも多く、Nelson(2006)は側棘鰭上目の大幅な改変を実施するには、両者の方法を組み合わせたさらなる検討が必要と指摘した[2]

2017年の研究では分子系統解析の結果に基づき、サケスズキ目・マトウダイ目・ステューレポルス目・タラ目の4目が属するとされた[5]

Sphenocephaliformes 目は白亜紀の地層から知られる海産魚の一群である。脂鰭を欠く。かつては亜目としてサケスズキ目に含められていたが、椎骨の形態などの特徴に基づき、現在では独立の目として扱われている。

Sphenocephaliformesは最も基盤的な側棘鰭上目と考えられており、SphenocephalusXenyllionの2属が属する[6]

系統

出典・脚注

参考文献

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