マルトモ
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| 種類 | 株式会社 |
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| 市場情報 | 非上場 |
| 本社所在地 |
〒799-3192 愛媛県伊予市米湊1696番地[1] |
| 設立 | 1964年[2] |
| 業種 | 食料品 |
| 法人番号 | 8500001004792 |
| 事業内容 | 海産乾物、加工調味料、水産加工品、健康食品の製造・販売 |
| 代表者 | 代表取締役社長 明関眸 |
| 資本金 | 1億円[1] |
| 売上高 | 252億円(2025年3月期、上海マルトモ含む)[1] |
| 従業員数 | 458人(2025年4月現在)[1] |
| 決算期 | 3月 |
| 関係する人物 | 明関友市(創業者)、明関和雄(元代表取締役) |
| 外部リンク | 公式サイト |
マルトモ株式会社(Marutomo Co.,Ltd.)は、愛媛県伊予市米湊に本社を置く、かつお節(花かつお他)を中心とする、調味料、チルド食品などを製造するシーフードの総合食品メーカーである[3]。コーポレートスローガンは、「感動を、けずりだそう。」[4]。
1918年(大正7年)に創業者の明関友市が、現在地で削り節工場を操業。1929年(昭和4年)には合名会社に。江戸期から大正期にかけて創業された企業が多く名を連ねる削り節業界では、ヤマキやにんべんなどと並ぶ大手メーカーの一社に数えられる。なお、同じ伊予市に本社を置くヤマキとは本社社屋が同じ通り(通称:花かつお通り)沿いに隣接して位置している[5]。
1941年(昭和16年) - 太平洋戦争が勃発し、削り節が統制品となる。その対策として、生のイワシから漁獲し削り節製造までの一貫生産に取り組む。これがバリューチェーンの原点となる。7月には統制品解除となり自由競争となる[6]。
1964年(昭和39年)には、マルトモ花かつおとして株式会社に改組。ここからかつお節の他に様々な商品を開発し、全国に送り出していく。現社名のマルトモには、1982年(昭和57年)に社名変更している[7]。
1980年代からは「花かつお、かつおパック」、「だしの素、だしパック」、「つゆ類」を北米、東南アジアなどに輸出[4]。 1985年(昭和60年)には「くらげ塩」を皮切りとしてチルド食品にも進出[6]。現在は「いか加工品」、「くらげ加工品」や「海藻加工品」などの商品を持ち、シェアは全国で3割近くを占めている[7]。このためライバル企業のヤマキより、総合的な水産加工品メーカーと見られることも多い。
1997年には、アメリカ向け規制対応として対米水産HACCPを食品業界で初めて取得。その後も、国際的な食品安全の規格であるISO22000の認証を経て、全工場でFSSC22000の認証を取得。海外展示会を開催し「だし」の魅力発信や、和食レストラン等向けに「だし」のコンサルティングなどを積極的に行うようになる[4]。
2013年(平成25年)にカゴメとの業務提携を発表した[7][8]。
2016年3月には俳優のディーン・フジオカをCMに起用。出演したテレビCMのうち、「プレ節『プレ節の作法 』編 コクうま」と「同 うすさ」は、第38回愛媛広告賞「テレビ広告(15秒)部門」最優秀賞を受賞[9]。
近年では高付加価値商品やペット商品の売り上げも好調なほか、業務用事業の核である「だしコン」は、質とコストを追求したレシピの具現化のため、データに基づいて課題を抽出し、味を数値化することなどで新規顧客獲得に成功している[7]。
2023年には、Sustechが運営する脱炭素化プラットフォーム「CARBONIX」を活用した脱炭素経営を取り入れる。同年、「鰹節屋のだし醤油500ml」が第62回モンドセレクション2023食品部門で金賞を受賞[10]。
2025年10月には、ロックバンド「DEEN」のボーカリストであり、「そばの伝道師」としても知られる池森秀一をCMに起用。CMソングは、オリジナルの楽曲として制作された[11]
主な商品
沿革
- 1918年(大正7年) - 11月、明関友市が愛媛県伊予市で創業。
- 1929年(昭和4年) - 10月、個人経営から明関合名会社に改組。明関友市が代表社員に就任。
- 1949年(昭和24年)
- 4月、煮干しの買い付けのために長崎駐在所開設。
- 1951年 - 4月、東京支店開設。
- 1952年
- 4月、明関和雄入社。
- 9月、本社社屋完成(木造瓦葺 延面積195㎡)。
- 1953年 - 9月、伊予市尾崎に削り節梱包箱製造専門工場完成。
- 1956年 - 2月、本社加工場完成(削成ライン)。
- 1957年 - 10月、本社社屋落成(鉄骨2階建て)。
- 1960年 - 全国的にCM放送開始。「金セロ」発売。
- 1963年
- 自動梱包機導入。
- 7月、東京工場完成。
- 10月、大阪営業所開設。
- 1964年 - 4月、マルトモ花かつお株式会社発足
- 1965年 - 3月、農林省認定工場となる(JAS)。
- 1966年 - 3月、九州出張所開設(福岡)。
- 1971年 - 12月、「ブルーパック」発売。
- 1973年
- 3月、ベルマークに参加。
- 7月、名古屋出張所開設。
- 1976年 - 3月、第2工場完成。
- 1979年 - 3月、「めんつゆ」「液体かつおだし」発売。
- 1981年 - 11月、チルド工場前身の今出工場完成。チルド分野に進出。くらげ製品発売。
- 1982年
- 4月、マルトモ株式会社に社名変更。TQC活動開始。
- 11月、本社工場完成。

- 1985年 - 5月、マルトモチルド食品株式会社工場新築完成。
- 1986年 - 11月、ロサンゼルス駐在所開設。
- 1987年
- 3月、マルトモ総合食品研究所新築完成。
- 1990年
- 4月、マルトモ株式会社とマルトモチルド食品が合併し、マルトモ株式会社へ。
- 12月、だしの素工場新設。
- 1994年
- 5月、「直火焼本かつお」専用工場完成。
- 6月、「直火焼本かつお」製法特許取得。
- 1995年 - 9月、仙台工場完成。

- 1997年
- 4月、第三伊予工場完成。
- 12月、GMP&HACCP取得(本社工場・チルド伊予工場・チルド仙台工場)。
- 1998年
- 9月、GMP&HACCP取得(第二工場・第三伊予工場・だしの素工場)。
- 12月、ISO9002取得(本社工場)。
- 2003年
- 4月、ペットフード販売会社・株式会社はまや設立。
- 7月、ISO9001取得(本社工場)。新だしの素工場完成。
- 2004年
- 3月、ソウル駐在所設立。
- 8月、伊予配送センター完成。
- 2006年 - 3月、ISO14001(2004年)本社・本社工場で取得。
- 2009年 - 4月、仙台第二工場完成。
- 2010年 - 11月、上海に丸友食品貿易有限公司設立。
- 2011年
- 7月、ISO22000(2005年版)をだしの素工場、第三伊予工場(液体部門)、仙台第二工場、およびその他支援部門で取得。
- 8月、明関美良が代表取締役に就任。
- 2013年
- 10月、カゴメと業務提携。
- 2015年 - 9月、愛媛本社新社屋完成。
- 2016年 - 8月、明関和雄が代表取締役社長に就任。
- 2018年 - 11月、創業100周年。
- 2019年 - 4月、今井均が取締役社長に就任。
- 2021年 - 3月、健康優良法人2021(中小規模法人部門)認定。
- 2022年 - 2月、本社工場でMSC CoC認証取得。
- 2024年
- 2025年
- 4月、明関眸が代表取締役社長に就任。
出典[6]
事業所
受賞歴
- 1966年 - 3月、「混合節」で水産庁長官賞。
- 1977年 - 3月、「まごころパック」で農林大臣賞。
- 1987年 - 5月、明関和雄藍綬褒章。
- 1992年 - 2月、「直火焼本かつお」で農林水産大臣賞。
- 2000年 - 11月、明関和雄勲五等双光旭日章。
- 2004年 - 10月、チルド伊予工場厚生労働大臣賞(食品衛生優秀施設)。
- 2006年 - 7月、「くらげコラーゲン」で日食優秀食品素材賞。
- 2009年
- 4月、「枕崎かつおつゆK」1Lで2009年度モンドセレクション金賞。
- 4月、「自然派黄金いか細」1㎏Tで2009年度モンドセレクション銅賞。
- 9月、「ボニザイムV」で第12回日食優秀食品資材・素材賞。
- 2010年
- 4月、「枕崎かつおつゆK」1L 2010年度モンドセレクション金賞。
- 4月、「祝‗20S」2010年度モンドセレクション銅賞。
- 2011年「枕崎かつおつゆK」1L 2011年度モンドセレクション金賞(3年連続)、国際優秀品賞。
- 2013年
- 4月、「万能白だしK」500㎖で2013年度モンドセレクション金賞。
- 11月、明関和雄が愛媛県功労賞。
- 2014年 - 4月、「万能白だしK」500㎖で2014年度モンドセレクション金賞。
- 2015年 - 4月、「万能白だしK」500㎖で2015年度モンドセレクション金賞(3年連続)。
- 2019年
- 2月、土壌改良剤「くらげチップ」で2018年四国産業技術大賞技術功績賞。
- 7月、「だしの力」が日経POSセレクション「その他削り節カテゴリー」3年連続売上げNo.1獲得(2019年)。
- 2020年 - 3月、「だしの力」が日経POSセレクション「その他削り節カテゴリー」売上げNo.1獲得(2019年)。
- 2021年
- 3月、「だしの力」が日経POSセレクション「その他削り節カテゴリー」売上げNo.1獲得(2019年-2020年)。
- 4月、「だいすきシリーズ」CM 第40回愛媛広告賞テレビ広告15秒部門優秀賞。
- 11月、「カリッと小魚くん」で第32回全国水産加工品総合品質審査会水産庁長官賞。
- 2022年 - 3月、「だしの力」が日経POSセレクション「その他削り節カテゴリー」3年連続売上げNo.1獲得(2019年-2021年)。
- 2023年
- 2024年 - 11月8日、「煮干し削っちゃいました100g」全国水産加工業協同組合連合会主催「第35回全国水産加工品総合品質審査会」で、全国水産加工業協同組合連合会会長賞[13]。
- 2025年
- 1月、「だしの力80g」が「日経POSセレクション2024売上No.1」を獲得(6年連続)[14]。
- 1月、「減塩かつおだいすき」が日経POSセレクション「その他ドッグフードカテゴリー」3年連続売上げNo.1獲得(2022年-2024年)。
- 1月、「だしの力」が日経POSセレクション「その他削り節カテゴリー」6年連続売上げNo.1獲得(2019年-2024年)。
- 6月、マルトモ「プレ節🄬」10周年感謝の東京駅サンプリング企画が、 第44回愛媛広告賞 OOHメディア広告部門で 最優秀賞を受賞[15]。
- 8月、「プレ節25ミクロンソフトけずり1.2g×12袋」が、日本フードアナリスト協会主催の「第89回ジャパン・フード・セレクション食品・飲料部門」で、最高位のグランプリを受賞[16]
出典[6]
CSR
- 2022年、2023年、2024年、2025年とNPO法人Lien(リアン)へ食材を寄付。
- 2023年以降 - 以前より「愛媛県動物愛護サポーター」に登録していたが、愛媛県の犬・猫殺処分数が全国の地方自治体と比較して多く、自治体の殺処分数削減の取り組みに協力するため、2023年、2024年に、「だいすきシリーズ」の売上げの一部を自治体に寄付し、支援を行っている。
- 2023年2月22日、売り上げの一部とマルトモのペット用おやつ「だいすきシリーズ」を愛媛県に寄付。
- 2024年 - 4月22日、売り上げの一部とマルトモのペット用おやつ「だいすきシリーズ」を松山市に寄付
- 2025年 - 3月23日に愛媛県今治市で発生した山林火災に際し、支援物資としてフリーズドライみそ汁2000食を寄付。
スポンサー番組(過去)
- 午後は○○おもいッきりテレビ(日本テレビ系) - 前番組『お昼のワイドショー』時代から全国ネットのスポンサーを続けていた。※地元局の南海放送でも放送。
- すてきな出逢い いい朝8時(毎日放送制作・TBS系)※同じく南海放送からあいテレビで放送。
- ダウトをさがせ!(毎日放送制作・TBS系)あいテレビ開局初期に放送。
- オレたちのオーレ!(毎日放送製作・TBS系)同上。
- 明石家多国籍軍(同上)こちらも同上。
- ガチンコ!(TBS系)同上。
- 羽鳥慎一モーニングショー(テレビ朝日)※2016年1月から3月まで、同じく愛媛朝日テレビで放送。
- 料理の鉄人(フジテレビ系) - 1999年4月から半年間複数社提供。同じくテレビ愛媛(当時は愛媛放送)で放送。
- サンデージャポン(TBS系列)[18]