ミナミツチクジラ

From Wikipedia, the free encyclopedia

ミナミツチクジラ
生息年代: 11.5–0 Ma
ミナミツチクジラ
平均的な人と比較したサイズ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
Status iucn3.1 LC.svg
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 鯨偶蹄目 Cetartiodactyla
: アカボウクジラ科 Ziphiidae
: ツチクジラ属 Berardius
: ミナミツチクジラ
学名
Berardius arnuxii
Duvernoy, 1851
英名
Arnoux's Beaked Whale
ミナミツチクジラの分布域

ミナミツチクジラ (学名: Berardius arnuxii) は、アカボウクジラ科に分類されるハクジラの一種であり、ツチクジラクロツチクジラと共にツチクジラ属を構成する。

ツチクジラ属の属名の「Berardius」は Auguste Bérard(英語版)およびスペンサー・フラトン・ベアードに由来しており、Bérard が本種の頭蓋骨をニュージーランドからフランスに運んだことで、Georges Louis Duvernoy(英語版)によって種と属の同定が行われた。

英名の「Arnoux」は、ニュージーランドアカロア付近の海岸で本種のホロタイプとなる頭骨を採取した船医の Maurice Arnoux に因んでいる[3]

標準英名の他に、「Southern four-toothed whale」と呼ばれることもある[4]

形態

本種の骨格標本。

大きさ以外の外見自体は北太平洋ツチクジラとほとんど差がなく、雄の体表には他の雄との競争で生じた歯の傷跡が目立つのもツチクジラと類似している[4]

本種の確認されている最大体長は9.75メートルとツチクジラ(約13メートル)よりも大幅に小さい[4]。しかし、本種の生体観察や死骸の計測の機会だけでなく生物学的な情報自体も限られているため、本種の最大体長がツチクジラに匹敵するのか否かは不明である。

子供の体長は4メートル前後である[4]

生態

南極海でブリーチングをする個体。

判明している限りは本種の行動様式はツチクジラとの類似性が強いが、本種は積極的な捕鯨の対象になってこなかったにもかかわらずツチクジラよりも人間を避けようとする傾向が強いという側面がある[4]

本種は人間や船舶を避けようとする傾向が強いこと、積極的な商業捕鯨の対象にされてこなかったこと、目撃やストランディング自体も量が多くないこと、生態調査がほとんど進められていないことなどの側面があるため、生態の多くが解明されていない[4]

ツチクジラと同様に群れで行動することが目立ち、基本的には10頭以下の群れが多いが80頭にも達する大規模な群れも確認されている[4]

また、ツチクジラと同様にブリーチングなどの活発な海面行動も行う[4]

分布

人間との関わり

脚注

Related Articles

Wikiwand AI