ミライロID
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障害者は障害があることの身分証明や割引を受ける目的で障害者手帳を常時持ち歩いている。障害者手帳には住所や生年月日など、多くの個人情報が記載されていることから、紛失や個人情報漏洩のリスクがあった[2]。
これらのリスクを減らすことや身分証明や割引を受ける際に、提示する心理的負担を少なくする目的で本アプリを開発。2019年7月にリリースした[2]。本アプリに障害者手帳の情報を登録することで公共交通機関やレジャー施設などにおいて、障害者割引で乗車券や入場券を購入することが出来るほか、電子クーポンの提供などを受けることが可能となる[1][3]。
アプリのロゴとして、「不自由から生まれた先見性」「個性から生まれた革新性」「社会で向き合う必要性」の3点に合致したオレンジ色のキリンを採用している[4]。
利用状況
アプリの認知度
本アプリは2025年6月時点で50万人超のユーザーに使用されているほか、4,000超の事業者で利用することができる[5]。
本アプリが利用できる事業者であっても、本アプリの提示により障害者割引が適用できることを理解していない従業員も少なくなく、2024年8月に内部障害のある男性が川崎市バスに乗車しようとしたところ、運転手からバスへの乗車を拒否される事案が発生し、後日川崎市が謝罪した事例がある[6]。
精神障害者への運賃割引
精神障害者に対する公共交通機関の運賃割引は2025年3月まで、一部の鉄道事業者・バス事業者を除き行われていなかったが、2025年(令和7年)4月1日からJRグループ及び私鉄・公営交通各社で障害者割引制度が導入された[7]。
マイナポータルの改修が遅れている影響により[注釈 2]、本アプリでの旅客運賃減額に関する情報が表示されていないことから、「ミライロIDとマイナポータルとの連携が必須」としている事業者では、障害者手帳の原本を駅職員やみどりの窓口にて提示する必要がある[8]。