メチルリチウム

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メチルリチウム
識別情報
CAS登録番号 917-54-4
PubChem 2724049
ChemSpider 10254338
日化辞番号 J1.231I
EC番号 213-026-4
ChEBI
バイルシュタイン 3587162
Gmelin参照 288
特性
化学式 CH3Li
モル質量 21.98 g mol−1
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

メチルリチウム (methyllithium) は化学式 CH3Li で表される有機リチウム化合物である。メチル基を Me と略記し、MeLi とも表記される。溶液中および固体状態では会合体(クラスター)を形成している。反応性が非常に高く、炭化水素溶液やエーテル溶液として有機合成などに用いられる。水や酸素に弱いため、無水・無酸素条件下で取り扱う必要がある。普通は実験室で調製されることはなく、溶液が広く市販されている。

直接法では、ブロモメタンジエチルエーテル中にけん濁した金属リチウムと反応させることによって合成される。

副生する臭化リチウムはメチルリチウムと錯体を形成するため、通常、メチルリチウムはこの錯体として存在する。ハライドを含まないメチルリチウムが必要な場合にはクロロメタンから合成したものが利用される[1]塩化リチウムはメチルリチウムとほとんど錯形成せず、エーテル溶媒中では沈殿するので、濾過して除去すれば純粋なメチルリチウムが得られる。

反応

強塩基であると同時に求核性も高い。炭素原子は形式的に負電荷を持ち、求電子剤やプロトン供与剤と反応する。主にメチル化剤、リチオ化剤として使われる。

例えばフェロセンはメチルリチウムで処理するとリチオ化される。有機化学などで溶媒として用いられるテトラヒドロフランとも反応する。水やアルコールとは激しく反応する。メチルリチウムを使った反応は多くの場合大きく発熱的なため、低温で行う必要がある。

メチルリチウムはメチルアニオン等価体として用いられる。ケトンと反応させるとメチル化し、中間体を加水分解すると三級アルコールが得られる。

非金属ハロゲン化物に作用させるとメチル基が導入された生成物を与える。三塩化リンとの反応を例示する。

一般的に上記の目的には、より安全に取り扱うことができ、同等の反応性を有するメチルマグネシウムハライドが用いられる。

メチル基を持つ遷移金属錯体はメチルリチウムを使って合成することができる。

構造

参考文献

関連項目

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