メルネイト
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家族
伝記
メルネイトは、夫のジェトが死去した後に治世を行ったと信じられている。しかし、彼女の称号には議論がある。ジェトが死んだ時、息子のデンは国を治めるには若すぎた可能性があり、そのため彼女はデンが成長するまで摂政として政治を行っていた可能性がある。
メルネイトがエジプトを治めていたという最も強い証拠は、彼女の墓である。アビドスにある墓は、非常に珍しい女性の墓である。メルネイトはジェトとデンの近くに葬られており、その大きさは同時代の王の墓と同じ規模である。彼女の墓の近くからは2つの墓碑が発見されており、この石碑にはメルネイトの名前が彫られている。しかし、彼女の名前は王の特権であるセレクには囲まれていない。またメルネイトの名前は『アビュドス王名表』にも載っていない。第1王朝のファラオの一覧を記した印章はカアの墓から見つかっているが、この一覧でもメルネイトの治世については述べられていない[4]。
その他、メルネイトの名が現れるものには次のようなものがある。
- 息子デンの墓から見つかった印章にメルネイトの名前が彫られている。この印章では、第1王朝の王の一覧にメルネイトが含まれている。メルネイトの名前は、この一覧に含まれる唯一の女性名である。一覧に掲載される全ての名前は王のホルス名だが、メルネイトの名前には、「王の母」 "King's Mother" と添えられている。
- メルネイトの名前は、パレルモ石に含まれている[4]。
- サッカラの巨大マスタバ(Nr 3503, 16 x 42 m)で、石管、甕、印章から彼女の名前が見つかっている。特に、サッカラからはメルネイトの名前をセレクで囲んだ印章が見つかっている[4]。
- メルネイトの名前は、ウンム・エル=カアブにあるジェトの墓でも見られる。

