ヤクプ・メンシーク
チェコ出身の男子プロテニス選手
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ヤクプ・メンシーク(Jakub Menšík, チェコ語発音: [ˈjakup ˈmɛnʃiːk]; 2005年9月1日 - )は、チェコ出身の男子プロテニス選手。ATPランキング自己最高位はシングルス13位、ダブルス271位。ATPツアーでシングルス2勝を挙げている。身長196cm、体重87kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。
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2023年全米オープンでのメンシーク | ||||
| 基本情報 | ||||
| 愛称 | メニマル(Menimal) | |||
| 国籍 |
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| 出身地 | オロモウツ州プロスチェヨフ | |||
| 生年月日 | 2005年9月1日(21歳) | |||
| 身長 | 198 cm | |||
| 体重 | 87 kg | |||
| 利き手 | 右 | |||
| バックハンド | 両手打ち | |||
| デビュー年 | 2022年 | |||
| 生涯獲得賞金 | 7,365,578 アメリカ合衆国ドル | |||
| ツアー経歴・シングルス | ||||
| ツアー通算 | 2勝 | |||
| 自己最高ランキング | 13位(2026年2月23日) | |||
| 4大大会最高成績・シングルス | ||||
| 全豪オープン | 4回戦(2026) | |||
| 全仏オープン | ベスト4(2026) | |||
| ウィンブルドン | 3回戦(2025) | |||
| 全米オープン | 3回戦(2023, 2024) | |||
| その他大会最高成績・シングルス | ||||
| オリンピック | 2回戦(2024) | |||
| ツアー経歴・ダブルス | ||||
| ツアー通算 | 0勝 | |||
| 自己最高ランキング | 271位(2025年8月18日) | |||
| 4大大会最高成績・ダブルス | ||||
| ウィンブルドン | 1回戦(2025) | |||
| 4大大会最高成績・混合ダブルス | ||||
| 全米オープン | 優勝(2026) | |||
| 国別対抗戦最高成績 | ||||
| デビス杯 | ベスト8(2023, 2025) | |||
| 2026年9月3日現在 | ||||
選手経歴
ジュニア時代
テニスは5歳から始めた。両親はテニスをしていなかったが、家の近くにあるテニスコートで練習をしている人たちに興味を持ち、そこで幼少期のコーチであるIvo Müllerに誘われ、練習を始めた。このコーチとは7歳の時に死別。12歳の時にプロを目指すことを決めた。
2021年 フューチャーズ参戦
2022年 フューチャーズ初優勝
1月、2022年ジュニアの全豪オープン決勝ではブルーノ・クズハラに3時間43分に及び第3セット目の第12ゲームで大腿筋の痙攣を引き起こし敗れ、準優勝を果たした。
4月、ITFのジュニアランキング2位を記録。セルビア・オープンではワイルドカードでシングルス予選・ダブルス本戦にエントリーし、ATPツアーデビューを果たしたが、どちらも初戦敗退。
9月、アラースハウゼンで行われた大会のシングルスでフューチャーズ初優勝を果たした。
2023年 チャレンジャー初優勝
5月、プラハ・オープン決勝でドミニク・ケプファーをストレートで下し、チャレンジャー初優勝。17歳でのチャレンジャー優勝はチェコ出身としては史上最年少だった。

8月、全米オープンでは初めてグランドスラムの予選に出場。1回戦でファビオ・フォニーニ、2回戦でレアンドロ・リーディ、3回戦でズデニェク・コラージュをそれぞれ下して予選を通過し、グランドスラム本戦初出場を果たした。本戦1回戦ではグレゴワール・バレールを破り、ATPツアー初勝利を挙げたものの、2回戦ではチトゥアン・ドロゲに敗れた。
2024年 トップ50入り
2月、カタール・エクソンモービル・オープンでは1回戦でアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナを7-6(3), 6-4、2回戦でアンディ・マリーを7-6(6), 6-7(3), 7-6(4)、準々決勝でアンドレイ・ルブレフを6-4, 7-6(6)、準決勝でガエル・モンフィスを6-4, 1-6, 6-3でそれぞれトップ選手らをごぼう抜きして決勝進出[1]。 決勝ではカレン・ハチャノフに6-7(12), 4-6のストレートで敗れたが、ATPツアー・500シリーズで準優勝。
3月、BNPパリバ・オープンではワイルドカードにより本戦出場[2]。1回戦ではホン・ソンチャンを6-3, 6-4のストレートで破り、初戦突破。2回戦ではベン・シェルトンに6-4, 3-6, 4-6の逆転で敗れた。
10月、上海マスターズでは4連勝の快進撃を見せ、マスターズ初のベスト8進出[3]。準々決勝ではノバク・ジョコビッチに7-6(4), 1-6, 4-6の逆転で敗れた。
11月、ネクストジェネレーション・ATPファイナルではレースランキング3位で出場[4][5]。予選ステージではラーナー・ティエンに3-4(6), 3-4(3), 4-2, 4-2, 3-4(8)、アルトゥール・フィスに4-2, 4-3(4), 4-2、ジョアン・フォンセカに4-3(3), 3-4(4), 3-4(2), 4-3(4), 3-4(5)でそれぞれ敗れ、ラウンドロビン敗退。年間最終ランキングは48位。
2025年 マスターズ初優勝

1月、ブリスベン国際では同胞のイジー・レヘチカとのダブルスで準優勝を飾った。全豪オープンでは1回戦でニコロズ・バシラシビリを6-1, 6-7(3), 6-3, 6-3で破り、2回戦では第6シードのキャスパー・ルードを6-2, 3-6, 6-1, 6-4で下して初の3回戦進出[6]。3回戦ではアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナに6-3, 6-4, 6-7(7), 4-6, 2-6の2セットアップからの逆転で敗れた。
3月、マイアミ・オープンでは1回戦でロベルト・バウティスタ・アグートを6-4, 3-6, 6-1、2回戦で前週BNPパリバ・オープン優勝者のジャック・ドレイパーを7-6(2), 7-6(3)のストレートで破る。準々決勝でアルトゥール・フィスを7-6(5), 6-1[7]、準決勝でテイラー・フリッツを7-6(4), 4-6, 7-6(4)でそれぞれ下して、ATPマスターズ1000初の決勝進出[8]。決勝ではノバク・ジョコビッチとし7-6(4), 7-6(4)の接戦で下して、マスターズ初優勝及びATPツアー初優勝を手にした[9][10][11][12]。 3月31日付の世界ランキングでは24位を更新した。
6月、HSBC選手権2回戦ではロベルト・バウティスタ・アグートに6-3, 3-6, 5-7の逆転で敗れ、苛立ちを募らせラケットを投げると、これが観客席に入り警告を受けた[13]。
2026年 全仏ベスト4 ツアー2勝目
1月、ASBクラシックでは決勝進出。決勝ではセバスティアン・バエスを6-3, 7-6(7)のストレートで破り、初優勝を飾るとともに、約10ヵ月ぶりにツアー優勝を果たし、ツアー2勝目を挙げた[14]。全豪オープンでは第16シードとして出場し、初の4回戦まで進出するも、第4シードのノバク・ジョコビッチ戦を前に腹筋の負傷により試合前に棄権を表明し、ベスト8進出を逃した[15]。
2月、カタール・エクソンモービル・オープン準々決勝ではヤニック・シナーを7-6(3), 2-6, 6-3の熱戦の末に破り、2年ぶり2度目のベスト4進出を果たすとともに、トップ5の選手から2勝目を挙げた[16]。
3月、マイアミ・オープンではアダム・ウォルトンを3-6, 6-2, 6-4の逆転で破り、辛くも初戦突破を果たした[17]。しかし、3回戦ではフランシス・ティアフォーに6-7(4), 6-4, 6-7(11)の熱戦の末に敗れた。
5月、全仏オープンでは第26シードとして出場。2回戦ではマリアーノ・ナヴォーネを6-3, 2-6, 6-4, 1-6, 7-6(11)の4時間41分に及ぶ死闘の末にフルセットで破り、3回戦進出を果たした。試合終了直後、コートに倒れ込み、仰向けのまま握手を交わした[18]。準々決勝では第28シードのジョアン・フォンセカを6-4, 6-3, 7-6 (3)のストレートで下し、チェコ男子選手の中で史上最年少でのグランドスラムベスト4進出を果たした[19]。準決勝では第2シードのアレクサンダー・ズベレフに5-7, 2-6, 6-3, 3-6の熱戦の末に敗れ、決勝進出とはならなかった[20]。
8月、 ナショナル・バンク・オープン・プレゼンテッド・バイ・ロジャーズでは4回戦でボーティック・ファン・デ・ザンスフルプを6-4, 7-5のストレートで破り、ベスト8進出[21]。準々決勝ではベン・シェルトンに1-6, 3-6のストレートで敗退[22]。
人物
ニックネームはメニマル。憧れの選手はノバク・ジョコビッチ。好きな食べ物はスペアリブ[23]。
2024年12月、ATPツアーが発表した2024年シーズンに起きた番狂せの試合として厳選した5試合の中で、カタール・エクソンモービル・オープン準々決勝でのルブレフ戦を取り上げた。この勝利により、初めて世界ランキングでトップ100入りを果たした[24]。さらに同月12日、躍進を遂げた新人としてニューカマー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)を受賞した[25]。
2026年3月、自身の成長については「ツアーに2年いる中で、ランキングや結果だけでなく経験の方が重要だと感じている。選手たちのことをより理解し、1度きりではなく複数回対戦することで違いを感じている」と語り、数字以上の手応えを口にした[26]。
プレースタイル
198cmの巨大を活かした強烈なサーブが武器。その威力はノバク・ジョコビッチが「現役最大のビックサーバー」と評価するほどである。プレー自体も落ち着いており、今後が期待されるチェコの若手選手のひとりである。得意なショットはバックのダウン・ザ・ライン、サーフェスはハードコート、好きな大会は全豪オープンと全米オープンである[27]。
ATPツアー決勝進出結果
シングルス:3回 (2勝1敗)
| 大会グレード |
| グランドスラム (0–0) |
| ATPファイナルズ (0–0) |
| ATPツアー・マスターズ1000 (1–0) |
| ATPツアー500 (0–0) |
| ATPツアー250 (1–1) |
| 結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 準優勝 | 1. | 2024年2月24日 | ハード | 6-7(12-14), 4-6 | ||
| 優勝 | 1. | 2025年3月31日 | ハード | 7-6(7-4), 7-6(7-4) | ||
| 優勝 | 2. | 2026年1月17日 | ハード | 6-3, 7-6(9-7) |
ATPチャレンジャーツアー・ITFワールドテニスツアー決勝
シングルス: 6回 (6勝0敗)
| 大会グレード |
| ATPチャレンジャーツアー (1–0) |
| ITFワールドテニスツアー (5–0) |
| 結果 | No. | 日時 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 優勝 | 1. | 2022年9月 | クレー | 7-5, 3-6, 6-1 | ||
| 優勝 | 2. | 2022年11月 | ハード | 6-4, 7-6(7-4) | ||
| 優勝 | 3. | 2022年11月 | ハード | 6-4, 6-2 | ||
| 優勝 | 4. | 2022年12月 | ハード | 6-4, 6-0 | ||
| 優勝 | 5. | 2023年4月 | ハード (屋内) | 7-6(8-6), 6-3 | ||
| 優勝 | 1. | 2023年5月 | クレー | 6-4, 6-3 |
ダブルルス:1回 (1勝0敗)
| 大会グレード |
| ATPチャレンジャーツアー (0–0) |
| ITFワールドテニスツアー (1–0) |
| 結果 | No. | 日時 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 優勝 | 1. | 2022年6月 | クレー | 7-6(7-3), 7-5 |
成績
4大大会シングルス
- 略語の説明
| W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
※: 2026年全豪4回戦の不戦敗は通算成績に含まない