Wikiwand AI

ヤマルリソウ

From Wikipedia, the free encyclopedia

ヤマルリソウ
ヤマルリソウ、舟伏山(岐阜県本巣市)、2009年4月12日撮影
ヤマルリソウ、2009年4月、舟伏山(岐阜県本巣市)
分類(APG III)
界 : 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : キク類 Asterids
階級なし : 真正キク類I Euasterids I
科 : ムラサキ科 Boraginaceae
亜科 : ムラサキ亜科 Boraginoideae
属 : ルリソウ属 Omphalodes
種 : ヤマルリソウ O. japonica
学名
Omphalodes japonica (Thunb.) Maxim.[1]
和名
ヤマルリソウ
変種など

ヤマルリソウ(山瑠璃草[2]、学名:Omphalodes japonica (Thunb.) Maxim.[1])は、ムラサキ科ルリソウ属に分類される多年草の1種[3]。和名は山に生育し瑠璃色の花をつけることに由来し[4]、別名が「ヤガラ」、「ヤマウグイス(山鶯)」[5]。属名のOmphalodesは、中央が凹となる分果であることに由来し、「へその形をした」という意味[2]。

日本の固有種で[5]、福島県以西の本州、四国、九州に分布する[3]。

湿り気のある山地や道端[6][3]、半日陰となる木陰に生育する[2][4]。山野草として苗が市販されている。

特徴

根生葉は倒披針形(長さ7-20 cm、幅2-5 cm)でロゼット状に広がる[3][6]。茎葉は根生葉よりも小さく、基部が茎を抱き、上部のものほど小さく[6]、まばらに互生する[4]。茎の高さは7-20 cmで数本が斜めに立ち枝分かれせず[2]、開出した白い毛が多く[6]、先端に直径1-1.5 cmの淡青紫色の総状花序をつける[3]。花期は4-5月で[3]、5枚ある花弁の色が薄桃色から薄青色へと変化する[2][4][5]。花序は分岐せず、8-17 mmの小花柄があり、花が終わると下に垂れる[6]。萼は長さ5-8 mmに大きく伸びる[6]。分果は縁が平たんで長さ約3 mmでがぎ状の棘がなく[2]、がぎ状の棘が出るものは変種のトゲヤマルリソウ(棘山瑠璃草、学名:Omphalodes japonica (Thunb.) Maxim. var. echinosperma Kitam.)[6]。白い花のものは、シロバナヤマルリソウ(白花山瑠璃草、学名:Omphalodes japonica (Thunb.) Maxim. f. albiflora S.Okamoto ex H.Hara)。

近縁種

ワスレナグサの花

花はワスレナグサに似る[7]。ルリソウ属では、以下の種などが知られている[6]。

ハイルリソウ
学名:Omphalodes prolifera Ohwi。ヤマルリソウと同様に根生葉が多数あり、葉の中で根生葉が最も大きく、茎は多数出て、花序は分岐しない[6]。葉に長毛だけがあり、花を付ける茎の最も下の苞の腋から新しい枝が出る[6]。
ルリソウ
瑠璃草、学名:Omphalodes krameri Franch. et Sav.。根生葉は中央の葉よりも小さく、茎は少数で、花序はふつう2分する[6]。分果の縁に短いかぎ状の棘がある[6]。
エチゴルリソウ
越後瑠璃草、学名:Omphalodes krameri Franch. et Sav. var. laevisperma (Nakai) Ohwi。ルリソウに似ているが、分果の縁にかぎ状の棘がない[6]。

種の保全状況評価

日本では以下の都道府県で、レッドリストの指定を受けている[8]。土地開発や園芸採集により絶滅が危惧されている地域がある[9]。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks