ヤングガン
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| ヤングガン | |
|---|---|
| Young Guns | |
| 監督 | クリストファー・ケイン |
| 脚本 | ジョン・フスコ |
| 製作 |
ジョー・ロス クリストファー・ケイン |
| 出演者 |
エミリオ・エステベス キーファー・サザーランド ルー・ダイアモンド・フィリップス チャーリー・シーン ダーモット・マローニー ケイシー・シーマツコ |
| 音楽 |
アンソニー・マリネリ ライアン・バンクス |
| 撮影 | ディーン・セムラー |
| 編集 | ジャック・ホフストラ |
| 配給 |
|
| 公開 |
|
| 上映時間 | 102分 |
| 製作国 |
|
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $13,000,000 |
| 興行収入 |
$45,661,556[1] |
| 次作 | ヤングガン2 |
『ヤングガン』(Young Guns)は、1988年にアメリカ合衆国で製作された西部劇映画。クリストファー・ケイン監督。エミリオ・エステベス主演。
実在するビリー・ザ・キッドを題材にした映画でリンカーン郡戦争の事件を中心とした物語の作品で史実と違い作品ではかなり脚色されている内容だが、時代考証などは正確に行われており、ビリー・ザ・キッドの愛銃として知られるコルトM1877が初めてビリーの銃として使用された映画である。また結末のモノローグでは史実に合わせた結末が語られている。このビリーの最期については続篇である『ヤングガン2』で描かれている。
1878年、ニューメキシコ州リンカーン郡は2つの勢力が対立し緊張の色を濃くしていた。ある日、牧場主のジョン・タンストールが彼の雇う自警団の1人であるジョシア・“ドク”・スカーロックと呼ばれる若者と町へやってきた時、散弾銃の銃声と十数人から逃げる若者を見つけ、一緒に連れていく。
タンストールの牧場で若者-ウィリアムはリチャード・“ディック”・ブリュワー、チャーリー・ボウドル、ホセ・チャベス・イ・チャベス、スティーヴらとの共同生活が始まる。そしてタンストールと彼の弁護士アレックス・マクスウィーンの二人に見守られて平穏な日々を過ごすビリーは、そこで出会ったパット・ギャレットに憧れ、彼を超える事に憧れる。
しかし、もう一方の勢力であるローレンス・マーフィの一味にタンストールが殺された。
タンストールの仇を討ちたいビリーたちだが、マーフィは知事や保安官まで抱き込んで「サンタフェ・ファミリー」を結成しているため容易に手が出せず、自警団はアレックスの勧めで臨時保安官となる。マーフィ一味の一人を逮捕する為様子を見に行かされたウィリアムだが、その一人をウィリアムが射殺してしまい戦闘になる。勝った自警団はマーフィ一味に賞金をかけられてしまう。
疑わしいからと仲間のJ・マクロスキーも射殺するウィリアム達は揉めながらも追手から逃れ、賞金稼ぎジョン・キニーの追跡も始まる。キニーの部下バックショット・ロバーツによってリーダー格のディックが殺され、バックショット・ロバーツも死ぬ。タンストール殺害の実行犯であるブレディ保安官一味を自警団は征伐。保安官を殺したから自警団は臨時保安官資格を剥奪され、お尋ね者となってしまう。
ウィリアムは“ビリー・ザ・キッド”として知られるようになっていた。マーフィの配下は100人、自警団は5人。ビリー達は相談し、大統領がサンタフェ・ファミリーの実態を把握すれば事態は改善するだろうと判断、メキシコへ向かう。国境の村でビリー達はチャーリーと現地の女性の結婚を祝う。だが保安官になるというパット・ギャレットが現れ、アレックスがマーフィ一味に殺されようとしている事を警告する。
ビリー達はアレックスを助けるため街へ戻り、マーフィ一味とジョン・キニーに包囲される。軍隊までやってきて、立てこもった屋敷に炎を放たれた。アレックスはガトリング銃で殺され、自警団は数名が街からの脱出に成功。ビリーはマーフィへの眉間撃ちを決めて逃げる。一連の事態を知った大統領によって知事は解任され、サンタフェファミリーは消滅、リンカーン郡戦争は終結。
自警団の若者達は恋人と結ばれたり、果樹園をはじめたり、それぞれの人生を歩み出す。ビリーはその後もニューメキシコ州を離れず、1881年にフォート・サムナーでパット・ギャレット保安官に射殺される。そしてビリーの死後、何者かが彼の墓石に「仲間」と刻んで立ち去っていったという。
登場人物
- ウィリアム
- 演 - エミリオ・エステベス
- 若者。
- ドク・スカーロック
- 演 - キーファー・サザーランド
- 自警団の一人。若牧頭の一人。イェンに一目ぼれする。
- チャベス・Y・チャベス
- 演 - ルー・ダイアモンド・フィリップス
- 自警団の一人。元先住民。
- ディック・ブリュワー
- 演 - チャーリー・シーン
- 自警団の一人。
- スティーヴ
- 演 - ダーモット・マローニー
- 自警団の一人。
- チャーリー
- 演 - ケイシー・シーマツコ
- 自警団の一人。
- ジョン・タンストール
- 演 - テレンス・スタンプ
- 英国人紳士。リンカーン郡の牧場主。道に迷った若者達を拾って育成している。マーフィの手下達に射殺される。
- マーフィ
- 演 - ジャック・パランス
- 敵対勢力の一人。町の有力者。
- アレックス
- 演 - テリー・オクィン
- 弁護士。
- イェン・スン
- 演 - アリス・カーター
- 中国人女性。マーフィに保護されている。
- スーザン
- 演 - シャロン・トーマス・ケイン
- アレックスの妻。
- マクロスキー
- 演 - ジェフリー・ブレイク
- マーフィの部下。しかし、マーフィを侮辱したことで解雇される。
- パット・ギャレット
- 演 - パトリック・ウェイン
- チャーリーの結婚式の夜、ウィリアムに会いに来る。
キャスト
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
|---|---|---|
| フジテレビ版 | ||
| ビリー・ザ・キッド | エミリオ・エステベス | 高嶋政伸 |
| ドク・スカーロック | キーファー・サザーランド | 江原正士 |
| チャベス・Y・チャベス | ルー・ダイアモンド・フィリップス | 中田和宏 |
| ディック・ブリュワー | チャーリー・シーン | 千田光男 |
| スティーヴ | ダーモット・マローニー | 星野充昭 |
| チャーリー | ケイシー・シーマツコ | 塩屋翼 |
| ジョン・タンストール | テレンス・スタンプ | 宮川洋一 |
| マーフィ | ジャック・パランス | 大塚周夫 |
| アレックス | テリー・オクィン | 原田一夫 |
| スーザン | シャロン・トーマス・ケイン | 一城みゆ希 |
| イェン・スン | アリス・カーター | さとうあい |
| パット・ギャレット | パトリック・ウェイン | 石丸博也 |
| バックショット・ロバーツ | ブライアン・キース | 大平透 |
| ブレディ保安官 | ダニー・カミン | 富田耕生 |
| マクロスキー | ジェフリー・ブレイク | 二又一成 |
| ヘンリー・ヒル | ギャデーク | 笹岡繁蔵 |
| ダドリー大佐 | ゲイリー・カニン | 大山高男 |
| ペピン | クレイグ・エリクソン | 飯塚昭三 |
| ウィルソン治安判事 | ヴィクター・イジー | 小関一 |
| カウボーイ | トム・クルーズ (カメオ出演) | |
| その他 | 郷里大輔 達依久子 | |
| 日本語版スタッフ | ||
| 演出 | 左近允洋 | |
| 翻訳 | 額田やえ子 | |
| 調整 | 高橋久義 | |
| 効果 | PAG | |
| 解説 | 高島忠夫 [2] | |
| 制作 | グロービジョン | |
| 初回放送 | 1991年6月1日 『ゴールデン洋画劇場』[3] | |
スタッフ
- 監督:製作:クリストファー・ケイン
- 脚本:製作:ジョン・フスコ
- 製作:ジェームズ・G・ロビンソン
- 撮影:ディーン・セムラー
- 音楽:アンソニー・マリネリ、ブライアン・バンクス
史実との違い
- 日本版のあらすじ等では「ヤングガン」と呼称されているが、実際は「自警団(レギュレーターズ)」というのが正式な名称で、作中でも「ヤングガン」と呼ばれる事は無い。さらに中心メンバーであるビリーたちは「アイアン・クラッド」と呼ばれていた。
- ヤングガンのメンバーは史実より人数が削られており、ほぼ全員が実在の人物だが、スティーヴは架空の人物である。
- ジョン・タンストール、アレクサンダー・マクスウィーンと共に牧場を経営し、ビリー・ザ・キッドを題材とした多くの作品に登場する地主ジョン・チザムは本作では登場しない。
- ビリー達は当初、マーフィ一味の構成員を生かして逮捕している。しかしメンバー内で処刑すべきかどうかの仲間割れが発生し、護送中に処刑反対派のマクロスキーと捕虜たちが殺害された。逮捕した構成員がマクロスキーを撃ったためにやむを得ず射殺したとされるが、マクロスキーと構成員は友人であったため、ビリー達が処刑したとする説が根強い。
- ビリー達がブレディ保安官らを殺害しようとしたのは、報復に加えて彼がアレックスの逮捕状を持っていたからと言われている。
- バックショット・ロバーツによってディックが殺害された後、他のメンバーがリーダーを引き継ぐも死亡し、最終的にはドクがリーダーとなる。
- ビリー達はメキシコへ向かわず、リンカーンの街に籠城して戦う事を選択している。援軍としてチャベスが率いてきたメキシコ人カウボーイも多数いたため、孤立無援ではなかった。
- 最終的にビリー達が立てこもったのはアレックス宅だけではなく、マーフィ一味が保有していた商店「ザ・ハウス」の二箇所。合衆国軍が到着したのは籠城から三日後。
- アレックス宅は軍の砲撃によって倒壊し、ビリー達は「ザ・ハウス」へと退避。火をつけられたのも「ザ・ハウス」である。
- 最終的に脱出に成功したのは、本作に登場するヤングガンではビリー、ドク、チャベス、チャーリーの四名で、チャーリーは生還している。その後、ビリーとチャーリーはフォートサムナーにてパット・ギャレットに射殺された。
- 史実ではサンタフェ・ファミリーは崩壊せず、リンカーン郡戦争はレギュレーターズの敗北で終わっている。