ユーグレナ (企業)
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〒108-0014
東京都港区芝5丁目29番11号
G-BASE 田町2・3階
北緯35度38分47.2秒 東経139度44分41.7秒 / 北緯35.646444度 東経139.744917度座標: 北緯35度38分47.2秒 東経139度44分41.7秒 / 北緯35.646444度 東経139.744917度
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 機関設計 | 監査等委員会設置会社[1] |
| 市場情報 | |
| 本社所在地 |
〒108-0014 東京都港区芝5丁目29番11号 G-BASE 田町2・3階 北緯35度38分47.2秒 東経139度44分41.7秒 / 北緯35.646444度 東経139.744917度座標: 北緯35度38分47.2秒 東経139度44分41.7秒 / 北緯35.646444度 東経139.744917度 |
| 設立 | 2005年8月9日 |
| 業種 | 食料品 |
| 法人番号 | 8010001112570 |
| 事業内容 | ユーグレナ等の微細藻類の研究開発、生産及び販売 他 |
| 代表者 |
出雲充(代表取締役社長) 若原智広 (取締役代表執行役員Co-CEO兼CFiO) 植村弘子 (取締役代表執行役員Co-CEO兼COO) |
| 資本金 |
138億88百万円 (2021年12月31日)[2] |
| 発行済株式総数 |
111,161,886株 (2021年12月31日)[2] |
| 売上高 |
連結:476.18億円 (2024/12月期) |
| 営業利益 |
連結:3億円 (2024/12月期) |
| 経常利益 |
連結:4.31億円 (2024/12月期) |
| 純利益 |
連結:△6.50億円 (2024/12月期) |
| 純資産 |
連結:321.13億円 (2024/12月期) |
| 総資産 |
連結:732.56億円 (2024/12月期) |
| 従業員数 |
連結:1,042人 (2024年12月31日)[2] |
| 決算期 | 12月31日 |
| 会計監査人 | 有限責任監査法人トーマツ[2] |
| 主要株主 |
出雲充 11.03% 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 7.44% 日本カストディ銀行(信託口) 3.37% NORTHEN TRUSTCO. (AVFC) RE IEDU UCITS CLIENTS NON LENDING 15 PCT TREATY ACCOUNT 1.13% 野村證券 1.01% 東京センチュリー 0.89% RBC ISB A/C LUX NON RESIDENT/DOMESTIC RATE-UCITS CLIENTS ACCOUNT 0.89% 鈴木健吾 0.79% 日本コルマー0.67% 南沢 典子 0.65% (2021年12月31日現在)[2] |
| 主要子会社 |
八重山殖産株式会社 100.0% 株式会社エポラ 100.0% ユーグレナ竹富エビ養殖株式会社 100.0% 株式会社クロレラサプライ 100.0% ヘルスン株式会社 100.0% 株式会社ジーンクエスト 100.0%[2] |
| 関係する人物 | 永田暁彦(取締役代表執行役員CEO) |
| 外部リンク | https://www.euglena.jp/ |
| 特記事項:2021年8月26日開催の臨時株主総会にて決算期を9月30日から12月31日に変更。2021年12月期は2020年10月1日から2021年12月31日までの15ヶ月変則決算[3]。 | |
沿革

2005年、出雲充が仲間2名と会社を設立。ベンチャー支援をしていたライブドア社長(当時)の堀江貴文もユーグレナの株式を買い株主となる。その後、株式会社インスパイアが堀江の持ち分を引き受けて全面的に支援を行う[5]。インスパイアでユーグレナの支援を担当した永田暁彦は、のちにユーグレナの社外取締役を経て完全移籍し、ユーグレナの副社長となった[6]。
2005年12月16日、世界で初めてミドリムシの屋外大量培養に成功する[7]。
当初は約500社に営業しても「他社で採用実績がない商品は扱えない」と断られ、一時は資金繰りに窮しかけた。2007年末、雑誌でユーグレナを知った伊藤忠商事の担当者からコンタクトがあり、翌2008年5月に提携。その後は栄養食品やバイオ燃料生産用に受注が増えた[8]。
2010年3月、沖縄県石垣市(石垣島)大川にある日本最南端のアーケード商店街あやぱにモールの命名権を取得し、ユーグレナモールと名づけた[9][10]。
2012年12月20日、東京証券取引所マザーズ上場[11]。2014年12月3日には東京証券取引所第一部に市場変更した[12]。
2014年7月1日、いすゞ自動車とミドリムシ由来の次世代バイオディーゼル燃料実用化に向けた共同研究プロジェクト「DeuSEL(デューゼル)プロジェクト」をスタートした[13]。
2015年1月、第1回日本ベンチャー大賞を受賞した[14]。
沖縄県石垣市の石垣港にある石垣港離島ターミナルの命名権を取得し、愛称をユーグレナ石垣港離島ターミナルとした[15][16]。
2019年8月、地球環境や健康に対する課題解決を目指す上で、未来を生きる当事者たちに議論に参加してもらう必要性を感じ、18歳以下のCFO(Chief Future Officer、最高未来責任者)を公募[17]。
2021年2月、ユーグレナ、アドバンテッジパートナーズ、東京センチュリーで構成するSPC、Q-Partnersがコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスからキューサイの全株式を取得[18]。同年5月にコールオプションを行使しQ-Partnersにおけるユーグレナの持分比率を49%に高めて連結子会社化[19]。
2023年1月、丸井グループ、ロート製薬とそれぞれ資本業務提携契約を締結したことを発表。丸井グループとはサステナブルな社会を実現するための共創推進を、ロート製薬とは持続可能な社会の実現に向けた協業推進をそれぞれ目的としている[20][21]。
2026年1月5日、ジェファー株式会社から、「ジェファー液」等に関する事業を事業譲受した[22]。
事業
バイオ燃料事業

2015年、ミドリムシを原料とするバイオ燃料を実用化するための実証設備を横浜市に建設することを発表。千代田化工建設、伊藤忠エネクス、いすゞ自動車、全日本空輸と共同で設備の建設や原料の調達等を行い、2018年前半の稼働を予定。この実証設備では、1週間に東京~大阪間の航空機1往復分の燃料に相当する量を生成可能とされた。2020年に航空機の有償フライトとバスの公道走行を行うことが目標とされ[23][24][25]、また、2020年以降には400倍規模の商用プラントを建設することも検討するとしていた[23]。
2017年6月、横浜市鶴見区で実証設備に着工。総投資額は58億円[26]。2018年10月に竣工した[27][28]。バイオディーゼル燃料は2020年3月に完成し、同年4月からいすゞ自動車藤沢工場のシャトルバスへの供給が開始された[29]。
2021年6月4日には、国土交通省航空局の飛行検査機でバイオジェット燃料を使用した飛行に成功[30]。同月29日には民間機であるHondaJetでも使用する[31] とともに、バイオ燃料全般のブランドとして「サステオ(SUSTEO)」を創設したことを発表した[32]。サステオの原料は90%以上の使用済みの食用油と10%以下のユーグレナ油脂からなる。
2021年11月には、マツダがバイオディーゼルタイプの「サステオ」を使用したデミオをスーパー耐久・ST-Qクラスに参戦させることを発表[33]。2022年11月及び2023年1月には政府専用機で使用された[34]。
主な製品
評価
ミドリムシの大量培養技術はユーグレナの独自技術であるが、神戸製鋼の子会社がミドリムシの大量培養に成功し、競合はすでにあるという考えもある。エース経済研究所のアナリストは「競合技術は出ているが、ユーグレナが中心になり、後は追随するような技術ではないか。先行優位にある」とユーグレナを評価している[38]。
投資上の評価
2012年に東証マザーズへ上場したユーグレナは投資家の間でも人気が高い。株式会社ZUUが運営するウェブサイト「DAILY ANDS」のライターはユーグレナ株を「アベノミクス成長戦略のシンボル的な株になった」としている。IPO時の公募価格である1,700円は、初値で2.3倍の3,900円になった[39]。
その一方で空売り投資家であると指摘されているウェル・インベストメンツ・リサーチ[40] は、2017年1月19日の株式取引開始直前に、ユーグレナ株の「売り」を推奨するレポートを公表し、以下の点を指摘している。
- バイオジェット燃料事業について、ユーグレナ社では2020年までの事業化を予定しているが、このバイオジェット燃料事業に必要な実証プラント建設計画は年単位で遅延が発生している上に、仮に当該実証プラントが完成しても、1週間に当該プラントで生成できる量は東京~大阪間の1往復分の燃料しか生産できないことから、中期経営計画で達成するものとしている5年後のバイオジェット燃料事業の黒字化は困難であるとされる[41]。
- また、この燃料精製に関してユーグレナ社は特許を出願していないのに対し、米国企業の中には特許を有するのみならず、すでに商用化にこぎつけている事業者もあるため、同社の本事業における経営環境は厳しいものとみられる[41]。
ユーグレナ株は一時10%近く下落したが、ウェル・インベストメンツ・リサーチのレポートに対し、ユーグレナ社は「新たな事実が含まれているわけでなく、当社の開示情報および既知の情報をもとに否定的な意見をまとめたものととらえている。われわれは引き続き、ヘルスケア事業の推進による事業の収益向上と、バイオジェット燃料の実現に向けた取り組みを進めていく」とする考えを示している[42]。
なお、会社四季報オンラインによると、株式市場は、ユーグレナの高いPER(160倍)はミドリムシのバイオエネルギーに対する期待の表れであるとしている[43]。また、ユーグレナの時価総額の評価は、株式市場の期待が高すぎて買われすぎているという可能性があるが、株式市場はこれらの企業の中長期的な成長をちゃんと織り込んでいるという見方もある[44]。
教科書掲載
グループ企業
テレビ番組
- 日経スペシャル カンブリア宮殿 "ミドリムシ"ビジネス増殖中! 食品から燃料まで...壮大な夢に挑む34歳(2014年11月13日、テレビ東京)[46]
書籍
関連書籍
- 『僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。』(2012年12月19日、ダイヤモンド社)ISBN 978-4-478-02182-8
- 『僕はミドリムシで世界を救うことに決めた。』(2017年2月1日、小学館新書)ISBN 978-4-09-825290-9