1976年2月、フリートウッド・マックはアルバム制作のためカリフォルニア州サウサリートのレコード・プラント・スタジオに入るが、クリスティン・マクヴィーは一曲も用意していなかった。『Q』誌のインタビューでマクヴィーは次のように述べている[3]。
私は自分がしぼりかすのように感じていた。何度ピアノの前に座っても何も出てこない。だから実際パニックになってたのだけれど、サウサリートに行って、ある日ピアノの前に座ったら書けてしまった。あのアルバムに入っている4つと半分の曲はそんなふうにして生まれた。
マクヴィーはグループのライティングディレクターのカリー・グラントと深い仲になるが、「ユー・メイク・ラヴィング・ファン」はその経験を元に書かれた[4]。彼女は面倒を避けるためメンバーで夫のジョン・マクヴィーに対し、飼っている犬についての歌だと説明した[5]。
1977年2月4日に発売されたアルバム『噂』に収録[6]。同9月30日、イギリスでシングルA面として発売(B面は「もう帰らない」)。そして10月5日、米国でシングルA面として発売された(B面は「ゴールド・ダスト・ウーマン」)。
Billboard Hot 100の9位、ビルボードのイージーリスニングチャートの28位、カナダRPMの7位を記録した。
2013年に発売された『噂』の35周年記念盤スーパー・デラックス・エディションに、「Sessions, Roughs & Outtakes」バージョンが収録された[7]。
2023年9月8日、2枚組のライブ・アルバム『噂~ライヴ』が発売。1977年8月29日から31日にかけてロサンゼルスのフォーラムで行われた公演のうち18曲が収録され、「ユー・メイク・ラヴィング・ファン」もその中に含まれた[8]。