ヨーク公エドワード王子の肖像
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| イタリア語: Ritratto del principe Edoardo, duca di York 英語: Portrait of Prince Edward, Duke of York | |
| 作者 | ポンペオ・バトーニ |
|---|---|
| 製作年 | 1764年 |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 137.9 cm × 100.2 cm (54.3 in × 39.4 in) |
| 所蔵 | ロイヤル・コレクション |
『ヨーク公エドワード王子の肖像』(ヨークこうエドワードおうじのしょうぞう、伊: Ritratto del principe Edoardo, duca di York, 英: Portrait of Prince Edward, Duke of York)は、18世紀イタリアの画家ポンペオ・バトーニが1764年にキャンバス上に油彩で描いた絵画である。画家の署名と制作年が記されている[1]。ヨーク・オールバニ公爵エドワード・オーガスタス王子を描いた作品で[1][2]、現在、ロイヤル・コレクションに所蔵されている[1]。
ローマに拠点を置いていたバトーニは、グランドツアー中の富裕なイギリス人の肖像を描くことを専門にしていた。彼は古代芸術に造詣が深く、ルネサンスとバロック期の古典主義を受け継いだ画家である。国際的名声を獲得した彼には、旅行者からの注文が殺到した[3]。
ヨーク公はジョージ3世の弟で、1760年から甥のジョージ4世が生まれるまでの1762年の間は推定相続人の地位にあった[4]。七年戦争が終わると[1]、ヨーク公は1763年から1764年までヨーロッパ大陸を巡るグランドツアーを行い[5]、イタリアを訪れた。そして、ローマに滞在していた際に、バトーニの肖像画のモデルとなった[1]。
本作で、ヨーク公はイギリス海軍の将官の制服とガーター勲章を身に着けて姿で表されている[1]。彼の右腕は椅子の上に置かれ、左手は背景に見えるローマのコロッセオを指し示している。本作は驚くほど簡素な構図であるが、それはヨーク公が短期間しかローマに滞在しなかったからかもしれない。あるいは、この肖像画が何点かの複製を制作する目的で描かれたからなのかもしれない。ロイヤル・コレクションには本作を含め3点の類似したヴァージョンがあり、本作ともう1点はバトーニ自身の手になるが、どちらがオリジナルであるかはわからない[1]。
ヨーク公は、本作をフィレンツェのイギリス大使であったホーレス・マンに与えた。1787年にはマンの甥が作品をジョージ3世に贈り、1819年までにはロイヤル・コレクションの収蔵品としてバッキンガム宮殿のコーヒー・ルームに掛けられていた[1]。