ラシャプ

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長髪のラシャプ

ラシャプ(Rassap)または、レシェフ(Reseph)は、西セム系民族に伝わる疫病

その名は「火をつける者」、「照らす者」を意味する。を司り、稲妻悪疫をばら撒くため「矢の王」の異名を持つ。

先の尖った帽子を被り、または棍棒を振り回した姿で現されることが多い。非常に凶暴な神であり、アナトの夫とされることもあった。

信仰

エジプトの外から入って来た神とされる。主にエジプト内に移住した西セム系民族アムル人が崇拝したと見られる。そのためかエジプトでも髯を生やした男性の形をとる。

この神は古代エジプト以外でも、ウガリットカナンを中心にフェニキアエブラキプロスで信仰され、エジプトがローマ帝国に飲み込まれた後にはスペインにおいても信仰が広まった。人々は、ラシャプを奉る事により、逆に病を退けようとしたという。

ラシャプは、その信仰の広さから他の宗教に組み込まれることも多い。例えば古代メソポタミアでは、ネルガルナムタルに結び付けられた。この神は古代エジプトで、レシェフと呼ばれ、在エジプト外国人に、願いを聴く善なる軍神として崇拝され、アメンホテプ2世の強力な守護神ともなり、神殿こそ建てられなかったものの、一応の拠点を上エジプト第20県として、「デルタからスーダンまで」広く信仰され[1]ローマ時代には、ヘーラクレースと習合された。キプロスでは、アポローンと同一視された[2]という。なおこの神はエジプト神話において独自に語られる話はなく、家族の構成もない。

聖書との関連

脚注

参考文献

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