ラッセロサウルス

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ラッセロサウルス学名: Russellosaurus)は、アメリカ合衆国テキサス州ダラスに分布する Collignoniceras woollgari ゾーンから産出した、約9200万年前(中期チューロニアン前期)の絶滅したモササウルス科爬虫類の属[1]。タイプ種はラッセロサウルス・コヘニ (R. coheni)。

保存状態の良いホロタイプ標本の頭骨からはプリオプラテカルプス亜科に近い特徴が見受けられるが、祖先形質も数多く確認されており、系統解析の結果ティロサウルス亜科とプリオプラテカルプス亜科が枝分かれする以前の基盤的な分類群に位置付けられる。ティロサウルス亜科とプリオプラテカルプス亜科の共通祖先とその全ての子孫を含む分類群として、「ラッセロサウルス類」が提唱されている[1]。ホロタイプ標本はモササウルス科の進化史を紐解く重要な標本として知られる[2]

ラッセロサウルスの頭骨化石はダラス古生物協会のマーク・コーヘンが1992年に北部中央テキサスの中部チューロニアン階下部で発見した[1]。標本はカンプ・ランチ石灰岩の15センチメートル上に堆積したアルカディア・パーク頁岩から得られ、ダラス地域の他の産地ではカンプ・ランチ石灰岩層からも断片化石が産出した[3]。なお頭部は大部分の要素が揃っている一方、頭骨から後方の部位の骨格は一切残っていない[4]

属名はモササウルス科爬虫類の形態と体系ならびに古生物学へ貢献する古生物学者デイル・ラッセル、種小名はホロタイプ標本を発見・贈与したマーク・コーヘンへの献名である[4]

形態

頭骨全体は小型で華奢。前頭骨は細く、長さと幅の比率は8:5である。上顎骨歯と歯骨歯はともに16本である。前上顎骨の後方は広く鈍く、背側から見ると前上顎骨と上顎骨の縫合線は斜めに走る。外翼状骨は華奢で、長方形に近く小さな目立つ翼状骨突起と細長い杖上の頬骨突起から構成される。前頭骨の凹状の始まりは外鼻孔により形成される。基後頭骨の底に位置する薄い中央の隔壁で孔は分断されて頭蓋底動脈の入り口となり、基後頭骨の腹側表面には多数の小さな穴が後方に位置して動脈の出口をなす。基蝶形骨の翼状突起は下方へ極端に伸びる。後眼窩前頭突起は華奢な構造である。松果腺の孔は頭頂の三角形の平坦部の中央に位置する。上後頭骨と頭頂骨の繋がる軟骨部は緩い。頭頂縁の中央には背腹側にV字型の窪みが存在する[4]

系統

日本において

出典

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