ラリー・キング
アメリカの司会者 (1933 - 2021)
From Wikipedia, the free encyclopedia
ラリー・キング(Larry King、本名:Lawrence Harvey Zeiger、1933年11月19日 - 2021年1月23日[1][2][3])は、アメリカ合衆国のブロードキャスター。世界で最も有名な放送人のひとりである。

CNNの看板トーク番組『ラリー・キング・ライブ』(Larry King Live)の番組ホストとして知られる。テレビ・ラジオの番組ホスト以外にもコラムニスト・俳優としても活躍している。
大きめの縁眼鏡・いかり肩・捲り上げた袖・サスペンダーがトレードマークで、アメリカ放送人随一とも言われる巧みな話術によりトークの帝王[4]、マイクの名匠などの異名を持つ。
経歴


リトアニア生まれの母親とウクライナ生まれの父親との間にニューヨーク州ブルックリンに生まれる。両親ともに、正統派ユダヤ教徒である。
22歳の時に、ラジオ局の働き口を求めてフロリダ州へ移り、マイアミの小さなラジオ局WAHR(現・ WMBM)に就職した。当初は雑用係として雇われていたが、アナウンサーに欠員が発生したため、1957年5月1日に初めて番組のディスクジョッキーを務めた。その後、同局のゼネラルマネージャーであったマーシャル・シモンズ(当時)から「本名のスペルが間違えやすく、名前の響きもエスニックすぎて覚えにくい」と指摘された。初日のラジオショーの開始時間の5分前にかかわらず、名前が決まらず悪戦苦闘して、近くにあった雑誌やチラシを見ていたら、マイアミ・ヘラルドに折り込まれた「King's Wholesale Liquor」というチラシが目についた事をきっかけに、芸名をラリー・キングに改名した。 ニュース専門AMラジオ局WIODで、マイアミ・ビーチのレストランを舞台にしたインタビュー番組を開始。来店客などにインタビューしていたが、番組開始から2日後、コンサートを終えてレストランに来店した当時のアイドルスターであったボビー・ダーリンへのインタビューが、初のセレブリティへのインタビューとなった。
マイアミのラジオ番組は評判となり、1960年にABCネットワーク傘下、フォートローダーデールの地元テレビ局WPLG(Channel 10)で討論番組『マイアミ・アンダーカバー』のホストを務め、今日の礎を築いた。ところが、金融取引に関係した不祥事で1971年12月20日に逮捕され、3年間放送の世界から遠ざかっている。この間、ルイジアナ州のレース場でPRディレクターを務めたり、「Esquire」誌にスポーツ記事を書く等の仕事をしている。
その後、WIODに再雇用されてラジオ界に復帰。1978年からは共同放送システム(MBS)にて全米ネットで放送された夜のトークショー番組『ラリー・キング・ショー』を担当し、全米規模で知られる存在になった。1994年まで続いたこの番組の成功により、1985年6月からCNNの『ラリー・キング・ライブ』に出演するようになるが、大量の喫煙が原因で1987年2月27日に心臓発作を起こし生死の境をさまよう。心臓のバイパス手術によって一命は取り留めたが、この時の教訓から禁煙活動や心臓病克服の活動に尽力している。
1997年5月に放送業界40周年を迎え、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに名を刻んだ。2007年5月には、放送業界50周年を記念しCNNが組んだ三つの特番において、ジョージ・H・W・ブッシュやコンドリーザ・ライス、バリー・ボンズ、セリーヌ・ディオン、ジョン・ボン・ジョヴィ等の著名人が祝辞を寄せた。
2010年6月29日、『ラリー・キング・ライブ』が年内に終了することを発表。12月16日、25年続いた番組の歴史にピリオドを打った。家族とより多くの時間を過ごすため終了を決意したという。今後もCNNで、特別番組などの司会活動は継続する予定である。
2019年3月に脳卒中を起こし、数週間昏睡状態に陥った。その直後には「こんな風に生きたくなかった」と自殺を考えたことを、後日明らかにした。4月23日に胸の痛みを訴え、血管形成術を受けた[5]。
2021年1月1日、新型コロナウイルスに感染し、ロサンゼルス市内の病院に10日間入院していることが明かされた[6]。同月23日、死去した[1][2][3]。87歳没。
家族
出演作品
俳優として出演した主な作品。ただし、カメオ出演のようなものが多い。
映画
| 公開年 | 邦題 原題 | 役名 | 備考 | 吹き替え |
|---|---|---|---|---|
| 1984 | ゴーストバスターズ Ghost Busters | 本人 | 石波義人(ソフト版) 秋元羊介(フジテレビ版) | |
| 1993 | デーヴ Dave | 本人 | 古田信幸(ソフト版) | |
| 1997 | ジャッカル The Jackal | 本人 | 伊藤和晃(ソフト版) 千田光男(テレビ朝日版) | |
| マッド・シティ Mad City | ラリー | 伊藤和晃(ソフト版) | ||
| 1998 | エネミー・オブ・アメリカ Enemy of the State | 本人 | 渡部猛(ソフト版) 糸博(フジテレビ版) | |
| ブルワース Bulworth | 本人 | 宝亀克寿 | ||
| 2000 | キッド The Kid | 本人 | 石森達幸 | |
| 2001 | アメリカン・スウィートハート America's Sweethearts | 本人 | 江角英明 | |
| 2002 | ジョンQ -最後の決断- John Q | 本人 | ||
| 2004 | シュレック2 Shrek 2 | ドリス | 声の出演 | ジョン・カビラ |
| ステップフォード・ワイフ The Stepford Wives | ||||
| 2007 | シュレック3 Shrek The Third | ドリス | 声の出演 | ジョン・カビラ |
| 2010 | シュレック フォーエバー Shrek Forever After |
テレビ
| 公開年 | 邦題 原題 | 役名 | 備考 | 吹き替え |
|---|---|---|---|---|
| 1991、1994 | ザ・シンプソンズ The Simpsons | 声の出演 | ||
| 1996 | マペット放送局 Muppets Tonight | 本人 | 小山武宏 | |
| 1997 | スピン・シティ Spin City | |||
| 2002 | ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル The Practice | |||
| 2005 | ボストン・リーガル Boston Legal | |||
| LAW & ORDER:陪審評決 Law & Order:Trial by Jury | ||||
| 2006 | LAW & ORDER:クリミナル・インテント Law & Order:Criminal Intent | |||
| 2007 | クローザー The Closer | |||
| 2009 | 30 ROCK/サーティー・ロック 30 Rock | |||
| 2013 | 大統領とバカ息子 1600 Penn | |||
| 2016 | アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件 The People v. O. J. Simpson: American Crime Story | 本人 |