シュレック3

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脚本 ジェフリー・プライス
ピーター・S・シーマン
クリス・ミラー
アーロン・ワーナー英語版
シュレック3
Shrek the Third
監督 クリス・ミラー英語版
脚本 ジェフリー・プライス
ピーター・S・シーマン
クリス・ミラー
アーロン・ワーナー英語版
原案 アンドリュー・アダムソン
原作みにくいシュレック
ウィリアム・スタイグ
製作 アーロン・ワーナー
製作総指揮 アンドリュー・アダムソン
ジョン・H・ウィリアムズ英語版
出演者 マイク・マイヤーズ
エディ・マーフィ
キャメロン・ディアス
アントニオ・バンデラス
ジュリー・アンドリュース
ジョン・クリーズ
ルパート・エヴェレット
エリック・アイドル
ジャスティン・ティンバーレイク
音楽 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
編集 マイケル・アンドリュース
製作会社 ドリームワークス・アニメーション[1]
パシフィック・データ・イメージズ英語版[2]
配給 アメリカ合衆国の旗 パラマウント映画[3]
日本の旗 アスミック・エース
公開 アメリカ合衆国の旗 2007年5月6日マン・ヴィレッジ・シアター英語版
アメリカ合衆国の旗 2007年5月18日
イギリスの旗 2007年6月29日
日本の旗 2007年6月30日
上映時間 93分[4]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 1億6,000万ドル[5]
興行収入 世界の旗 $813,367,380[6]
アメリカ合衆国の旗カナダの旗$322,719,944
日本の旗 15億5000万円
前作 シュレック2
次作 シュレック フォーエバー
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シュレック3』(原題: Shrek the Third)は、2007年のアメリカ合衆国コンピュータアニメーションコメディ映画

ウィリアム・スタイグが1990年に発表した絵本『みにくいシュレック』を原作とする。監督は長編映画監督デビューとなるクリス・ミラー英語版、共同監督はラマン・ヒュイ英語版。『シュレックシリーズ』の第3作で、『シュレック2』(2004年)の続編にあたる。マイク・マイヤーズエディ・マーフィキャメロン・ディアスアントニオ・バンデラスルパート・エヴェレットジュリー・アンドリュースジョン・クリーズが前作から続投しているほか、新たにアーサー・ペンドラゴン役のジャスティン・ティンバーレイク、マーリン役のエリック・アイドルが参加している。ハロルド国王の死によって王位を継承したシュレックとフィオナを、チャーミング王子が打倒しようと企む。シュレックは王国になることを望まず、怪物が王にふさわしいとも思っていないため、フィオナの16歳の従兄弟であるアーサーを説得し、代わりに君臨させようと試みる。

2007年5月6日にロサンゼルスウェストウッドにあるマン・ヴィレッジ・シアター英語版で初公開され[7]、1作目の公開からちょうど6年後の5月18日にパラマウント・ピクチャーズからアメリカで劇場公開された。1億6,000万ドルの制作費で8億1,300万ドルの興行収入をあげ、2007年第4位の興行収入となった。第61回英国アカデミー賞アニメーション映画賞にノミネートされた。2015年に解散したパシフィック・データ・イメージズ英語版が共同制作した『シュレックシリーズ』最後の作品となった[8]。続編の『シュレック フォーエバー』は2010年5月に公開された。

ストーリー

前作でカエルの姿に戻ったハロルド国王は病に伏せていた。シュレックとフィオナは遠い遠い王国に留まり、国王の代理として、毎日多くの政務に追われて忙しい日々を過ごしていた。何をやっても上手く行かず、性に合わないと思ったシュレックだったが、国王の容態は悪化し、ついには亡くなってしまう。国王は後継者にシュレックとフィオナか、フィオナの従兄弟であるアーサーを指名していた。王位に就きたくないシュレックは、アーサーを呼びにドンキーと長ぐつをはいたネコと共に船旅に出る。出航直前に、シュレックはフィオナから妊娠を告げられる。急な告白にシュレックは船の中で悪夢にうなされる羽目になる。

一方、チャーミング王子は、おとぎ話の悪役たちを唆して、悪役軍団を組織し、シュレック達に復讐するため、王権を奪取しようとする陰謀を企て、国王不在となった城を急襲する計画を立てていた。

シュレックたちの乗る船はアーサーが在学している魔法学校に着く。勉強もスポーツもダメないじめられっ子だったアーサーは王様になれると喜んでシュレックたちについていくが、帰路の途中でだんだんと責任の重さをプレッシャーを感じ、逃げ出そうとして船を難破させてしまい、魔法使いマーリンの住む庵に一行は漂着する。マーリンはアーサーが過去に父親に捨てられたのがトラウマになっていると診断した。

城のフィオナの元には、妊娠を知ったシンデレラ、白雪姫、眠れる森の美女、髪長姫などのプリンセスたちとにおとぎ話のキャラクターたちがお祝いに来ていた。そこへチャーミング率いる悪役軍団が攻め込んでくる。王妃とフィオナとプリンセスたちは、隠し扉を通って城の地下道へ逃げるが、髪長姫の裏切りによってチャーミング王子に捕まってしまった。

シュレックは父親になることを恐れている自分と、王位に就く心の準備ができないアーサーを重ねあわせ、父親に食べられそうになった過去を話し、「自分を信じればきっとなりたい自分になれる」とアーサーを励ます。そこへ、悪役軍団の手下が襲い掛かり、フィオナが捕われの身になったことを知ったシュレックたちはマーリンに頼み込んで魔法で遠い遠い王国まで飛ばしてもらう。ドンキーと長ぐつをはいたネコの心が入れ替わるトラブルがあり、城に乗り込んだシュレックたちだったが、チャーミング王子に捕まってしまう。シュレックはアーサーの命を助けるために、王様候補は自分だけでアーサーには資格がないと嘘を言い、これが容れられてアーサーは釈放される。しかし、アーサーは嘘とは気づかず、シュレックに利用されたと思い、傷ついて去って行った。

捕われのプリンセスたちは王妃の頭突きで牢の壁を破り、脱走。それぞれの特技(シンデレラはガラスの靴をブーメランのように投擲して攻撃、白雪姫は「移民の歌」を歌って小鳥たちを操って攻撃)を活かして城に突撃をしかける。ドンキーと長ぐつをはいたネコが、シュレックの言葉はアーサーの命を救うための嘘だと教え、アーサーも城へと向かう。城の庭では、チャーミング王子が自身が主演の劇を開き、鎖で縛ったシュレックに剣を振り下ろそうとしているところだった。ドラゴン、ピノキオたち、フィオナとプリンセスたちがシュレックを助けようとするが、逆に悪役たちに追いつめられる。その時、アーサーが現れ、悪役たちに呼びかけた。「世間から悪者だ、怪物だ、負け犬だとレッテルを貼られても、自分を信じる力さえあればなりたい自分に変われる」アーサーの言葉は悪役たちの共感を呼び、悪事をやめ、シュレックたちと和解する。それでも悪事を辞めようとしないチャーミング王子は隙を突いてシュレックに剣を突き刺すも失敗に終わり、ドラゴンによって舞台の下敷きになった。シュレックたちを救ったアーサーは自分を信じて国王になることを決心し、国民からも受け入れられた。

沼に帰ったシュレックとフィオナには三つ子の子供が生まれ、一家は幸せに暮らす事になった。

キャスト

役名 声優
原語版 日本語吹替版
シュレック マイク・マイヤーズ 浜田雅功
ダウンタウン
ドンキー英語版 エディ・マーフィ 山寺宏一
フィオナ姫 キャメロン・ディアス 藤原紀香
長ぐつをはいたネコ英語版 アントニオ・バンデラス 竹中直人
アーサー・ペンドラゴン ジャスティン・ティンバーレイク 橘慶太
リリアン王妃 ジュリー・アンドリュース 沢田敏子
ハロルド国王 ジョン・クリーズ 青野武
チャーミング王子 ルパート・エヴェレット 石塚運昇
フェアリー・ゴッドマザー英語版 ジェニファー・ソーンダース さとうあい
マーリン エリック・アイドル 大木民夫
ドリス ラリー・キングジョン・カビラ -
クッキーマン コンラッド・ヴァーノン 結城比呂
ピノキオ コディ・キャメロン英語版 飛田展男
三匹の子豚 コディ・キャメロン 龍田直樹
松本大
稲葉実
オオカミ アーロン・ワーナー英語版 内海賢二
スリー・ブラインド・マイス クリストファー・ナイツ英語版 高木渉
ケーキマン コンラッド・ヴァーノン 仲野裕
白雪姫 エイミー・ポーラー 大沢あかね
シンデレラ エイミー・セダリス 星野亜希
眠り姫 チェリ・オテリ 大久保佳代子
オアシズ
髪長姫 マーヤ・ルドルフ 光浦靖子
(オアシズ)
フック船長 イアン・マクシェーン 宝亀克寿
白雪姫の女王 スーザン・ブレイクスリー英語版 小林優子
メイベル レジス・フィルビン 玄田哲章
サイクロプス マーク・バレー 宗矢樹頼
パペット・マスター クリス・ミラー英語版 田中英樹
ランプルスティルスキン コンラッド・ヴァーノン 多田野曜平
首なし騎士 コンラッド・ヴァーノン -
ランスロット ジョン・クラシンスキー 土田大
船長 セス・ローゲン -
衛兵 トム・ケイン 伝坂勉
老婆 カリ・ウォールグレン -
ファーガス コディ・キャメロン -

日本語吹替版ではその他にも、江川央生坂東尚樹後藤哲夫小上裕通川上とも子伊東久美子逢坂力久嶋志帆林勇関山美沙紀が声を担当している。

制作

前作の成功を受けて、2004年5月、ジェフリー・カッツェンバーグは、「シュレック3、4は、他の未解決の問題を明らかにし、最終的には、第1作で出会ったシュレックが、どうしてあの沼地にいるようになったのかが判明する」と述べ、『シュレックシリーズ』の第3作、第4作、そして最後の第5作の企画が発表された[9]

ドリームワークスは、『ロジャー・ラビット』『ドク・ハリウッド』『グリンチ』で有名な脚本家ジェフリー・プライスとピーター・S・シーマン英語版を脚本に雇い、『スカーレット・ヨハンソンの百点満点大作戦』を書いたジョン・ザックがコンサルタントとして参加している[10]。前2作とは異なり、アンドリュー・アダムソンは『ナルニア国物語/第1章: ライオンと魔女』の監督を務めたため、本作の監督は務めていない[10]。アダムソンは、その後もエグゼクティブ・プロデューサーとして参加し、およそ4か月ごとに制作の状況についてアドバイスをしていた[11]。1作目でストーリーアーティスト、2作目でストーリー責任者を務めたクリス・ミラーが監督し、1、2作目でスーパーバイジングアニメーターを務めたラマン・ヒュイ英語版が共同監督を務めた[11]

本作は『Shrek 3』というワーキングタイトルで制作され、2006年3月までに『Shrek the Third』にタイトルを変更した[12]。ミラーは、「タイトル変更の背景には、単なる続編のようなタイトルにはしたくなかったのではなく、本作を独立させ、独自の個性を与え、シュレックの人生の1章として扱えるようなものにしたかった」と語っている[11]

当初は2006年11月に公開予定だったが、2004年12月に2007年5月に変更された。理由としてカッツェンバーグは、「『シュレックシリーズ』の規模の大きさから、5月に公開し、年末年始にDVDを発売することが、業績の最大化と収益性の向上につながり、資産価値の向上と株主への利益還元につながるとの結論に至った」と語っている[13]。ドリームワークス・アニメーションのもう一つの作品である『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』は、代わりに2006年11月に公開されることとなった[13]。この公開日変更は、ディズニーピクサーが『カーズ』の公開日を2005年11月から2006年6月に変更した翌日でもあった[13][14]

封切り

DVDリリース

2007年11月13日にDVDHD DVDの両方で発売された[15][16]。DVDはパン&スキャン英語版ワイドスクリーンで別々に発売された[17]。HD DVD版の映画と特典映像は、1.78:1ワイドスクリーン高画質1080pドルビーデジタルプラス英語版5.1音声を採用し、両フォーマットの特典映像には、いくつかの削除シーン、機能、予告編、コメンタリー、ミュージックビデオ、HD DVD版のみ、特別トリビアトラック、映画ガイド、インタラクティブ塗り絵などのウェブ対応およびHDiインタラクティブフォーマット機能が含まれており、ストリートデート時点でダウンロードすることができる[15][16][18][19]

パラマウント社がHD DVDの生産を中止したため(このフォーマットでリリースされたドリームワークス・アニメーション作品は本作のみ)、その後、2008年9月16日にBlu-ray Discでリリースされた[20]。2010年12月7日に『Shrek: The Whole Story』ボックスセットの一部としてブルーレイで再リリースされ、2011年8月30日に再び個別リリース、2011年11月1日にはベスト・バイ独占でブルーレイ3Dでリリースされた[21][22][23]

2014年8月30日現在、DVD販売は約1,186万3,374枚の販売で1億7670万ドルの収益を集めている[24]

マーケティング

本作は大きな期待を集め、ドリームワークスは大規模なマーケティングキャンペーンを行い、2007年を通して玩具、書籍、ゲーム、衣料品など、さまざまな商品を販売した。本作をもとにしたビデオゲーム英語版は、WiiPlayStation 2Xbox 360ゲームボーイアドバンスPlayStation PortableMicrosoft WindowsニンテンドーDSで発売されている。

2007年5月には、ゲームロフトが開発した『シュレック3』がモバイルゲーム化された[25]。2007年11月14日、Xbox Live アーケードを通じて、本作を題材にしたアクションパズルゲーム『Shrek n' Roll』がXbox 360向けに発売された。また、本作を題材にしたピンボールマシンがシュテルン・ピンボールによって製作された[26]

風刺的なマーケティング活動

アダルトスイムのコメディ・チームであるティム&エリック英語版は、公開を目前にした数か月の間に目にした広告の多さに腹を立て、『シュレック3』を観てもらうために、インターネット・ビデオやテレビ、ラジオへの出演を独自に「宣伝」することに決めた[27][28]

論争

冒頭、チャーミング王子のディナーシアターで、ココナッツが馬の蹄鉄の効果音の元であることが明かされる。このジョークは、ジョン・クリーズエリック・アイドルが出演した『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』でも使われたものである。アイドルはプレミアから退場し、このギャグの無断使用で『シュレック』のプロデューサーを訴えることを検討していると主張し、プロデューサーはこの役を入れることでアイドルとクリーズに敬意を表していると主張した[29]

保守的なブログ「イリノイ・レビュー」は、ドリスが登場するのは、子供や親がトランスジェンダーに対して鈍感になるためだと批判している[30]

地上波放送

作品の評価

脚注

外部リンク

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