ロウバイ属

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ロウバイ属(ロウバイぞく、学名: Chimonanthus)は、クスノキ目ロウバイ科に分類される1属である。落葉性または常緑性低木から小高木であり、対生する。花期は秋から冬、花柄は短く、には芳香があり、多数の黄色い花被片がらせん状についている(図1)。雄しべは5–8個、雌しべは5–15個。果実痩果であるが、同じ花に由来する多数の果実が花托で包まれて集合果を形成する。6ほどが知られ、すべて中国に分布する。学名Chimonanthus は、「冬 (cheimon)」と「花 (anthos)」を意味するギリシャ語に由来する[3]

落葉性または常緑性低木から小高木[4](図2a)。小枝は二叉状に分枝し、四角柱から亜円柱状[4]冬芽瓦重ね状芽鱗で覆われる[4]対生し、葉身は紙質から革質、表面(向軸面)は平滑またはざらつく[4](図2b)。

花期は秋から冬[4]。芳香がある腋生し、花柄は無いかごく短い[4](図1, 3a)。花被片は多数、膜質、外側から内側に大きさや形が変化するが、明確な二形性(萼片花弁)は示さず、黄色から黄白色、ときに紫色の斑紋がある[4](図1, 3a)。雄しべは5–8個、杯状の花托内に配置し、花糸は糸状だが基部は幅広く、合生し、ふつう軟毛がある[4]仮雄しべは雄しべの内側にあり、数個から多数、軟毛がある[4]心皮は5–15個、離生心皮[4]胚珠は1心皮に2個であるが、1個はふつう不稔[4]

3a. ロウバイの花
3b. ロウバイの集合果(上)とそれに含まれる果実(下)

果実痩果であり、長楕円形から楕円状卵形、または腎形[4](図3b)。1つの花に由来する多数の果実が花托に包まれて集合果となる[4](図3b)。集合果は卵形楕円形から鐘形、有毛[4]。少なくともロウバイChimonanthus nitens では染色体数は 2n = 22[5][6]

分布

中国中部から南部に分布する[1]。低地に生育するものから、標高3000メートル近い高地で見られるものまでいる[6][7][5][8][9]。いくつかの種(特にロウバイ)は観賞用に世界中の温帯域で植栽されている[10][9]

人間との関わり

いくつかの種は観賞用とされ、特にロウバイは日本を含む世界中の温帯域で広く植栽されている[6][5]種子は、生薬として利用されることがある[6][7][5]。一方で、少なくとも一部の種では種子などから有毒アルカロイドであるカリカンチンが報告されており、家畜の死亡例などが知られている[11][12]

分類

脚注

外部リンク

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