ロウバイ科

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ロウバイ科(ロウバイか、学名: Calycanthaceae)は、クスノキ目に属する植物のの1つである。常緑性または落葉性低木から高木であり、精油を含み芳香がある。単葉対生する。は両性花であり、多数の花被片雄しべがらせん状に配列している(図1)。は4室で縦裂開する。雌しべは1個または多数、果実は基本的に花托に包まれる。種子は無胚乳であり、アルカロイドを含み有毒。3約10が知られ、北米東アジア、およびオーストラリアに分布する。ロウバイクロバナロウバイは観賞用に広く植栽されている。

低木から高木常緑性または落葉性[3][4][5][6][7](図2a, b)。植物体の柔組織中に精油細胞をもつ[3][4][5]アルカロイドを有する[4][6]毛状突起は単細胞性[3][6]道管階段穿孔または単穿孔をもつ[4][5]師管色素体はP-type[4]。節は1葉隙1–2葉跡性[4][5]対生し、単葉全縁またはときに鋸歯があり、葉脈は羽状、托葉を欠く[3][4][5](図2c)。

はほとんど両性花であり、単生または数個が集まってつく[3][4][5]をもつ[5]花被片萼片花弁は分化していない)は15–40枚であり、離生、杯状またはつぼ状の花托の外縁にらせん状につき、内側のものほど小さい[3][4][5][7](図3a–c)。雄しべは5–30個、らせん状についており、葯隔は突出、は4室、外向、縦裂開する[3][4][5][8][7][9][10]。小胞子形成は同時型、花粉粒は二溝粒[3][4][5]。雄しべの内側には、10-25個の仮雄しべがある[3][4][5][7][11]雌しべは離生心皮、イディオスペルムム属では1–2個、他では5–35個がらせん状につく[3][4][5][7]柱頭は乾性型[4][6]胚珠は1心皮に1–2個、縁辺胎座から基底胎座倒生胚珠、2珠皮性、厚層珠心[3][4][5][7]胚嚢発生はタデ型、胚乳形成は造壁型であるが精核と受精せずに形成される[4][6][7]果実は乾性の閉果(痩果)であり、ロウバイ亜科では1つの花に由来する多数の果実が発達した花托に包まれた集合果を形成するが(図3d)、イディオスペルムム属の果実は大きな種子をふつう1個含み、果皮や種皮はすぐに消失する[3][4][5][11]。種子は無胚乳種子[3][4][5][7]。地上子葉性、子葉はふつう2枚でねじれているが、イディオスペルムム属の子葉は3–4個で大きな塊状[3][4][5][11]。基本染色体数は x = 11, 12[4][5]

3c. ロウバイの花
3d. クロバナロウバイ: 複数の痩果(左)が、花托に由来する構造(右)に包まれている。

分布・生態

多くは北半球温帯域に分布し、クロバナロウバイ属(Calycanthus)は北米西部と東部、東アジア、ロウバイ属(Chimonanthus)は東アジアに分布するが、イディオスペルムム属Idiospermum)はオーストラリア北東部の熱帯域に分布する[4][5]

花は雌性先熟、虫媒花であり、種によって蜜、花粉、食物体、花の組織を報酬とする[12]。花粉媒介の特異性は低く、双翅類ハナバチケシキスイアザミウマなどによって送紛される[4][12]

人間との関わり

ロウバイ属やクロバナロウバイ属のいくつかの種は、しばしば観賞用に栽培される[7]精油を含み、一部の種では樹皮などが生薬として利用されることがある[13][14][15]。一方で、有毒のアルカロイドを含み、家畜が中毒死したことがある[16][17]

系統と分類

脚注

外部リンク

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