ロミオ・イズ・ア・デッドマン
2026年のグラスホッパー・マニファクチュアのアクションゲーム
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『ロミオ・イズ・ア・デッドマン』(ROMEO IS A DEAD MAN)は、2026年2月11日に発売された、グラスホッパー・マニファクチュアが開発・販売したゲームソフト。
| ジャンル |
ウルトラ・バイオレンス・サイエンス・フィクション (アクションアドベンチャー) |
|---|---|
| 対応機種 |
PlayStation 5 Xbox Series X/S Microsoft Windows |
| 開発元 | グラスホッパー・マニファクチュア |
| 発売元 | グラスホッパー・マニファクチュア |
| プロデューサー |
須田剛一 熊谷一幸 |
| ディレクター | 山崎廉 |
| シナリオ |
須田剛一 山崎廉 大岡まさひ |
| プログラマー | 弘中徹 |
| 音楽 |
小池令 金子ノブアキ ルービー・スパークス コディ・カーペンター |
| 美術 |
谷脇邦彦 能丸督之 |
| 人数 | 1人 |
| 発売日 |
|
| ゲームエンジン | Unreal Engine 5 |
プラットフォームはPlayStation 5、Xbox Series X/S、Windows(Steam配信)で、Nintendo Switch 2版も開発中[1]。
概要
グラスホッパー・マニファクチュアとしては『ノーモア★ヒーローズ3』以来、約5年ぶりの新作であり、同社では初とも言える完全自社発売となる[2][注釈 1]。 2021年初頭、総監督・プロデューサーの須田剛一に新規IPとして初めて言及され[3]、2025年6月に正式発表された[4][5]。トレーラームービーの一部は『月極蘭子のいちばん長い日』を担当した神風動画が手掛けている[6]。
須田は当初本作を『バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー』に例えており[3]、後には主なインスピレーションを受けた作品として『28日後...』『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『恋はデジャ・ブ』を挙げている[7][6]。
怪物に喰われて死にかけた主人公「ロミオ」が半死半生の「デッドマン」として復活し、FBI時空警察捜査官として様々な時代を飛び回りながら指名手配凶悪犯を狩りつつ恋人の「ジュリエット」を探す。主人公が「ロミオ」、ヒロインが「ジュリエット」ではあるが、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』を完全にモチーフにはした訳ではなく、特に原典の悲劇要素は全く意識していない[8]。
『ノーモア★ヒーローズ』『ロリポップチェーンソー』『KILLER IS DEAD』などの流れを汲む三人称視点アクションゲームだがそれらのような剣戟アクションに加え、『シャドウ・オブ・ザ・ダムド』のようなガンアクションの要素も併せ持ち、近接戦と遠距離戦を切り替えて血飛沫を撒き散らしながら敵を蹴散らして進む「ブラッディアクション」を特徴とする。勝利時の演出やオプション画面など『ノーモア★ヒーローズ3』を引き継いでいる部分もある。反面、『ノーモア★ヒーローズ』との差別化のため、お馴染みのプロレス技は控えめとなっている[6]。ストーリーそのものは真面目だが、須田の作風である奇抜な展開や演出、ユニークなアートスタイル、パロディやオマージュがふんだんに盛り込まれた内容となっている[9][10]。ディレクターの山崎廉は「僕の中では(スタッフを)いい意味で野放しにした。それぞれが力を発揮できるように配慮した」と語り、『ノーモア★ヒーローズ3』に続いて音楽を手掛けた金子ノブアキは「“須田ゲー”に求められるものが細部にまで込められている」「須田ゲーの集大成」と評した[11]。
音声は英語のみで、日本語音声は収録されていない。
ゲーム内容
主人公・ロミオを操作して敵を倒しながらボスのいる最奥部を目指して進む、ステージクリア型のアクションゲームである。敵は「ロッター」と呼ばれるゾンビで、群れを成して襲ってくる以外にも、銃火器で遠距離から攻撃してくる個体や、様々な変異体が存在する。ロミオの攻撃方法は剣などによる近接攻撃と、銃による遠距離攻撃の二種類が存在し、これらを使い分けて戦う。近接武器、銃器共に複数の種類が存在し、新たに開発することで使用可能となっていく。敵を攻撃して血を貯めると「ブラッディサマー」という大技が発動可能になる。周囲の敵を一気に薙ぎ倒せる他、体力も少量回復する。
ステージの各所には「時空薬局」というチェックポイントがあり、体力の回復、回復アイテムの補充、ロミオの強化、セーブ、ラストナイト号への帰還が可能。一度アクセスした薬局はステージに再挑戦する際のスタートポイントにもなる。ただし、薬局にアクセスすると倒した雑魚敵が復活する。
体力が無くなると「ROMEO IS DEAD」となって死亡する。しかしロミオは半死半生であるため死なず、『ノーモア★ヒーローズ3』同様にリトライルーレットが回り、出た目に応じた恩恵(ステータスアップなど)を得て時空薬局から復活する。
ラストナイト号
FBI時空警察の宇宙船であり、タイムマシン。ロミオの活動拠点となる。イメージは『機動戦士Ζガンダム』のアーガマ[6]。他の捜査員やロミオの家族と会話をしたり、強化、アイテムの売買、ボスとの再戦などを行う。船内ではマップやキャラクターが16bit機のようなドット絵で表現されており、見下ろし型のRPG風の画面となる。ステージの合間にはここでストーリーを進め、次のステージが解禁されていく。ちなみにアイテムショップ担当は『シルバー事件25区』のシロヤブ モクタロウであり、ショップ画面も『シルバー事件』風になっている[10]。
- バスターズ
- ラストナイト号内の畑に種を植え、栽培するゾンビ。収穫したバスターズは戦闘中に召喚可能で、『ノーモア★ヒーローズ3』のデスグローブのようにバスターズに応じた様々な効果を持つ。植える種に応じて能力値が変わり、バスターズ同士を共食いさせてより強力な種も作れる。
ストーリー
2019年夏。アメリカペンシルベニア州の小さな町「デッドフォード」で暮らす青年ロミオ・スターゲイザーはある日、記憶を失った女性ジュリエットと出会う。夜な夜なダイナーで逢瀬を繰り返して惹かれ合う二人だが、やがてジュリエットの誘いを受けたロミオは町を出る決意をする。しかし旅立ちの当日、ジュリエットに代わってロミオの前に現れたのは「白い悪魔」であり、ロミオは顔を喰われて瀕死の重症を追う。死の15秒前にロミオを救ったのは、彼の祖父にして天才科学者のベンジャミン博士だった。生命維持装置「デッドギア」によって半死半生の状態で覚醒したロミオは、死にながら生きる男「デッドマン」となった。
直後、無数に分裂するフラグメント宇宙を修正する組織「FBI時空警察」がデッドフォードに現れる。実はジュリエットは時空漂流者であり、時代と世界を彷徨い歩いては時空の分裂と消滅を引き起こすという極めて危険な存在であった。ジュリエットとの"濃厚接触者"であるロミオはFBI時空警察候補生に選ばれ、様々な時空を渡り歩いてジュリエットを追う。
登場人物
- ロミオ・スターゲイザー(Romeo Stargazer)
- 声:アントニー・デル・リオ
- 本作の主人公。デッドフォードの保安官助手を務める若者。ジュリエットと出会い、惹かれ合ったことで町を出ることを決意するが、直後に白い悪魔に襲われて顔を半分喰われ、死の15秒前という瀬戸際で祖父ベンジャミンによって辛うじて一命を取り留められた。その時に打ち込まれた生命維持装置「デッドギア」によって半死半生の「デッドマン」として覚醒。FBI時空警察候補生としてジュリエットを追う旅に出る。好物はカツカレー。
- ジュリエット・デンドロビウム(Juliet Dendrobium)
- 声:ブリタニー・コックス
- 本作のヒロインにして敵役。ロミオが出会った記憶喪失の美女だが、その実態は時代と世界を彷徨い歩いては時空の分裂と消滅を引き起こす時空漂流者。様々な時代と場所に現出し、その都度全く異なるす姿(巨人化、異形化、武装化など)を取ってはロミオと殺し合いを繰り広げる。
- ベンジャミン・スターゲイザー(Benjamin Stargazer)
- 声:ラリー・シーダー
- ロミオの祖父である天才科学者。死にかけたロミオにデッドギアを打ち込んで蘇生させた。その後、ロミオを庇って命を落としたものの自身の発明によってロミオのジャケットに刺繍のような形で宿り、彼をサポートする。事件解決後の祝勝会には元の姿で登場するが、これは別の時空からやってきたベンジャミンである。